TOP特許意匠商標
特許ウォッチ Twitter
10個以上の画像は省略されています。
公開番号2025129555
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-09-05
出願番号2024026258
出願日2024-02-26
発明の名称収穫機
出願人日農機製工株式会社
代理人弁理士法人深見特許事務所
主分類A01D 25/00 20060101AFI20250829BHJP(農業;林業;畜産;狩猟;捕獲;漁業)
要約【課題】機体の走行を安定にしつつ、作物の収穫効率を向上させる。
【解決手段】コンベア20は、掘取刃10が先端に設けられ、第1の方向の前方から後方に向かって作物Pを搬送する。一対のタイヤ70は、第1の方向においてコンベア20の先端より後方に位置し、第1の方向に直交する第2の方向において互いに間隔をあけて配置されている。コンベア20の先端は、第2の方向において、一対のタイヤ70同士の中間位置P1から一方側にずれて位置している。コンベア20は、鉛直方向から見て、コンベア20の後端側が第2の方向において先端より中間位置P1寄りに位置するように、第1の方向に対して傾斜する第3の方向に沿って延びている。
【選択図】図2
特許請求の範囲【請求項1】
水平な第1の方向に並んだ作物を収穫可能な収穫機であって、
前記第1の方向の前方への前記収穫機の移動に伴って前記作物を掘り取る掘取刃と、
前記掘取刃が先端に設けられ、前記第1の方向の前方から後方に向かって前記作物を搬送するコンベアと、
前記第1の方向において前記コンベアの前記先端より後方に位置し、前記第1の方向に直交する第2の方向において互いに間隔をあけて配置される一対のタイヤとを備え、
前記コンベアの前記先端は、前記第2の方向において、前記一対のタイヤ同士の中間位置から一方側にずれて位置し、
前記コンベアは、鉛直方向から見て、前記コンベアの後端側が前記第2の方向において前記先端より前記中間位置寄りに位置するように、前記第1の方向に対して傾斜する第3の方向に沿って延びている、収穫機。
続きを表示(約 260 文字)【請求項2】
前記掘取刃として、前記第2の方向において互いに対向している一対の掘取刃を備える、請求項1に記載の収穫機。
【請求項3】
前記一対のタイヤは、第1タイヤおよび第2タイヤから構成されており、
前記コンベアの少なくとも一部は、前記第1タイヤおよび前記第2タイヤの間を通過するように延びており、
前記第1タイヤは、前記第2の方向における前記一方側の位置、かつ、前記第2タイヤに比べて前記第1の方向の後方の位置に、配置されている、請求項1または請求項2に記載の収穫機。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、収穫機に関する。
続きを表示(約 1,800 文字)【背景技術】
【0002】
ビート収穫機の構成を開示した先行技術文献として、実願平01-074450号(実開平03-016816号)のマイクロフィルム(特許文献1)および実願平01-074452号(実開平03-016817号)のマイクロフィルム(特許文献2)がある。特許文献1および特許文献2に記載されたビート収穫機においては、掘取刃が掘り取ったビートを搬送コンベアなどによってタンクへ運ぶ。搬送コンベアは、進行方向に直交する方向における機体の中央付近に位置する。ビート収穫機の車輪は、ビートの収穫時に、未収穫のビートの畦間に配置される。
【0003】
牽引式ビートハーベスタの構成を開示した先行技術文献として、特許第5769329号公報(特許文献3)がある。特許文献3に記載された牽引式ビートハーベスタにおいては、掘上げ装置が、進行方向におけるハーベスタタイヤの前方に位置し、進行方向に直交する方向における機体の中央からずれて配置されている。掘上げ装置は、ハーベスタタイヤが未収穫のビートの畦間に配置されていない状態でビートを掘り取る。
【0004】
多畦式根菜類収穫機の構成を開示した先行技術文献として、特開2020-089284号公報(特許文献4)がある。特許文献4に記載された多畦式根菜類収穫機は、掘取刃と、掘取コンベアとを備える。掘取刃は、機体のタイヤが未収穫の根菜類の畦間に配置されていない状態で根菜類を掘り取る。掘取コンベアは、掘取刃によって掘り取られた根菜類を搬送する。掘取コンベアは、進行方向に直交する方向における機体の中央からずれて配置され、機体の片側に寄った状態で進行方向の後方に延びている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
実願平01-074450号(実開平03-016816号)のマイクロフィルム
実願平01-074452号(実開平03-016817号)のマイクロフィルム
特許第5769329号公報
特開2020-089284号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
掘取刃およびコンベアを収穫機の進行方向に直交する方向において機体の中央からずらしてオフセット配置すると、機体のタイヤが未収穫の作物(たとえばビートなど)の畦間に入らない構成にすることができるため、作物の倒れが抑制されて作物の収穫効率が向上する。しかし、収穫機の構成要素が機体の片側に偏るため、機体のバランスを保つことが難しくなって、機体の走行が不安定になる。このため、機体の走行を安定にしつつ作物の収穫効率を向上させることが求められている。
【0007】
本発明は、上記の課題を解決するためになされたものであって、機体の走行を安定にしつつ、作物の収穫効率を向上させることができる、収穫機を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本発明に基づく収穫機は、水平な第1の方向に並んだ作物を収穫可能である。収穫機は、掘取刃と、コンベアと、一対のタイヤとを備える。掘取刃は、第1の方向の前方への収穫機の移動に伴って作物を掘り取る。コンベアは、掘取刃が先端に設けられ、第1の方向の前方から後方に向かって作物を搬送する。一対のタイヤは、第1の方向においてコンベアの先端より後方に位置し、第1の方向に直交する第2の方向において互いに間隔をあけて配置されている。コンベアの先端は、第2の方向において、一対のタイヤ同士の中間位置から一方側にずれて位置している。コンベアは、鉛直方向から見て、コンベアの後端側が第2の方向において先端より上記中間位置寄りに位置するように、第1の方向に対して傾斜する第3の方向に沿って延びている。
【0009】
本発明の一形態における収穫機は、掘取刃として、第2の方向において互いに対向している一対の掘取刃を備える。
【0010】
本発明の一形態においては、一対のタイヤは、第1タイヤおよび第2タイヤから構成されている。コンベアの少なくとも一部は、第1タイヤおよび第2タイヤの間を通過するように延びている。第1タイヤは、第2の方向における上記一方側の位置、かつ、第2タイヤに比べて第1の方向の後方の位置に、配置されている。
【発明の効果】
(【0011】以降は省略されています)

この特許をJ-PlatPat(特許庁公式サイト)で参照する

関連特許