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公開番号
2025133266
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-09-11
出願番号
2024031104
出願日
2024-03-01
発明の名称
診断用データの提供方法
出願人
個人
代理人
個人
,
個人
主分類
A61B
10/00 20060101AFI20250904BHJP(医学または獣医学;衛生学)
要約
【課題】軽度認知症、アルツハイマー病の進行度合いを評価・診断するための診断用データを容易に提供可能な、診断用データの提供方法を提供すること。
【解決手段】対象者の体性感覚誘発電位を、400~1000Hzのうち少なくとも一部を通過帯域に含むバンドパスフィルターでフィルタリングして高周波振動電位を得る工程と、前記高周波振動電位における複数のピークのうち、ピークトップの時間が前記体性感覚誘発電位が最大振幅A
1
(μV)を示す時間T
1
に最も近いピークP
1
を選出する工程と、前記最大振幅A
1
(μV)と前記ピークP
1
の振幅A
2
(μV)との比を算出して、当該比を含有する診断用データを得る工程と、を含む、診断用データの提供方法。
【選択図】なし
特許請求の範囲
【請求項1】
対象者の体性感覚誘発電位を、400~1000Hzのうち少なくとも一部を通過帯域に含むバンドパスフィルターでフィルタリングして高周波振動電位を得る工程と、
前記高周波振動電位における複数のピークのうち、ピークトップの時間が前記体性感覚誘発電位が最大振幅A
1
(μV)を示す時間T
1
に最も近いピークP
1
を選出する工程と、
前記最大振幅A
1
(μV)と前記ピークP
1
の振幅A
2
(μV)との比を算出して、当該比を含有する診断用データを得る工程と、
を含む、
診断用データの提供方法。
続きを表示(約 190 文字)
【請求項2】
前記比が、前記最大振幅A
1
(μV)に対する前記振幅A
2
(μV)の比A
2
/A
1
である、請求項1に記載の提供方法。
【請求項3】
前記診断用データが、軽度認知症及びアルツハイマー病からなる群より選択される少なくとも一種の診断用データである、請求項1又は2に記載の提供方法。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本開示は、軽度認知症、アルツハイマー病等を診断するための診断用データの提供方法に関する。
続きを表示(約 1,600 文字)
【背景技術】
【0002】
アルツハイマー病は早期の治療によって病状の進行を遅らせることができることから、早期の診断が望ましい。アルツハイマー病の診断方法としては、MRI画像により脳の萎縮度を測定する方法(VSRAD)等が知られている。例えば特許文献1には、MRI画像を活用した画像診断支援システムが開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2021-180929号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかし、MRI検査は、費用が高額となり、検査可能な医療機関も限られることから、より簡便にアルツハイマー病の進行度合いを評価、診断する方法が求められている。
【0005】
そこで、本開示は、軽度認知症、アルツハイマー病の進行度合いを評価・診断するための診断用データを容易に提供可能な、診断用データの提供方法を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本開示は、例えば、以下の[1]~[3]に関する。
[1]
対象者の体性感覚誘発電位を、400~1000Hzのうち少なくとも一部を通過帯域に含むバンドパスフィルターでフィルタリングして高周波振動電位を得る工程と、
前記高周波振動電位における複数のピークのうち、ピークトップの時間が前記体性感覚誘発電位が最大振幅A
1
(μV)を示す時間T
1
に最も近いピークP
1
を選出する工程と、
前記最大振幅A
1
(μV)と前記ピークP
1
の振幅A
2
(μV)との比を算出して、当該比を含有する診断用データを得る工程と、
を含む、
診断用データの提供方法。
[2]
前記比が、前記最大振幅A
1
(μV)に対する前記振幅A
2
(μV)の比A
2
/A
1
である、[1]に記載の提供方法。
[3]
前記診断用データが、軽度認知症及びアルツハイマー病からなる群より選択される少なくとも一種の診断用データである、[1]又は[2]に記載の提供方法。
【発明の効果】
【0007】
本開示によれば、軽度認知症、アルツハイマー病の進行度合いを評価・診断するための診断用データを容易に提供可能な、診断用データの提供方法が提供される。
【図面の簡単な説明】
【0008】
体性感覚誘発電位の一例を示す図である。
高周波振動電位の一例を示す図である。
比A
1
/A
2
とVSRADのスコアとの関係を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下、本発明の好適な実施形態について詳細に説明する。
【0010】
本実施形態の診断用データの提供方法は、対象者の体性感覚誘発電位を、400~1000Hzのうち少なくとも一部を通過帯域に含むバンドパスフィルターでフィルタリングして高周波振動電位を得る工程(以下、第一の工程ともいう。)と、高周波振動電位における複数のピークのうち、ピークトップの時間が体性感覚誘発電位が最大振幅A
1
(μV)を示す時間T
1
に最も近いピークP
1
を選出する工程(以下、第二の工程ともいう。)と、最大振幅A
1
(μV)とピークP
1
の振幅A
2
(μV)との比を算出して、当該比を含有する診断用データを得る工程(以下、第三の工程ともいう。)と、を含む。
(【0011】以降は省略されています)
この特許をJ-PlatPat(特許庁公式サイト)で参照する
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