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公開番号
2025131653
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-09-09
出願番号
2025090083,2023566799
出願日
2025-05-29,2022-04-13
発明の名称
非同時送受信機能指示方法、装置及びシステム
出願人
華為技術有限公司
,
HUAWEI TECHNOLOGIES CO.,LTD.
代理人
弁理士法人ITOH
主分類
H04W
76/15 20180101AFI20250902BHJP(電気通信技術)
要約
【課題】非同時送受信能力指示方法、装置及びシステムの通信効率を改善する。
【解決手段】非同時送受信能力指示方法において、第1のマルチ・リンク・デバイス(MLD)は、アソシエーション・リクエスト・フレームと管理フレームとを順に第2のMLDへ送信する。アソシエーション・リクエスト・フレームは、第1の情報を含み、第1の情報は、第1のリンクと第2のリンクの間の第1の非同時送受信(NSTR)能力を示す。管理フレームは、第2の情報を含み、第2の情報は、第1のリンクと第2のリンクの間の第2のNSTR能力を示す。リンク間のNSTR能力を更新することが可能であり、その結果、第1のMLDと第2のMLDは、リンク間のNSTR能力についての一貫した理解を有する。
【選択図】図6
特許請求の範囲
【請求項1】
非同時送受信機能指示方法であって:
第1のMLDが、管理フレームを第2のMLDへ送信するステップであって、前記管理フレームは情報を含み、前記情報は、チャネル切り替え後の第1のリンクと第2のリンクの間の第2のNSTR能力を示す、ステップ;
を含み、前記管理フレームはマルチ・リンク要素を含み、第2の情報は前記マルチ・リンク要素で搬送され、前記マルチ・リンク要素は、ベーシック・バリアント・マルチ・リンク要素又はアップデート・バリアント・マルチ・リンク要素である、方法。
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【請求項2】
請求項1に記載の方法において、前記マルチ・リンク要素は、アップデート・バリアント・マルチ・リンク要素であり、前記アップデート・バリアント・マルチ・リンク要素は、マルチ・リンク制御フィールドとリンク情報フィールドとを含み;
前記マルチ・リンク制御フィールドはタイプ・フィールドを含み、前記タイプ・フィールドは第1の値に設定され、前記マルチ・リンク制御フィールドは第1のフィールドを含んでおらず、前記第1のフィールドは:マルチ・リンク・デバイス媒体アクセス制御アドレス存在フィールド、リンク識別子情報存在フィールド、変更シーケンス存在フィールド、マルチ・リンク能力存在フィールド、又は、EMLSR能力存在フィールドのうちの少なくとも1つを含み;及び
前記リンク情報フィールドはNSRT指示ビットマップ・フィールドを含み、前記第2の情報は前記NSTR指示ビットマップ・フィールドで搬送され、前記リンク情報フィールドは第2のフィールドを含んでおらず、前記第2のフィールドは:完了プロファイル・フィールド、ステーション媒体アクセス制御アドレス存在フィールド、ビーコン・インターバル存在フィールド、又は、DTIM情報存在フィールドのうちの少なくとも1つを含む、方法。
【請求項3】
請求項2に記載の方法において、前記リンク情報フィールドは、NSTRリンク・ペア存在フィールドとNSTRビットマップ・サイズ・フィールドとを更に含み、前記NSTRリンク・ペア存在フィールドは、前記リンク情報フィールドが前記NSTR指示ビットマップ・フィールドを含むことを示し、前記NSTRビットマップ・サイズ・フィールドは前記NSTR指示ビットマップ・フィールドのサイズを示す、方法。
【請求項4】
請求項1に記載の方法において、前記管理フレームは第3のフィールドを含み、前記第3のフィールドの値が第2の値である場合、それは前記第1のリンクと前記第2のリンクの間で前記NSTR能力をアップデートするために前記管理フレームが使用されることを示す、方法。
【請求項5】
