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公開番号
2025130885
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-09-09
出願番号
2024028245
出願日
2024-02-28
発明の名称
防振装置、および防振装置の製造方法
出願人
住友電気工業株式会社
代理人
個人
,
個人
主分類
H02G
7/14 20060101AFI20250902BHJP(電力の発電,変換,配電)
要約
【課題】防振装置の全長を短くするとともに、架空線および防振装置を含む送電設備全体を安定的に維持する。
【解決手段】防振装置は、架空線の軸方向に間隔をあけて配置され、架空線を把持する一対の第1クランプと、一対の第1クランプの間に配置され、架空線を把持する第2クランプと、架空線に沿って配置され、一対の第1クランプにより架空線に対して弛んだ状態で固定される第1添線と、架空線および第1添線の間において架空線に沿って配置され、一対の第1クランプおよび第2クランプにより架空線に対して弛んだ状態で固定される第2添線と、を備える。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
架空線の軸方向に間隔をあけて配置され、前記架空線を把持する一対の第1クランプと、
前記一対の第1クランプの間に配置され、前記架空線を把持する第2クランプと、
前記架空線に沿って配置され、前記一対の第1クランプにより前記架空線に対して弛んだ状態で固定される第1添線と、
前記架空線および前記第1添線の間において前記架空線に沿って配置され、前記一対の第1クランプおよび前記第2クランプにより前記架空線に対して弛んだ状態で固定される第2添線と、
を備える
防振装置。
続きを表示(約 960 文字)
【請求項2】
前記第1添線は、前記一対の第1クランプの間において前記架空線の軸方向に所定の軸方向間隔をあけて、前記架空線に固定され、
前記第2添線は、前記一対の第1クランプと前記第2クランプとの間において前記架空線の軸方向に前記第1添線の前記軸方向間隔よりも短い軸方向間隔をあけて、前記架空線に固定される
請求項1に記載の防振装置。
【請求項3】
前記第1添線が弛んだ最下点と、前記第2添線が弛んだ最下点とは、前記架空線の軸方向にずれている
請求項1または請求項2に記載の防振装置。
【請求項4】
前記第1添線は、前記一対の第1クランプのそれぞれにおいて、前記架空線から鉛直下方向に第1鉛直方向間隔だけ離れた位置に固定され、
前記第2添線は、前記一対の第1クランプおよび前記第2クランプのそれぞれにおいて、前記架空線から鉛直下方向に前記第1鉛直方向間隔よりも短い第2鉛直方向間隔だけ離れた位置に固定される
請求項1または請求項2に記載の防振装置。
【請求項5】
前記一対の第1クランプおよび前記第2クランプの間に配置され、前記架空線を把持する複数の第3クランプと、
前記架空線および前記第2添線の間において前記架空線に沿って配置され、前記一対の第1クランプ、前記第2クランプおよび前記複数の第3クランプにより前記架空線に対して弛んだ状態で固定される第3添線と、
をさらに備える
請求項1または請求項2に記載の防振装置。
【請求項6】
架空線を把持する一対の第1クランプを、前記架空線の軸方向に間隔をあけて配置する工程と、
前記架空線を把持する第2クランプを、前記一対の第1クランプの間に配置する工程と、
前記架空線に沿って第1添線を配置し、前記一対の第1クランプにより前記架空線に対して弛んだ状態で前記第1添線を固定する工程と、
前記架空線および前記第1添線の間において前記架空線に沿って第2添線を配置し、前記一対の第1クランプおよび前記第2クランプにより前記架空線に対して弛んだ状態で前記第2添線を固定する工程と、
を備える
防振装置の製造方法。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本開示は、防振装置、および防振装置の製造方法に関する。
続きを表示(約 1,200 文字)
【背景技術】
【0002】
架空線に対して風が吹き付けられると、架空線の風下にカルマン渦が発生し、架空線が振動する。架空線の振動が生じると、架空線の疲労または金具類の摩耗が生じるおそれがある。このため、架空線には、当該架空線の振動を抑制する防振装置が取り付けられることがある(例えば、特許文献1)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開昭58-170313号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
本開示の目的は、防振装置の全長を短くするとともに、架空線および防振装置を含む送電設備全体を安定的に維持することである。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本開示の一態様によれば、架空線の軸方向に間隔をあけて配置され、前記架空線を把持する一対の第1クランプと、前記一対の第1クランプの間に配置され、前記架空線を把持する第2クランプと、前記架空線に沿って配置され、前記一対の第1クランプにより前記架空線に対して弛んだ状態で固定される第1添線と、前記架空線および前記第1添線の間において前記架空線に沿って配置され、前記一対の第1クランプおよび前記第2クランプにより前記架空線に対して弛んだ状態で固定される第2添線と、を備える防振装置が提供される。
【発明の効果】
【0006】
本開示によれば、防振装置の全長を短くするとともに、架空線および防振装置を含む送電設備全体を安定的に維持することができる。
【図面の簡単な説明】
【0007】
図1は、本開示の一実施形態に係る防振装置を示す概略斜視図である。
図2は、第1クランプ、第2クランプおよび第3クランプを示す概略断面図である。
図3は、本開示の一実施形態の変形例に係る防振装置を示す概略斜視図である。
図4Aは、比較例1の防振装置を示す概略側面図である。
図4Bは、比較例2の防振装置を示す概略側面図である。
【発明を実施するための形態】
【0008】
[本開示の実施形態の説明]
<発明者等の得た知見>
まず、発明者等の得た知見について説明する。
【0009】
例えば、河川または海峡などの長径間にわたって、高張力により架空線が設けられている場合がある。このような場合では、架空線に対して様々な周波数を有する振動が生じる。
【0010】
従来では、上述の様々な周波数を有する架空線の振動を抑制するため、長さが互いに異なる複数の添線が架空線に沿って連続して配置された防振装置が設けられることがあった。このような防振装置は、「ベートダンパ」とも呼ばれる。
(【0011】以降は省略されています)
この特許をJ-PlatPat(特許庁公式サイト)で参照する
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