TOP
|
特許
|
意匠
|
商標
特許ウォッチ
Twitter
他の特許を見る
10個以上の画像は省略されています。
公開番号
2025123339
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-08-22
出願番号
2025098439,2021163551
出願日
2025-06-12,2021-10-04
発明の名称
埋設物の施工方法
出願人
個人
,
個人
代理人
弁理士法人MIP
主分類
E02D
11/00 20060101AFI20250815BHJP(水工;基礎;土砂の移送)
要約
【課題】 周辺の地盤の沈下やクラック等が発生することなく埋設物を引抜くことができる方法を提供すること。
【解決手段】 この方法は、埋設物の施工方法であり、埋設物の施工方法であって、
注入管から、ゲルタイムが5秒から120秒である注入材を注入しながら該埋設物を地盤内から引き抜く工程と、所定の埋設物の引抜が終了した後、前記注入管を引抜き、前記注入材が硬化しきっていない位置に前記注入管を打ち直し、隣接する未だ引抜かれていない埋設物の引抜きを行いながら打ち直した前記注入管から注入材を注入する工程とを含む、埋設物の施工方法である。
【選択図】 図2
特許請求の範囲
【請求項1】
埋設物の施工方法であって、
注入管から、ゲルタイムが5秒から120秒である注入材を注入しながら該埋設物を地盤内から引き抜く工程と、
所定の埋設物の引抜が終了した後、前記注入管を引抜き、前記注入材が硬化しきっていない位置に前記注入管を打ち直し、隣接する未だ引抜かれていない埋設物の引抜きを行いながら打ち直した前記注入管から注入材を注入する工程と
を含む、埋設物の施工方法。
続きを表示(約 150 文字)
【請求項2】
前記注入材の注入量は引抜かれる前記埋設物の計算された容積の1~10倍である、請求項1に記載の施工方法。
【請求項3】
前記注入材が硬化しきっていない位置は、前記埋設物を引抜いた位置、または前記埋設物を引抜いた近くの地盤の位置である、請求項1または2に記載の施工方法。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、土留部材等の埋設物の施工方法に関する。
続きを表示(約 1,600 文字)
【背景技術】
【0002】
地盤は、建物の基礎を構築し、また、通信線の収容等の目的で使用される箱型の暗渠(カルバートボックス)の設置等のために掘削工事が行われる。施工対象の地盤が、海岸や河川等に近い地下水位が高い地盤の場合、地耐力が低く、その工事が難しい。そこで、地下水を排水し、地下水位を下げる工事が行われる。地下水位を下げる工法として、ウェルポイント工法やディープウェル工法等が知られている。
【0003】
ウェルポイント工法を使用して地下水位を下げる工事を行う場合、地下水位の低下が周辺の地盤にも及び、周辺の地盤の沈下やクラック等が発生するおそれがある。地盤は、均一には沈下せず(不同沈下)、周辺に建物等があると、建物等が傾く可能性がある。そこで、鋼矢板(シートパイル)等の土留部材を立て込み、施工箇所を取り囲んだ上で、ウェルポイント工法を使用して工事が行われる。
【0004】
土留部材は、資源の有効利用や温室効果ガスの発生を抑制するため、放置せず、回収することが望ましい。しかしながら、単に引き抜いて撤去するのみでは、周辺の地盤が沈下し、クラック等が発生するおそれがある。
【0005】
そこで、土留部材を地盤内から撤去する技術として、地盤内に注入管を挿入し、注入材を注入しながら土留部材を引き抜く技術が提案されている(例えば、特許文献1参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0006】
特開2016-223148号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
しかしながら、上記従来の技術は、土留部材の撤去のみに適用され、土留部材の立て込みに関しては、従来の圧入等の方法により立て込むため、立て込み時にできる土留部材との空洞が水みちとなり、外部の地下水が流れ込み、周辺の地盤の沈下やクラックが発生する可能性があるという問題があった。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本発明の実施形態によれば、埋設物の施工方法であって、
埋設物の施工方法であって、注入管から、ゲルタイムが5秒から120秒である注入材を注入しながら該埋設物を地盤内から引き抜く工程と、所定の埋設物の引抜が終了した後、前記注入管を引抜き、前記注入材が硬化しきっていない位置に前記注入管を打ち直し、隣接する未だ引抜かれていない埋設物の引抜きを行いながら打ち直した前記注入管から注入材を注入する工程とを含む、埋設物の施工方法が提供される。
【発明の効果】
【0009】
本発明の方法を採用することにより、周辺の地盤の沈下やクラック等が発生することなく埋設物を立て込むことができ、埋設物の引抜も高い効率で行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【0010】
ウェルポイント工法について説明する図。
シートパイルの立て込み作業の様子を示した図。
シートパイルの立て込み時の地盤の様子について説明する図。
シートパイルの立て込み作業の流れを示したフローチャート。
注入プラントの構成例を示した図。
注入プラントと注入管との接続例を示した図。
注入管の構造の第1の例を示した図。
注入管の構造の第2の例を示した図。
注入管の構造の第3の例を示した図。
注入管が隣接するシートパイルの設置位置の一例を示した図。
注入管が隣接するシートパイルを立て込んでいる様子を示した図。
注入材の地盤内での浸透について説明する図。
シートパイルの撤去作業の流れを示したフローチャート。
切替装置の構成例を示した図。
【発明を実施するための形態】
(【0011】以降は省略されています)
この特許をJ-PlatPat(特許庁公式サイト)で参照する
関連特許
他の特許を見る