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公開番号
2025130546
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-09-08
出願番号
2024027784
出願日
2024-02-27
発明の名称
インストルメントパネル構造
出願人
スズキ株式会社
代理人
個人
,
個人
,
個人
,
個人
,
個人
,
個人
主分類
B60K
37/00 20240101AFI20250901BHJP(車両一般)
要約
【課題】スピーカを選択しない仕様及びスピーカを選択する仕様において、共通するカバー部材を用いても、インストルメントパネルの内部への水の侵入を抑制できる。
【解決手段】車幅方向に伸びるインパネアッパ4の天面部10に凹状の収納部12が設けられて、収納部12の上部側の天面開口16には、複数の貫通孔32が形成されたカバー部材30が設けられ、収納部12の底壁部14に底壁開口17が形成されているインストルメントパネル構造であって、底壁開口17には受皿部19が設けられて、受皿部19は底板部20及び当該底板部20から上方へ突出する環状の枠部21を有し、受皿部19は、底板部20の外周22と底壁開口17の内周18とに接続する複数の脚部23によって底壁部14に取り付けられ、複数の貫通孔32のいずれもが、枠部21の内周よりも内側の領域の上方に配置されている。
【選択図】図3
特許請求の範囲
【請求項1】
車幅方向に伸びるインストルメントパネルと、
前記インストルメントパネルの天面部に設けられた凹状の収納部であって、スピーカが収納される収納部と、
前記収納部の上部側に形成された天面開口に配設されるカバー部材であって、複数の貫通孔が形成されたグリル部を有するカバー部材と、
を備え、前記収納部の下部側の底壁部に底壁開口が形成されているインストルメントパネル構造であって、
前記底壁開口に設けられる受皿部を備え、
前記受皿部は凹状に形成されて、底板部及び当該底板部から上方へ突出する環状の枠部を有し、
前記受皿部は、前記底板部の外周と前記底壁開口の内周とに接続する複数の脚部によって前記底壁部に取り付けられ、
前記複数の脚部は、前記底板部の周方向に所定の間隔を空けて配置されており、
前記複数の貫通孔のいずれもが、前記枠部の内周よりも内側の領域の上方に配置されていることを特徴とするインストルメントパネル構造。
続きを表示(約 730 文字)
【請求項2】
前記複数の脚部のそれぞれには、前記受皿部の側の幅よりも前記底壁部の側の幅が狭くなる脆弱部が設けられていることを特徴とする請求項1に記載のインストルメントパネル構造。
【請求項3】
前記底壁部には、前記スピーカを固定するための固定座面部が少なくとも2つ設けられ、
前記固定座面部は、前記底板部の周方向において、前記複数の脚部のうちの隣り合う脚部同士の間に配置されていることを特徴とする請求項2に記載のインストルメントパネル構造。
【請求項4】
前記収納部は、前記インストルメントパネルの車幅方向一端側に設けられ、
前記インストルメントパネルの車幅方向一端には、前記インストルメントパネルを車体側に固定するための第1固定部が設けられ、
前記受皿部は、円状に形成され、
前記第1固定部と前記受皿部の中心とを結ぶ仮想線上に、前記複数の脚部のうちのいずれか1つが配置されていることを特徴とする請求項1に記載のインストルメントパネル構造。
【請求項5】
前記インストルメントパネルの前部には、前記インストルメントパネルを車体側に固定するための第2固定部が設けられ、
前記受皿部は、円状に形成され、
前記第2固定部と前記受皿部の中心とを結ぶ仮想線上に、前記複数の脚部のうちのいずれか1つが配置されていることを特徴とする請求項1に記載のインストルメントパネル構造。
【請求項6】
前記複数の脚部の上下方向の厚さは、前記底壁部及び前記底板部の上下方向の厚さよりも薄く形成されていることを特徴とする請求項1に記載のインストルメントパネル構造。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、車両用のインストルメントパネル構造であって、スピーカを収納するための収納部が設けられているインストルメントパネル構造に関する。
続きを表示(約 1,900 文字)
【背景技術】
【0002】
車幅方向に伸びるインストルメントパネルの天面部にスピーカを収納するための収納部が設けられているインストルメントパネル構造が知られている。
