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公開番号2025134569
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-09-17
出願番号2024032557
出願日2024-03-04
発明の名称印刷装置
出願人ローランドディー.ジー.株式会社
代理人弁理士法人一色国際特許事務所
主分類B41J 2/01 20060101AFI20250909BHJP(印刷;線画機;タイプライター;スタンプ)
要約【課題】媒体が加熱によって伸長した後に媒体が湾曲すると、媒体に皺が形成されるおそれがある。
【解決手段】本開示に係る印刷装置は、ガイド部材と、加熱ユニットとを備える。加熱ユニットは、本体ケースと、加熱室と、加熱室に収容されるファン及びヒーターと、供給口及び回収口と、送風室と、送風ファンと、供給口及び回収口よりも搬送方向上流側に設けられ送風室の空気をガイド部材に向けて吹き出す吹出口と、を備える。ガイド部材は、屈曲部で媒体を湾曲させて媒体をガイドする屈曲領域と、屈曲領域よりも搬送方向下流側に配置され、平坦な面で媒体をガイドする平坦領域と、を備える。吹出口は、屈曲領域に対向配置されており、供給口及び回収口の少なくとも一方は、平坦領域に対向配置されており、屈曲領域の搬送方向最下流側の屈曲部である最下流屈曲部は、供給口又は回収口と対向する位置よりも、吹出口と対向する位置の近くに配置されている。
【選択図】図6
特許請求の範囲【請求項1】
印刷領域よりも搬送方向下流側に配置され、媒体をガイドするガイド部材と、
前記ガイド部材にガイドされる前記媒体に加熱空気を供給する加熱ユニットと、
を備え、
前記加熱ユニットは、
前記ガイド部材に対向して配置される本体ケースと、
前記本体ケースに設けられる加熱室と、
前記加熱室に収容されるファンと、
前記加熱室に収容され、前記ファンにより送風される空気を加熱するヒーターと、
前記ヒーターにより加熱された前記加熱空気を前記ガイド部材に向けて供給する供給口と、
前記加熱空気を前記加熱室に回収する回収口と、
前記本体ケースに前記加熱室とは別に設けられる送風室と、
前記送風室に収容される送風ファンと、
前記供給口及び前記回収口よりも搬送方向上流側に設けられ、前記送風ファンにより前記送風室の空気を前記ガイド部材に向けて吹き出す吹出口と、
を備え、
前記ガイド部材は、
屈曲部で前記媒体を湾曲させて前記媒体をガイドする屈曲領域と、
前記屈曲領域よりも搬送方向下流側に配置され、平坦な面で前記媒体をガイドする平坦領域と、
を備え、
前記吹出口は、前記屈曲領域に対向配置されており、
前記供給口及び前記回収口の少なくとも一方は、前記平坦領域に対向配置されており、
前記屈曲領域の搬送方向最下流側の前記屈曲部である最下流屈曲部は、前記供給口又は前記回収口と対向する位置よりも、前記吹出口と対向する位置の近くに配置されている、
印刷装置。
続きを表示(約 860 文字)【請求項2】
請求項1に記載の印刷装置であって、
前記吹出口は、前記最下流屈曲部に対向していることを特徴とする印刷装置。
【請求項3】
請求項1又は2に記載の印刷装置であって、
前記ガイド部材は、前記屈曲領域の搬送方向上流側に、前記印刷領域における前記媒体のガイド面と平行に前記媒体をガイドする上流領域を有しており、
前記吹出口は、前記上流領域における前記媒体のガイド面よりも、鉛直方向上側に配置されていることを特徴とする印刷装置。
【請求項4】
請求項1又は2に記載の印刷装置であって、
前記ガイド部材は、前記屈曲領域の搬送方向最上流側の前記屈曲部である最上流屈曲部を有しており、
前記最上流屈曲部における搬送方向上流側のガイド面に対する搬送方向下流側のガイド面の角度は、前記最下流屈曲部における搬送方向上流側のガイド面に対する搬送方向下流側のガイド面の角度よりも小さいことを特徴とする印刷装置。
【請求項5】
請求項1又は2に記載の印刷装置であって、
前記ガイド部材は、複数の前記屈曲部を有しており、
前記最下流屈曲部は、他の前記屈曲部よりも、前記吹出口と対向する位置の近くに配置されていることを特徴とする印刷装置。
【請求項6】
請求項5に記載の印刷装置であって、
前記最下流屈曲部における搬送方向上流側のガイド面に対する搬送方向下流側のガイド面の角度は、他の前記屈曲部における搬送方向上流側のガイド面に対する搬送方向下流側のガイド面の角度と比べて、大きいことを特徴とする印刷装置。
【請求項7】
請求項1又は2に記載の印刷装置であって、
前記ガイド部材は、
前記屈曲領域を有する屈曲部材と、
前記屈曲部材の搬送方向下流側に配置され、平坦なガイド面で前記媒体をガイドする平坦部材と
により構成されることを特徴とする印刷装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、印刷装置に関する。
続きを表示(約 2,200 文字)【背景技術】