請求項2に記載の方法において、前記マルチ・リンク制御フィールドはタイプ・フィールドを含み、前記タイプ・フィールドの値は2に設定されている、方法。
【請求項6】
請求項1に記載の方法において、前記管理フレームはアクション・フレームである、方法。
【請求項7】
非同時送受信機能指示方法であって:
第2のMLDが、第1のMLDから管理フレームを受信するステップであって、前記第2のNSTR能力は、前記チャネル切り替えの後の前記第1のリンクと前記第2のリンクの間のNSTR能力である、ステップ;
を含み、前記管理フレームはマルチ・リンク要素を含み、情報は前記マルチ・リンク要素で搬送され、前記マルチ・リンク要素は、ベーシック・バリアント・マルチ・リンク要素又はアップデート・バリアント・マルチ・リンク要素である、方法。
【請求項8】
請求項7に記載の方法において、前記マルチ・リンク要素は、アップデート・バリアント・マルチ・リンク要素であり、前記アップデート・バリアント・マルチ・リンク要素は、マルチ・リンク制御フィールドとリンク情報フィールドとを含み;
前記マルチ・リンク制御フィールドはタイプ・フィールドを含み、前記タイプ・フィールドは第1の値に設定され、前記マルチ・リンク制御フィールドは第1のフィールドを含んでおらず、前記第1のフィールドは:マルチ・リンク・デバイス媒体アクセス制御アドレス存在フィールド、リンク識別子情報存在フィールド、変更シーケンス存在フィールド、マルチ・リンク能力存在フィールド、又は、EMLSR能力存在フィールドのうちの少なくとも1つを含み;及び
前記リンク情報フィールドはNSRT指示ビットマップ・フィールドを含み、前記第2の情報は前記NSTR指示ビットマップ・フィールドで搬送され、前記リンク情報フィールドは第2のフィールドを含んでおらず、前記第2のフィールドは:完了プロファイル・フィールド、ステーション媒体アクセス制御アドレス存在フィールド、ビーコン・インターバル存在フィールド、又は、DTIM情報存在フィールドのうちの少なくとも1つを含む、方法。
【請求項9】
請求項8に記載の方法において、前記リンク情報フィールドは、NSTRリンク・ペア存在フィールドとNSTRビットマップ・サイズ・フィールドとを更に含み、前記NSTRリンク・ペア存在フィールドは、前記リンク情報フィールドが前記NSTR指示ビットマップ・フィールドを含むことを示し、前記NSTRビットマップ・サイズ・フィールドは前記NSTR指示ビットマップ・フィールドのサイズを示す、方法。
【請求項10】
請求項7に記載の方法において、前記管理フレームは第3のフィールドを含み、前記第3のフィールドの値が第2の値である場合、それは前記第1のリンクと前記第2のリンクの間で前記NSTR能力をアップデートするために前記管理フレームが使用されることを示す、方法。
(【請求項11】以降は省略されています)
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
[0001] 本件出願は、2021年4月30日に中国国家知識産権局に出願された“非同時送受信機能指示方法、装置及びシステム”と題する中国特許出願第202110485829.5号に対する優先権を主張しており、同出願の全体は参照により本件に援用される。
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【0002】
[0002] 技術分野
本件出願は通信分野に関連し、特に、非同時送受信能力指示方法、装置、及びシステムに関連する。
【背景技術】
【0003】
[0003]
極めて高いスループットという技術的な目的を達成するために、マルチ・リンク(multi-link,ML)技術は、電気電子技術者協会(institute of electrical and electronics engineers,IEEE)802.11be規格における重要な技術の1つとして使用されている。MLをサポートするマルチ・リンク・デバイス(multi-link device,MLD)は、より大きな帯域幅を使用することによってデータを送信し、それによってスループット・レートを改善するために、複数の周波数バンドで送信及び受信する能力を有する。
【0004】
[0004]
