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公開番号2025125451
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-08-27
出願番号2024021512
出願日2024-02-15
発明の名称クリップ
出願人ミクロ株式会社
代理人個人,個人,個人,個人,個人
主分類B43K 25/02 20060101AFI20250820BHJP(筆記用または製図用の器具;机上付属具)
要約【課題】ボールペンのような筆記具、レーザーポインター、等、長手方向に伸びる棒状の製品に装着されて当該棒状製品を持ち運び、等するべく、衣服のポケットや、ファイル、ノート、等の止着体に対して挟着されるクリップであって、挟着後の前記止着体から簡単に外れることを防止できる棒状製品用のクリップを提供する。
【解決手段】一端から他端に向かって長手方向に伸びる棒状製品に対して装着され、前記棒状製品を止着体に対して取り付けるクリップ。前記止着体に対して前記長手方向から前記棒状製品を取り付けることに用いられる第一のクリップ部と、前記止着体に対して前記長手方向に直交する横手方向から前記棒状製品を取り付けることに用いられる第二のクリップ部とを備えている。
【選択図】図7
特許請求の範囲【請求項1】
一端から他端に向かって長手方向に伸びる棒状製品に対して装着され、前記棒状製品を止着体に対して取り付けるクリップであって、
前記止着体に対して前記長手方向から前記棒状製品を取り付けることに用いられる第一のクリップ部と、
前記止着体に対して前記長手方向に直交する横手方向から前記棒状製品を取り付けることに用いられる第二のクリップ部と
を備えているクリップ。
続きを表示(約 1,900 文字)【請求項2】
前記棒状製品に対して装着される筒状で、一端から対向する他端に向かって前記長手方向で所定の長さに渡って伸びる筒状装着部を備えており、
前記第一のクリップ部は、前記筒状装着部の周壁における前記一端の側での半径方向の外側面に基端が位置し、前記他端方向に向かって前記基端から伸びる先端の側に前記棒状製品の方向に向けて付勢されている第一の押さえ部を備えていて、
前記第二のクリップ部は、前記筒状装着部の前記周壁に前記第一のクリップ部が配備されているのとは異なる周方向の位置で前記周壁に前記長手方向へ伸びて形成されている開口からなる挿入部と、前記周方向で前記挿入部に連続している第二の押さえ部とを備えており、
前記第二の押さえ部は、前記半径方向における、前記周壁の前記周方向で一方の側から前記挿入部に向かって伸びてきた一方側周壁部と、前記周壁の前記周方向で他方の側から前記挿入部に向かって伸びてきた他方側周壁部との間に形成されている
請求項1記載のクリップ。
【請求項3】
前記第二の押さえ部は、
前記一方側周壁部が前記筒状装着部における前記半径方向で内側に、前記他方側周壁部が前記筒状装着部における前記半径方向で外側に位置する関係になって、前記半径方向における前記一方側周壁部と前記他方側周壁部との間に形成されている、あるいは、
前記他方側周壁部が前記筒状装着部における前記半径方向で内側に、前記一方側周壁部が前記筒状装着部における前記半径方向で外側に位置する関係になって、前記半径方向における前記一方側周壁部と前記他方側周壁部との間に形成されている、
請求項2記載のクリップ。
【請求項4】
前記第二の押さえ部を形成している前記他方側周壁部は、前記第二の押さえ部を形成している前記一方側周壁部に向けて付勢されている、あるいは、
前記第二の押さえ部を形成している前記一方側周壁部は、前記第二の押さえ部を形成している前記他方側周壁部に向けて付勢されている
請求項3記載のクリップ。
【請求項5】
前記第二の押さえ部を形成している前記一方側周壁部と前記他方側周壁部とにおいて、他方の周壁部から付勢力を受ける側の周壁部は平板状である請求項4記載のクリップ。
【請求項6】
前記第一のクリップ部は、クリップ部一端から対向するクリップ部他端に向かって前記長手方向で所定の長さに渡って伸びて、前記棒状製品の前記一端あるいは前記他端に装着される第一クリップ装着部と、前記第一クリップ装着部の周壁における前記クリップ部一端の側での前記棒状製品における半径方向での外側面にクリップ部基端が位置し、前記クリップ部他端の方向に向かって前記クリップ部基端から伸びる先端の側に前記棒状製品の方向に向けて付勢されている第三の押さえ部を備えていて、
前記第二のクリップ部は、
前記クリップ部他端の側から前記クリップ部一端の側に向かう方向で、前記第一クリップ装着部に装着され、