【0002】
特許文献1には、記録媒体に熱風を送る乾燥装置を備えたインクジェットプリンタが記載されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2023-95350号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
特許文献1には、水性レジンインクで印刷された媒体を熱風で乾燥する場合に、エアカーテンを形成することによって、乾燥装置から排出された高温の空気が乾乾燥領域より上昇して印刷領域に流入することを抑制するインクジェットプリンタが開示されている。特許文献1記載のインクジェットプリンタのように、フロントエプロン(媒体をガイドするガイド部材)の屈曲部が乾燥領域に配置されている場合、媒体が加熱によって伸長した後に媒体が湾曲し、この結果、媒体に皺が形成されるおそれがある。一方、エアカーテンの形成位置が屈曲部よりも搬送方向下流側に設定されている場合には、上記の皺の形成を抑えることができるが、エアカーテンの形成位置が搬送方向下流側に配置されるほど、媒体の無駄が多くなるため、好ましくない。
なお、水平なプラテン上で搬送される媒体を傾斜配置されるフロントエプロンに沿って搬送させるためには、プラテンとフロントエプロンとの間に経路変更点となる屈曲部を設けて媒体の向きを変更させる必要がある。このため、皺の形成を抑えるために屈曲部をなくすことは困難である。
このように、媒体の無駄を抑制しつつ、皺の発生を抑制できるように、エアカーテンを設けることが望まれている。
【0005】
本発明は、媒体の無駄を抑制しつつ、皺の発生を抑制できるように、エアカーテンを設けることを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記目的を達成するための主たる発明は、
印刷領域よりも搬送方向下流側に配置され、媒体をガイドするガイド部材と、
前記ガイド部材にガイドされる前記媒体に加熱空気を供給する加熱ユニットと、
を備え、
前記加熱ユニットは、
前記ガイド部材に対向して配置される本体ケースと、
前記本体ケースに設けられる加熱室と、
前記加熱室に収容されるファンと、
前記加熱室に収容され、前記ファンにより送風される空気を加熱するヒーターと、
前記ヒーターにより加熱された前記加熱空気を前記ガイド部材に向けて供給する供給口と、
前記加熱空気を前記加熱室に回収する回収口と、
前記本体ケースに前記加熱室とは別に設けられる送風室と、
前記送風室に収容される送風ファンと、
前記供給口及び前記回収口よりも搬送方向上流側に設けられ、前記送風ファンにより前記送風室の空気を前記ガイド部材に向けて吹き出す吹出口と、
を備え、
前記ガイド部材は、
屈曲部で前記媒体を湾曲させて前記媒体をガイドする屈曲領域と、
前記屈曲領域よりも搬送方向下流側に配置され、平坦な面で前記媒体をガイドする平坦領域と、
を備え、
前記吹出口は、前記屈曲領域に対向配置されており、
前記供給口及び前記回収口の少なくとも一方は、前記平坦領域に対向配置されており、
前記屈曲領域の搬送方向最下流側の前記屈曲部である最下流屈曲部は、前記供給口又は前記回収口と対向する位置よりも、前記吹出口と対向する位置の近くに配置されている、
印刷装置である。
【0007】
本発明の他の特徴については、本明細書の記載により明らかにする。
【発明の効果】
【0008】
本発明によれば、媒体の無駄を抑制しつつ、皺の発生を抑制できるように、エアカーテンを設けることができる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
図1は、印刷装置1の外観の概略説明図である。
図2は、印刷装置1を右側から見た場合の概略断面図である。
図3は、印刷装置1のブロック図である。
図4は、加熱ユニット50の構成を説明するための断面斜視図である。
図5は、加熱ユニット50を右側から見た場合の概略断面図である。
図6は、屈曲部34と吹出口612との位置関係の説明図である。
図7は、屈曲部34と吹出口612との位置関係の別の説明図である。
図8は、変形例の加熱ユニット50の説明図である。
図9は、変形例における屈曲部34と吹出口612との位置関係の説明図である。
図10は、第1参考例の説明図である。
図11は、第2参考例の説明図である。
図12A~図12Cは、媒体Mに皺が形成されるメカニズムの説明図である。
【発明を実施するための形態】
【0010】
<全体構成>
印刷装置の一例として、インクジェット方式によって画像を印刷する印刷装置1について説明する。図1は、印刷装置1の外観の概略説明図である。図2は、印刷装置1を右側から見た場合の概略断面図である。図3は、印刷装置1のブロック図である。
(【0011】以降は省略されています)

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