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公開番号
2025136539
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-09-19
出願番号
2024035189
出願日
2024-03-07
発明の名称
踏切しゃ断機の電源再投入装置
出願人
大同信号株式会社
代理人
個人
,
個人
,
個人
主分類
B61L
29/16 20060101AFI20250911BHJP(鉄道)
要約
【課題】制御回路の異常発生時に電源再投入をしても問題無いタイミングを判断し、制御回路を自動回復させることができる踏切しゃ断機の電源再投入装置を提供する。
【解決手段】電源再投入装置11は、モータ回転情報生成回路30と、しゃ断桿上昇監視回路31と、回転停止検知回路32と、電源再投入回路33とを備える。モータ回転情報生成回路30は、モータ21の回転情報を生成する。しゃ断桿上昇監視回路31は、上昇指令を受けてからしゃ断桿の上昇を監視する監視時間を規定する。回転停止検知回路32は、モータ21が一定時間回転していないことを検知する。電源再投入回路33は、上昇指令を受けてから監視時間内にモータ21が一定時間回転していないことを回転停止検知回路32が検知した場合に電源回路24の一次側に入力する駆動電力を遮断し、監視時間の経過後に電源回路24の一次側に駆動電力を再投入する。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
しゃ断桿を昇降させるモータと、このモータを駆動する駆動回路と、外部からの上昇指令に応じて前記駆動回路を制御して前記しゃ断桿を昇降させる制御回路と、一次側に入力される駆動電力を所定の制御電力に変換して前記制御回路に供給する電源回路と、を備える踏切しゃ断機の電源再投入装置であって、
前記モータの回転情報を生成するモータ回転情報生成回路と、
前記上昇指令を受けてから前記しゃ断桿の上昇を監視する監視時間を規定するしゃ断桿上昇監視回路と、
前記モータが一定時間回転していないことを検知する回転停止検知回路と、
前記上昇指令を受けてから前記監視時間内に前記モータが一定時間回転していないことを前記回転停止検知回路が検知した場合に前記電源回路の一次側に入力する駆動電力を遮断し、前記監視時間の経過後に前記電源回路の一次側に駆動電力を再投入する電源再投入回路と
を備えることを特徴とする踏切しゃ断機の電源再投入装置。
続きを表示(約 470 文字)
【請求項2】
前記しゃ断桿上昇監視回路は、前記上昇指令を受けてから前記監視時間だけb接点が開放される監視リレーを有し、
前記回転停止検知回路は、前記上昇指令を受けてから前記モータが一定時間回転していない場合にb接点が開放される回転停止検知リレーを有し、
前記電源再投入回路は、前記電源回路の一次側に、前記回転停止検知リレーのa接点と前記監視リレーのb接点とが並列に接続されている
ことを特徴とする請求項1に記載の踏切しゃ断機の電源再投入装置。
【請求項3】
前記しゃ断桿を上昇させる前記上昇指令を受けた場合にa接点が短絡され、b接点が開放される昇降制御リレーを備え、
前記モータ回転情報生成回路は、前記モータが回転する場合にa接点が短絡される回転情報リレーを有し、
前記回転停止検知回路は、前記回転停止検知リレーに対して、前記昇降制御リレーのb接点と前記回転情報リレーのa接点とが並列に接続されている
ことを特徴とする請求項2に記載の踏切しゃ断機の電源再投入装置。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、制御回路を備えた踏切しゃ断機の電源再投入装置に関する。
続きを表示(約 1,400 文字)
【背景技術】
【0002】
従来、踏切しゃ断機は、モータの駆動によりしゃ断桿を昇降させている。モータの制御には、マイコンを備えた制御回路が用いられている。この制御回路は、例えば誘電雷、一過性の妨害無線、宇宙線などの外来ノイズが影響して異常が発生し、モータの制御ができなくなる虞がある。
【0003】
踏切しゃ断機では、停電、制御回路に異常、故障などの発生時に、しゃ断桿が自重により降下するように構成されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2012-201270号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
上述のように、踏切しゃ断機では、異常が生じた場合にしゃ断桿が自重により降下するように構成されているが、しゃ断桿が降下した状態を解除するためには、保安員が現場に赴き、安全を確認した上で踏切しゃ断機の電源再投入(物理的なスイッチ操作)が必要となる。そのため、保守員が現場に到着するまでの長時間にわたり踏切をしゃ断することになり、交通障害を引き起こし、保安員の出動が必要となる。
【0006】
また、遠隔操作による電源再投入も可能であるが、遠隔操作では現場状況が把握できないため、電源再投入をしても問題の無いタイミングを計ることは難しい。
【0007】
本発明が解決しようとする課題は、制御回路の異常発生時に電源再投入をしても問題無いタイミングを判断し、制御回路を自動回復させることができる踏切しゃ断機の電源再投入装置を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本発明の踏切しゃ断機の電源再投入装置は、しゃ断桿を昇降させるモータと、このモータを駆動する駆動回路と、外部からの上昇指令に応じて前記駆動回路を制御して前記しゃ断桿を昇降させる制御回路と、一次側に入力される駆動電力を所定の制御電力に変換して前記制御回路に供給する電源回路と、を備える踏切しゃ断機の電源再投入装置であって、前記モータの回転情報を生成するモータ回転情報生成回路と、前記上昇指令を受けてから前記しゃ断桿の上昇を監視する監視時間を規定するしゃ断桿上昇監視回路と、前記モータが一定時間回転していないことを検知する回転停止検知回路と、前記上昇指令を受けてから前記監視時間内に前記モータが一定時間回転していないことを前記回転停止検知回路が検知した場合に前記電源回路の一次側に入力する駆動電力を遮断し、前記監視時間の経過後に前記電源回路の一次側に駆動電力を再投入する電源再投入回路とを備える。
【発明の効果】
【0009】
本発明によれば、制御回路の異常発生時に自動回復させる踏切しゃ断機の電源再投入装置を提供できる。
【図面の簡単な説明】
【0010】
本発明の一実施の形態を示す踏切しゃ断機および電源再投入装置の回路図である。
同上電源再投入装置の列車通過前および列車通過時の動作を示すタイミングチャートである。
同上電源再投入装置の列車通過後および異常時の動作を示すタイミングチャートである。
【発明を実施するための形態】
(【0011】以降は省略されています)
この特許をJ-PlatPat(特許庁公式サイト)で参照する
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