前記クリップ部基端が位置している前記第一クリップ装着部の前記周壁と略直径対称の位置で、前記第一クリップ装着部の前記周壁の外側面との間、あるいは、前記棒状製品の周壁の外側面との間に第四の押さえ部を形成すると共に、前記第四の押さえ部を形成している位置から更に伸びた第二クリップ部先端縁辺と、前記第一クリップ装着部の前記周壁の外側面との間、あるいは、前記棒状製品の周壁の外側面との間に、前記横手方向に開口していて前記長手方向に伸びている止着体挿入口を形成する挟着部を備えている
請求項1記載のクリップ構造。
【請求項7】
前記クリップ部基端は、前記周壁から前記棒状製品における前記半径方向の外側に向かって伸びるクリップ支持部の先端に形成されており、
前記第二のクリップ部は、
前記第一クリップ装着部に装着される際に、前記クリップ支持部に対して前記クリップ部他端の側から前記クリップ部一端の側に向かう方向で嵌着される嵌装凹部を備えていて前記第一クリップ装着部に装着される第二クリップ装着部と、
前記第二クリップ装着部から延設されて、先端に前記第二クリップ部先端縁辺を有し、前記第一クリップ装着部の前記周壁の前記外側面との間、あるいは、前記棒状製品の周壁の外側面との間に前記第四の押さえ部を形成する平板状の第二クリップ部挟持片部と
を備えている請求項6記載のクリップ。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
この発明はクリップに関する。特に、ボールペンのような筆記具、レーザーポインター、指示棒、等、長手方向に伸びる棒状の製品に装着されて、当該棒状製品を持ち運び、等するべく、衣服のポケットや、ファイル、ノート、等の止着体に対して挟着されるクリップであって、挟着後の前記止着体から簡単に外れることを防止できる棒状製品用のクリップに関する。
続きを表示(約 1,400 文字)【背景技術】
【0002】
上述した棒状製品用のクリップの取り付け構造に関しては、従来から種々の提案が行われている。例えば、特許文献1、2、3。
【0003】
本願出願人は、衣服のポケット、ファイル、ノート、等の止着体に対して挟着した後に引き抜き方向に脱落しにくいクリップについての提案を行っている(特許文献4)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2009-262428号公報
特開2016-159516号公報
特許第3883900号公報
特許第4648818号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
ボールペンのような筆記具や、レーザーポインター、指示棒、等、長手方向に伸びる棒状の製品に装着されて、当該棒状製品を持ち運び、等するべく、衣服のポケットや、ファイル、ノート、等の止着体に対して挟着される従来のクリップについて図1~図4を参照して説明する。
【0006】
図1は、筆記具や、レーザーポインター、指示棒、等、長手方向に伸びる棒状の製品に従来のクリップが装着されている状態の一例を表す図である。図1(a)は棒状製品としての筆記具100に従来のクリップ102が、図1(b)は棒状製品としてのレーザーポインター101に従来のクリップ103が装着されている状態の一例を表す正面図である。
【0007】
長手方向に伸びる上述したような棒状製品にクリップが取り付けられる構造としては種々の構造が知られているが、例えば、図2に図示した取り付け構造などが採用される。
【0008】
図2図示の取り付け構造では、クリップ107は、長手方向に伸びる棒状製品106に装着される装着部110を備えており、図2図示の例では、装着部110は棒状製品106を抱き込む環状構造になっている。図2図示の例では、クリップ部の基端側108が装着部110取り付けられていて、基端側108から伸びるクリップ部の先端109の側に棒状製品106の方向に向けて付勢されている押さえ部111を備えている構造になっている。
【0009】
棒状製品106を持ち運び、等するべく、衣服のポケットや、ファイル、ノート、等の止着体(不図示)に対してクリップ107を取り付ける際には、止着体(不図示)に対してクリップ107が装着されている棒状製品106が伸びる長手方向に、クリップ107及び、クリップ107が装着されている棒状製品106を移動させて、押さえ部111と棒状製品106との間で止着体(不図示)を挟持するようにしている。
【0010】
このように、一方向、すなわち、クリップ107が装着されている棒状製品106が伸びる長手方向にのみ移動させて、止着体(不図示)への取り付け、挟持を行う従来のクリップを本明細書で「ワンウェイタイプのクリップ」ということがある。また、このようにクリップ107が装着されている棒状製品106が伸びる長手方向にのみ移動させて、止着体(不図示)への取り付け、挟持を行うクリップを本明細書では「フロントクリップ」ということがある。
(【0011】以降は省略されています)

この特許をJ-PlatPat(特許庁公式サイト)で参照する

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