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公開番号
2025137002
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-09-19
出願番号
2024035964
出願日
2024-03-08
発明の名称
制振構造体
出願人
高圧ガス工業株式会社
代理人
個人
,
個人
主分類
B32B
5/18 20060101AFI20250911BHJP(積層体)
要約
【課題】制振性能の更なる向上を図ることが可能な制振構造体を提供すること。
【解決手段】本開示では、第1の樹脂材を内部に有する多孔性基体と、前記多孔性基体に対して積層方向に沿って接合され、金属材、第2の樹脂材、およびガラス材からなる群から選択される少なくとも1種に由来する材料を含み、かつ前記多孔性基体よりも薄い薄膜部材とを備える、制振構造体が提供される。
【選択図】図1A
特許請求の範囲
【請求項1】
第1の樹脂材を内部に有する多孔性基体と、
前記多孔性基体に対して積層方向に沿って接合され、金属材、第2の樹脂材、およびガラス材からなる群から選択される少なくとも1種に由来する材料を含み、かつ前記多孔性基体よりも薄い薄膜部材と
を備える、制振構造体。
続きを表示(約 940 文字)
【請求項2】
前記多孔性基体が、不織布、グラスウール、または連続気泡型の発泡プラスチックである、請求項1に記載の制振構造体。
【請求項3】
前記薄膜部材の前記金属材が、アルミニウム、ステンレス鋼、マグネシウム、チタン、銅、および真鍮からなる群から選択される少なくとも1種である、請求項1に記載の制振構造体。
【請求項4】
前記薄膜部材の前記第2の樹脂材が熱可塑性樹脂材を含み、前記熱可塑性樹脂材が、PI(ポリイミド)、PET(ポリエチレンテレフタレート)、PEN(ポリエチレンナフテート)、PAI(ポリアミドイミド)、PBT(ポリブチレンテレフタレート)、PA(ポリアミド)、PP(ポリプロピレン)、およびPE(ポリエチレン)からなる群から選択される少なくとも1種である、請求項1に記載の制振構造体。
【請求項5】
前記多孔性基体中の前記第1の樹脂材が、エチレン‐酢酸ビニル共重合体、アクリロニトリル‐ブタジエンゴム、スチレン-ブタジエンゴム、ポリ塩化ビニル、塩素化ポリエチレン、アクリル樹脂、およびメタクリル樹脂からなる群から選択される少なくとも1種である、請求項1に記載の制振構造体。
【請求項6】
前記第1の樹脂材が前記多孔性基体に含浸されており、前記多孔性基体に対する前記第1の樹脂材の含浸量が10~5000g/m
3
である、請求項1に記載の制振構造体。
【請求項7】
前記多孔性基体の通気度が1.0cm
3
/(sec・cm
2
)以上である、請求項1に記載の制振構造体。
【請求項8】
前記多孔性基体の通気度が10cm
3
/(sec・cm
2
)以上である、請求項7に記載の制振構造体。
【請求項9】
前記多孔性基体と前記薄膜部材を備える積層体である、請求項1に記載の制振構造体。
【請求項10】
前記多孔性基体に対する前記薄膜部材の接合が、粘着剤または接着剤を介して行われる、請求項1に記載の制振構造体。
(【請求項11】以降は省略されています)
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本開示は、制振構造体に関する。
続きを表示(約 1,000 文字)
【背景技術】
【0002】
従前より、振動により音を生じる物、例えば金属屋根材に対して、この物に物理的に接合させて振動を減衰させるための制振シート等が用いられる場合がある(特許文献1および2参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特許3625576号公報
特開2003-193633号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
上記の制振シート、即ち制振構造体における制振性能の更なる向上が望まれる。
【0005】
そこで、本開示は、制振性能の更なる向上を図ることが可能な制振構造体を提供することを目的とする
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記目的を達成するために、本開示では、
第1の樹脂材を内部に有する多孔性基体と、
前記多孔性基体に対して積層方向に沿って接合され、金属材、第2の樹脂材、およびガラス材からなる群から選択される少なくとも1種に由来する材料を含み、かつ前記多孔性基体よりも薄い薄膜部材と
を備える、制振構造体が提供される。
【発明の効果】
【0007】
本開示の制振構造体によれば、制振性能の更なる向上を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
図1Aは、本開示の制振構造体を模式的に示す斜視図である。
図1Bは、図1A内の線IB-IBから見た模式断面図である。
図2は、制振構造体の多孔性基体としてグラスウール(GW)を用いた場合における各種条件下での損失係数を示すグラフである。
図3は、制振構造体の多孔性基体として不織布を用いた場合における各種条件下での損失係数を示すグラフである。
図4は、制振構造体の多孔性基体としてグラスウール(GW)を用い、薄膜部材としてガラスクロスを用いた場合における各種条件下での損失係数を示すグラフである。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下、図面を参照して、本開示の制振構造体について具体的に説明する。
【0010】
図1Aは、本開示の制振構造体を模式的に示す斜視図である。図1Bは、図1A内の線IB-IBから見た模式断面図である。
(【0011】以降は省略されています)
この特許をJ-PlatPat(特許庁公式サイト)で参照する
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