【0003】
例えば、特許文献1には、車幅方向に伸びるインストルメントパネルの天面部にスピーカを収納するための凹状に形成された収納部が設けられ、収納部の上面側には開口が形成され、収納部の下面側には底壁開口が形成され、収納部にスピーカが取り付けられた状態でスピーカを覆うスピーカグリル(カバー部材)が開口に嵌合されている、インストルメントパネル構造が開示されている。
【0004】
通常、スピーカはオプション仕様であるため、ユーザがオプションとしてスピーカを選択した場合に収納部にスピーカが取り付けられるが、ユーザがスピーカを選択しない仕様においては、収納部にスピーカが取り付けられることなくグリル孔が形成されたスピーカグリル(カバー部材)が開口に嵌合されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特開2010-83285号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
特許文献1に開示されたインストルメントパネル構造の場合、ユーザがスピーカを選択しない仕様においては、収納部にスピーカが取り付けられないため、底壁開口がスピーカによって塞がれない状態のままで、スピーカグリル(カバー部材)が開口に嵌合されている。そのため、ユーザが誤ってインストルメントパネルの天面部で水をこぼした場合、グリル孔及び底壁開口を通して水がインストルメントパネルの内部に浸入してしまうおそれがある。また、グリル孔及び底壁開口を通してインストルメントパネルの内部が視認できてしまうため見栄えが悪くなる。これらの問題を防ぐために、グリル孔が形成されていないカバー部材を使用することも考えられるが、その場合、グリル孔が形成されたスピーカグリル(カバー部材)と、グリル孔が形成されていないカバー部材との2種類を用意しなければならず、管理する部品点数が増えてしまう。
【0007】
そこで、本発明は、スピーカを選択しない仕様及びスピーカを選択する仕様において、共通するカバー部材を用いても、インストルメントパネルの内部への水の侵入、及び、インストルメントパネルの内部が視認できてしまうことを抑制できるインストルメントパネル構造を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本発明の一態様は、車幅方向に伸びるインストルメントパネルと、インストルメントパネルの天面部に設けられた凹状の収納部であって、スピーカが収納される収納部と、収納部の上部側に形成された天面開口に配設されるカバー部材であって、複数の貫通孔が形成されたグリル部を有するカバー部材と、を備え、収納部の下部側の底壁部に底壁開口が形成されているインストルメントパネル構造であって、底壁開口に設けられる受皿部を備え、受皿部は凹状に形成されて、底板部及び当該底板部から上方へ突出する環状の枠部を有し、受皿部は、底板部の外周と底壁開口の内周とに接続する複数の脚部によって底壁部に取り付けられ、複数の脚部は、底板部の周方向に所定の間隔を空けて配置されており、複数の貫通孔のいずれもが、枠部の内周よりも内側の領域の上方に配置されている。
【発明の効果】
【0009】
本発明によれば、スピーカを選択しない仕様及びスピーカを選択する仕様において、共通するカバー部材を用いても、インストルメントパネルの内部への水の侵入、及び、インストルメントパネルの内部が視認できてしまうことを抑制できるインストルメントパネル構造を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0010】
本実施形態に係るインストルメントパネルの車幅方向一端側を示す平面図である。
図1に示すインストルメントパネルからカバー部材を除いた図である。
図1におけるA-A断面図である。
図2に示すB部の拡大斜視図である。
図2に示すD部の拡大斜視断面図である。
本実施形態に係るカバー部材の平面図である。
本実施形態に係るインストルメントパネル構造の機能を説明する図である。
本実施形態に係るインストルメントパネルと車体側との固定構造を説明する図である。
【発明を実施するための形態】
(【0011】以降は省略されています)
この特許をJ-PlatPat(特許庁公式サイト)で参照する
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