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公開番号2025130045
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-09-05
出願番号2025025053
出願日2025-02-19
発明の名称太陽光パネル、太陽光パネル支持部材、太陽光パネル設置支援システム及び太陽光パネル設置方法
出願人株式会社電巧社
代理人個人
主分類E04D 13/18 20180101AFI20250829BHJP(建築物)
要約【課題】太陽光パネルを設置する施工者の作業負担を軽減化させる。
【解決手段】水勾配を有する設置対象物200に設置される太陽光パネル100は、太陽光パネル100と設置対象物200との間には、太陽光パネル100と設置対象物200とを接着する接着部材として、太陽光パネル100の水勾配方向の水上側の端縁部にて水勾配方向に対して直交する方向に延在する帯状の第1接着部材411と、水勾配方向に延在する複数の帯状の第2接着部材421～426とが配置されており、第1接着部材411及び第2接着部材421～426により、太陽光パネル100の水勾配方向の水下側の端縁部と設置対象物200との間の隙間が保持される。
【選択図】図6
特許請求の範囲【請求項１】
水勾配を有する設置対象物に設置された太陽光パネルであって、
前記太陽光パネルと前記設置対象物との間には、前記太陽光パネルと前記設置対象物とを接着する接着部材として、
前記太陽光パネルの水勾配方向の水上側の端縁部にて水勾配方向に対して直交する方向に延在する帯状の第１接着部材と、
水勾配方向に延在する複数の帯状の第２接着部材と、
が配置されており、
前記第１接着部材及び前記第２接着部材により、前記太陽光パネルの水勾配方向の水下側の端縁部と前記設置対象物との間に隙間が保持される、
太陽光パネル。
続きを表示（約 1,400 文字）【請求項２】
前記第１接着部材と前記第２接着部材の少なくとも一方は、少なくとも一部が両面テープにより構成される、
請求項１に記載の太陽光パネル。
【請求項３】
水勾配を有する設置対象物に設置される太陽光パネルと面接触する２以上の太陽光パネル支持部材であって、
前記太陽光パネルと前記太陽光パネル支持部材との間の隙間を塞ぐ帯状の接着部材と、
前記太陽光パネル支持部材と前記設置対象物とを接合する接合部材と、
を備える太陽光パネル支持部材。
【請求項４】
水勾配を有する設置対象物に設置される太陽光パネルの大きさに関する情報を少なくとも含む、当該太陽光パネルの仕様に関するパネル仕様情報を取得するパネル仕様取得手段と、
取得された前記パネル仕様情報に基づいて、前記太陽光パネルと前記設置対象物との間で水勾配方向に延在するように配置される複数の帯状の接着部材の施工の態様に関する施工態様情報を生成する生成手段と、
を有する太陽光パネル設置支援システム。
【請求項５】
前記パネル仕様取得手段は、前記太陽光パネルの重さに関する情報を前記パネル仕様情報としてさらに取得する、
請求項４に記載の太陽光パネル設置支援システム。
【請求項６】
前記パネル仕様取得手段は、前記太陽光パネルと前記設置対象物との間に配置される、当該太陽光パネルを支持する太陽光パネル支持部材の剛性に関する情報を、前記パネル仕様情報としてさらに取得する、
請求項４に記載の太陽光パネル設置支援システム。
【請求項７】
前記パネル仕様取得手段は、前記パネル仕様情報として、前記太陽光パネルの最大曲げ角度を少なくとも含む、当該太陽光パネルの柔軟性に関する情報を取得し、
前記生成手段は、前記柔軟性に関する情報から特定される、前記太陽光パネルの設置場所の耐積雪量を含む前記施工態様情報を生成する、
請求項４に記載の太陽光パネル設置支援システム。
【請求項８】
前記太陽光パネルを前記設置対象物に設置する施工の施工条件に関する施工条件情報を取得する施工条件取得手段をさらに有し、
前記生成手段は、取得された前記施工条件情報にさらに基づいて、前記施工態様情報を生成する、
請求項４に記載の太陽光パネル設置支援システム。
【請求項９】