図1に示されるように、MLDは複数のステーションを含む可能性があり、各ステーションは通信のために別のMLD内の1つのステーションとのリンクを確立する可能性がある。換言すれば、2つのMLDデバイスは、複数のリンクを介して互いに通信することが可能である。複数のリンクの中で、2つのリンクの間の周波数間隔が小さい場合、一方のリンクで信号を送信することが、他方のリンクで信号を受信することに影響を及ぼす可能性がある。従って、送信及び受信は、2つのリンクにおいて同時には実行できず、即ち、2つのリンクの間では非同時送受信(non-simultaneous transmitting and receiving,NSTR)である。
【0005】
[0005] 現在、非-アクセス・ポイント(access point)MLD(即ち、non-AP MLD)におけるステーションが、AP MLDにおけるステーションに対してアソシエーション要求を開始する場合、NSTR能力情報がアソシエーション・リクエスト・フレーム(association request frame)において搬送され、ステーションに対応するリンクとnon-AP MLDの別のリンクとの間がNSTRであるかどうかを示すことが可能である。
【発明の概要】
【0006】
[0006] 本件出願は、通信の2つの両端がリンク間のNSTR能力についての一貫した理解を有するように、リンク間のNSTR能力を更新するための非同時送受信能力指示方法、装置、及びシステムを提供し、それによって通信効率を改善する。
【0007】
[0007] 第1の態様によれば、非同時送受信能力指示方法が提供される。方法は、第1のMLDによって実行されてもよく、又は、第1のMLDのプロセッサ、チップ、若しくはチップ・システムのような、第1のMLD内の構成要素によって実行されてもよく、又は、第1のMLDの機能の全部若しくは一部を実装することが可能な論理モジュール若しくはソフトウェアによって実施されてもよい。本件出願では、第1のMLDが方法を実行する例が説明のために使用される。方法は、第1のMLDが、アソシエーション・リクエスト・フレームを第2のMLDへ送信し、管理フレームを第2のMLDへ送信することを含む。アソシエーション・リクエスト・フレームは第1の情報を含み、第1の情報は、第1のリンクと第2のリンクの間の第1の非同時送受信NSTR能力を示す。管理フレームは第2の情報を含み、第2の情報は、第1のリンクと第2のリンクの間の第2のNSTR能力を示す。
【0008】
[0008] この解決策に基づいて、第1のMLDは、第1のリンクと第2のリンクの間における第1のNSTR能力及び第2のNSTR能力を、第2のMLDへ報告することが可能である。具体的には、第1のMLDは、第1のリンクと第2のリンクの間のNSTR能力を、第2のMLDへ複数回報告する可能性があり、その結果、第1のMLDは、第1のリンクと第2のリンクの間のNSTR能力が変化する場合に、第2のMLDに適時に通知することができるようになる。換言すれば、第1のMLDは、第1のリンクと第2のリンクの間の更新されたNSTR能力を、第2のMLDに示すことができる。このようにして、第1のMLDと第2のMLDは、リンク間のNSTR能力についての一貫した理解を有することが可能になり、それによって通信効率を改善する。
【0009】
[0009] ある可能な設計において、第1のMLDが、管理フレームを第2のMLDへ送信することは:チャネル切り替えが生じた場合に、第1のMLDが、管理フレームを第2のMLDへ送信することを含み、第2のNSTR能力は、チャネル切り替えの後の、第1のリンクと第2のリンクの間のNSTR能力である。
【0010】
[0010] ある可能な設計において、第1のMLDが、管理フレームを前記第2のMLDへ送信することは:チャネル切り替えが生じており、且つ第1の条件が満たされていない場合に、第1のMLDが、管理フレームを第2のMLDへ送信し、第2のNSTR能力は、チャネル切り替えの後の、第1のリンクと第2のリンクの間のNSTR能力であることを含む。
(【0011】以降は省略されています)
この特許をJ-PlatPat(特許庁公式サイト)で参照する
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