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公開番号
2025134449
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-09-17
出願番号
2024032353
出願日
2024-03-04
発明の名称
捕捉体及び堰堤
出願人
JFE建材株式会社
代理人
アインゼル・フェリックス=ラインハルト
,
個人
,
個人
主分類
E02B
7/02 20060101AFI20250909BHJP(水工;基礎;土砂の移送)
要約
【課題】捕捉体の温度応力に対する耐久性を高めること。
【解決手段】河川の上流から流れてくる流水を通すとともに流水に含まれる物体を捕捉する捕捉体(3)は、高さ方向に延びる縦材(61,71)と、縦材に連結され、縦材に交差する方向に延びる横材(62,72)と、を備え、縦材と横材との少なくとも一部の連結は、ピン接合されている。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
河川の上流から流れてくる流水を通すとともに流水に含まれる物体を捕捉する捕捉体であって、
高さ方向に延びる縦材と、
前記縦材に連結され、前記縦材に交差する方向に延びる横材と、を備え、
前記縦材と前記横材との少なくとも一部の連結は、ピン接合されていることを特徴とする捕捉体。
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【請求項2】
河川の上流から流れてくる流水を通すとともに流水に含まれる物体を捕捉する捕捉体であって、
河川の上流側に設けられ、縦材と横材が連結された上流側ユニットと、
河川の下流側に設けられ、縦材と横材が連結された下流側ユニットと、
前記上流側ユニットと前記下流側ユニットとを連結する連結材と、を備え、
前記縦材と前記横材との少なくとも一部の連結は、ピン接合されていることを特徴とする捕捉体。
【請求項3】
前記縦材の下端部は、河床に構築された基礎に固定されていることを特徴とする請求項1又は2に記載の捕捉体。
【請求項4】
前記横材の端部は、前記捕捉体における河川を横切る方向両側に構築された非越流部に固定されていることを特徴とする請求項1又は2に記載の捕捉体。
【請求項5】
前記横材は、前記縦材における河川の上流側で前記縦材に連結されていることを特徴とする請求項1又は2に記載の捕捉体。
【請求項6】
前記横材は、前記縦材に取り付けられた連結ユニットにより連結されていることを特徴とする請求項1又は2に記載の捕捉体。
【請求項7】
前記縦材と前記横材の連結位置は、前記連結材による前記上流側ユニットと前記下流側ユニットの連結位置と異なる高さにあることを特徴とする請求項2に記載の捕捉体。
【請求項8】
下流ユニットが河川の上流側に向けて突出するように曲げて形成されていることを特徴とする請求項2に記載の捕捉体。
【請求項9】
前記上流側ユニットと前記下流側ユニットが共に河川の上流側に向けて突出するように曲げて形成されていることを特徴とする請求項2に記載の捕捉体。
【請求項10】
河川の両岸からそれぞれ突き出た一対の非越流部と、
前記一対の非越流部の間の開口部に設けられた、請求項1又は2に記載の捕捉体と、
を備えることを特徴とする堰堤。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、捕捉体及び堰堤に関する。
続きを表示(約 1,100 文字)
【背景技術】
【0002】
河川の土石流対策工として、上流から流れてくる岩石や流木等を捕捉する捕捉体を備えた堰堤(いわゆる透過型堰堤)が知られている。堰堤は、河川の両岸からそれぞれ突き出た一対の非越流部を備えている。非越流部の間には水を通す開口部が設けられている。
捕捉体は、開口部に設けられており、径の小さい土砂や水を通過させつつ、径の大きな岩石や流木等を捕捉する。捕捉体は、縦方向下端部が河床に構築された基礎に埋設され、横方向両端部がそれぞれ非越流部に埋設されることにより、基礎及び非越流部に固定されている(例えば、特許文献1参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2023-115480号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかし、捕捉体は、部材の節点数が多くなったり、基礎や非越流部への固定箇所(剛接合)が多くなったりすることで、周囲の温度変化による温度応力に弱くなるため、温度応力による捕捉体の耐久性を向上させる必要があった。
【0005】
そこで、本発明は、上記課題に鑑みてなされたものであり、捕捉体の温度応力に対する耐久性を高めることができる技術を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明に係る一態様は、河川の上流から流れてくる流水を通すとともに流水に含まれる物体を捕捉する捕捉体であって、高さ方向に延びる縦材と、前記縦材に連結され、前記縦材に交差する方向に延びる横材と、を備え、前記縦材と前記横材との少なくとも一部の連結は、ピン接合されていることを特徴とする。
【0007】
本発明に係る一態様は、河川の上流から流れてくる流水を通すとともに流水に含まれる物体を捕捉する捕捉体であって、河川の上流側に設けられ、縦材と横材が連結された上流側ユニットと、河川の下流側に設けられ、縦材と横材が連結された下流側ユニットと、前記上流側ユニットと前記下流側ユニットとを連結する連結材と、を備え、前記縦材と前記横材との少なくとも一部の連結は、ピン接合されていることを特徴とする。
【0008】
また、上記態様において、前記縦材の下端部は、河床に構築された基礎に固定されていることが好ましい。
【0009】
また、上記態様において、前記横材の端部は、前記捕捉体における河川を横切る方向両側に構築された非越流部に固定されていることが好ましい。
【0010】
また、上記態様において、前記横材は、前記縦材における河川の上流側で前記縦材に連結されていることが好ましい。
(【0011】以降は省略されています)
この特許をJ-PlatPat(特許庁公式サイト)で参照する
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