前記施工条件取得手段は、前記施工条件情報として、前記設置対象物の形状を少なくとも含む当該設置対象物の仕様に関する設置対象物仕様情報をさらに取得し、
前記生成手段は、前記施工条件情報として取得された前記設置対象物仕様情報に基づいて、前記設置対象物の仕様を考慮した前記施工態様情報を生成する、
請求項８に記載の太陽光パネル設置支援システム。
【請求項１０】
前記太陽光パネルのユーザが希望する、当該太陽光パネルを利用した太陽光発電の最大発電量に関する希望発電量情報を取得する希望発電量取得手段をさらに有し、
前記生成手段は、取得された前記希望発電量情報にさらに基づいて、前記施工態様情報を生成する、
請求項４に記載の太陽光パネル設置支援システム。
（【請求項１１】以降は省略されています）
発明の詳細な説明【技術分野】
【０００１】
本発明は、太陽光パネル、太陽光パネル支持部材、太陽光パネル設置支援システム及び太陽光パネル設置方法に関する。
続きを表示（約 1,400 文字）【背景技術】
【０００２】
太陽電池パネルを屋根に接着するための帯状の接着剤が、屋根の水上から水下の方向に沿って延在し、屋根の水平方向に間隔をおいて複数配置されている太陽電池パネルが提案されている（特許文献１参照）。
【先行技術文献】
【特許文献】
【０００３】
特開２０２２－７６５８５号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【０００４】
水勾配方向の水上側から水下側に流れる雨水を、太陽光パネルと屋根との隙間に侵入させないようにする仕組みは提案されていない。水勾配とは、水が流れるように設けられた傾斜である。また、構造上、太陽光パネルと屋根との隙間が大きくなってしまう屋根や、ビニルハウスなど十分な広さの接着面を確保することが困難な構造物に、太陽光パネルを安定的に設置する仕組みは提案されていない。
【０００５】
本発明は、このような状況に鑑みてなされたものであり、太陽光パネルを設置する施工者の作業負担を軽減化させることを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【０００６】
上記目的を達成するため、本発明の一態様は、水勾配を有する設置対象物に設置される太陽光パネルであって、前記太陽光パネルと前記設置対象物との間には、当該太陽光パネルと当該設置対象物とを接着する接着部材として、前記太陽光パネルの水勾配方向の水上側の端縁部にて水勾配方向に対して直交する方向に延在する帯状の第１接着部材と、水勾配方向に延在する複数の帯状の第２接着部材と、が配置されており、前記第１接着部材及び前記第２接着部材により、前記太陽光パネルの水勾配方向の水下側の端縁部と前記設置対象物との間の隙間が保持される、太陽光パネルである。
【０００７】
また、上記目的を達成するため、本発明の一態様は、水勾配を有する設置対象物に設置される太陽光パネルと面接触する２以上の太陽光パネル支持部材であって、前記太陽光パネルと前記太陽光パネル支持部材との間の隙間を塞ぐ帯状の接着部材と、前記太陽光パネル支持部材と前記設置対象物とを接合する接合部材と、を備える太陽光パネル支持部材である。
【０００８】
また、上記目的を達成するため、本発明の一態様は、水勾配を有する設置対象物に設置される太陽光パネルの大きさに関する情報を少なくとも含む、当該太陽光パネルの仕様に関するパネル仕様情報を取得するパネル仕様取得手段と、取得された前記パネル仕様情報に基づいて、前記太陽光パネルと前記設置対象物との間で水勾配方向に延在するように配置される複数の帯状の接着部材の施工の態様に関する施工態様情報を生成する生成手段と、を有する太陽光パネル設置支援システムである。
【０００９】
また、本発明の一態様の上記太陽光パネル及び太陽光パネル支持部材の各々に対応する太陽光パネル設置方法も、本発明の一態様の太陽光パネル及び太陽光パネル支持部材の各々に対応する太陽光パネル設置方法として提供される。
【発明の効果】
【００１０】
本発明によれば、太陽光パネルを設置する施工者の作業負担を軽減化できる。
【図面の簡単な説明】
（【００１１】以降は省略されています）

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