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公開番号
2025128880
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-09-03
出願番号
2024025860
出願日
2024-02-22
発明の名称
木材用塗料組成物、及びそのキット
出願人
群栄化学工業株式会社
代理人
弁理士法人 HARAKENZO WORLD PATENT & TRADEMARK
主分類
B27K
3/34 20060101AFI20250827BHJP(木材または類似の材料の加工または保存;釘打ち機またはステープル打ち機一般)
要約
【課題】常温硬化させることができ、紫外線による木材の劣化を低減できる新規な木材用塗料組成物を提供する。
【解決手段】木材用塗料組成物は、レゾール型フェノール樹脂と、有機酸エステル化合物とを含んでいる。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
レゾール型フェノール樹脂と、有機酸エステル化合物とを含む、木材用塗料組成物。
続きを表示(約 1,300 文字)
【請求項2】
前記有機酸エステル化合物を混合する前における前記レゾール型フェノール樹脂の水溶液は、25℃におけるpHが、10.0~14.0の範囲内である、請求項1に記載の木材用塗料組成物。
【請求項3】
前記レゾール型フェノール樹脂の水溶液は、25℃における粘度が、1~3,000mPa・sの範囲内である、請求項1に記載の木材用塗料組成物。
【請求項4】
前記レゾール型フェノール樹脂の重量平均分子量は、300~8,000である、請求項1に記載の木材用塗料組成物。
【請求項5】
前記有機酸エステル化合物が、カルボン酸エステル、炭酸エステルからなる群から選択される、少なくとも1つの有機酸エステル化合物であり、
前記カルボン酸エステルは、モノカルボン酸エステル、多価カルボン酸エステル、多価アルコールエステル及びラクトンからなる群から選択される少なくとも1つのカルボン酸エステルである、請求項1に記載の木材用塗料組成物。
【請求項6】
前記炭酸エステルが、炭酸エチレン、炭酸プロピレン、及び炭酸ジメチルからなる群から選択される、少なくとも1つの炭酸エステルであり、
前記モノカルボン酸エステルが、酢酸エチル、酪酸メチル、酪酸エチル、ギ酸エチル、サリチル酸メチル、アセト酢酸エチルから選択される少なくとも1つのモノカルボン酸エステルであり、
前記多価カルボン酸エステルが、コハク酸ジメチル、コハク酸ジエチル、アジピン酸ジメチル、アジピン酸ジエチル、グルタル酸ジメチル、グルタル酸ジエチル及びマロン酸ジエチルからなる群から選択される少なくとも1つの多価カルボン酸エステルであり、
前記多価アルコールエステルが、トリアセチン、エチレングリコールジアセテート、トリエチレングリコールジアセテートからなる群から選択される少なくとも1つの多価アルコールエステルであり、
前記ラクトンが、γ-ブチロラクトン、α-アセトラクトン、β-プロピオラクトンからなる群から選ばれる少なくとも1つのラクトンである、請求項5に記載の木材用塗料組成物。
【請求項7】
前記有機酸エステル化合物が、二塩基酸エステル、トリアセチン、エチレングリコールジアセテート、γ-ブチロラクトン、炭酸エチレン、炭酸プロピレンからなる群から選ばれる少なくとも1つの有機酸エステル化合物から選択され、
前記二塩基酸エステルは、グルタル酸ジメチル、コハク酸ジメチル、及びアジピン酸ジメチルの混合物である、請求項5に記載の木材用塗料組成物。
【請求項8】
100重量部の前記レゾール型フェノール樹脂に対し、有機酸エステル化合物の含有量が1.0~50.0重量部の範囲内である、請求項1~6の何れか一項に記載の木材用塗料組成物。
【請求項9】
レゾール型フェノール樹脂を含む、第1剤と、
前記レゾール型フェノール樹脂に混合するための、有機酸エステル化合物を含む、第2剤とを備える、木材用塗料キット。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、木材用塗料組成物、及びそのキットに関する。
続きを表示(約 1,100 文字)
【背景技術】
【0002】
特許文献1には、木材に、光重合開始剤及び熱重合開始剤を添加した樹脂液を含浸せしめ、紫外線及び熱により木材内で前記樹脂液を硬化固定することにより木材プラスチック複合体層を形成したのち、木材の表面にウレタン塗装を施す、屋外木製品の製造法が記載されている。
【0003】
特許文献2には、イソシアネート化合物を1~30重量%、有機溶剤を70~99重量%の範囲内で含み、イソシアネート化合物は、(A)親水性イソシアネート化合物、又は(B)疎水性イソシアネート化合物、又は(C)親水性イソシアネート化合物及び疎水性イソシアネート化合物の混合物である、木材表面保護剤が記載されている。
【0004】
特許文献3には、1種以上のメチロール化フェノール単量体を含有し、弱酸性ないしは中性の水溶液として使用される木材処理剤と、当該木材処理剤を被処理木材に加圧注入した後、該被処理木材を乾燥および加熱することによりメチロール化フェノール単量体を硬化、樹脂化させる木材の処理方法が記載されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特開2002-103309号公報
特開2018-53038号公報
特開2001-328104号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
木材用塗料組成物には、耐侯性として、木材の紫外線による劣化を抑制することが求められている。例えば、特許文献1及び2には、レゾール型フェノール樹脂を含む木材用塗料組成物について何ら知見を開示するものでない。
【0007】
本願発明者らは、レゾール型フェノール樹脂(アルカリフェノール樹脂)を、木材用塗料組成物に用いることで、常温硬化させることができ、紫外線による木材の劣化を抑制できることを見出し、本願発明を完成させた。
【0008】
すなわち、本発明の一態様は、常温硬化させることができ、紫外線による木材の劣化を低減できる新規な木材用塗料組成物、及びその関連技術を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0009】
上記の課題を解決するために、本発明の一態様に係る木材用塗料組成物は、レゾール型フェノール樹脂と、有機酸エステル化合物とを含んでいる。
【0010】
また、本発明の一態様に係る木材用塗料キットは、レゾール型フェノール樹脂を含む、第1剤と、前記レゾール型フェノール樹脂に混合するための、有機酸エステル化合物を含む、第2剤とを備えている。
【発明の効果】
(【0011】以降は省略されています)
この特許をJ-PlatPat(特許庁公式サイト)で参照する
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