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公開番号2025122783
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-08-22
出願番号2024018429
出願日2024-02-09
発明の名称棒状化粧料繰出容器
出願人株式会社トキワ
代理人個人,個人,個人
主分類A45D 40/20 20060101AFI20250815BHJP(手持品または旅行用品)
要約【課題】無駄に棒状化粧料が削られることを抑制して、棒状化粧料を適度に削ることができる棒状化粧料繰出容器を提供する。
【解決手段】一実施形態に係る棒状化粧料繰出容器は、棒状化粧料Mを内部に収容し、先端に設けられている開口4bから棒状化粧料Mを繰り出し可能な容器本体3と、容器本体3の開口4bを覆った状態で容器本体3に着脱可能に装着されるキャップ2と、キャップ2の内部に設けられたシャープナー11とを備える。シャープナー11は、キャップ2に対してキャップ2の周方向に回転可能とされている。シャープナー11は、容器本体3にキャップ2が着脱されるときにキャップ2に対してキャップ2の周方向に回転しながら棒状化粧料Mを削る。
【選択図】図2
特許請求の範囲【請求項1】
棒状化粧料を内部に収容し、先端に設けられている開口から前記棒状化粧料を繰り出し可能な容器本体と、
前記容器本体の前記開口を覆った状態で前記容器本体に着脱可能に装着されるキャップと、
前記キャップの内部に設けられたシャープナーと、
を備え、
前記シャープナーは、前記キャップに対して前記キャップの周方向に回転可能とされており、
前記シャープナーは、前記容器本体に前記キャップが着脱されるときに前記キャップに対して前記キャップの周方向に回転しながら前記棒状化粧料を削る、
棒状化粧料繰出容器。
続きを表示(約 450 文字)【請求項2】
前記キャップは、有底筒状を呈し、
前記キャップの内部に設けられており前記シャープナーを前記キャップの底部とは反対側に付勢するスプリングを備える、
請求項1に記載の棒状化粧料繰出容器。
【請求項3】
前記キャップは、前記キャップの内面に第1凹凸部を有し、
前記容器本体は、前記容器本体の外面に設けられており前記容器本体に前記キャップが装着されるときに前記第1凹凸部に係合する第2凹凸部を有し、
前記第2凹凸部は、前記シャープナーが前記棒状化粧料に当接した状態で前記第1凹凸部に係合する、
請求項1または請求項2に記載の棒状化粧料繰出容器。
【請求項4】
前記シャープナーは、前記キャップの周方向に沿って並ぶ複数の刃部を有し、
複数の前記刃部は、前記キャップに対して前記シャープナーが前記周方向に回転するときに前記棒状化粧料を削る、
請求項1または請求項2に記載の棒状化粧料繰出容器。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、棒状化粧料繰出容器に関する。
続きを表示(約 1,800 文字)【背景技術】
【0002】
特許文献1には、芯と、芯を収容するカートリッジと、芯の整形手段を有する保護キャップとを備えたペンシルが記載されている。整形手段は、保護キャップの内部に配置された芯削り器である。芯削り器は、コイルスプリングによって保護キャップの軸線方向に付勢されている。
【0003】
ペンシルは、芯を保持する筒状の柄部と、柄部に装着される保護キャップとを有する。保護キャップは、芯を削る刃と、芯を刃に向けて案内する案内テンプレートとを有する。保護キャップの内部にはスプリングが配置されており、芯はスプリングによって柄部の底部とは反対側に付勢されている。柄部に保護キャップが装着されるときに、スプリングによって付勢された芯が案内テンプレートに案内されて刃によって削られる。このように、保護キャップが柄部に装着されるときに芯が刃によって削られる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特表2011-502662号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
前述したペンシルでは、スプリングによって案内テンプレートに向けて付勢された棒状化粧料が刃によって削られる。したがって、柄部に保護キャップが装着される度に付勢された棒状化粧料が削られるので、無駄に棒状化粧料が削られて芯の消費が早いという問題がある。よって、無駄に棒状化粧料が削られることを抑制して、棒状化粧料を適度に削ることが求められる。
【0006】
本開示は、無駄に棒状化粧料が削られることを抑制して、棒状化粧料を適度に削ることができる棒状化粧料繰出容器を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
(1)本開示に係る棒状化粧料繰出容器は、棒状化粧料を内部に収容し、先端に設けられている開口から棒状化粧料を繰り出し可能な容器本体と、容器本体の開口を覆った状態で容器本体に着脱可能に装着されるキャップと、キャップの内部に設けられたシャープナーと、を備える。シャープナーは、キャップに対してキャップの周方向に回転可能とされている。シャープナーは、容器本体にキャップが着脱されるときにキャップに対してキャップの周方向に回転しながら棒状化粧料を削る。
【0008】
この棒状化粧料繰出容器は、容器本体と、キャップと、シャープナーとを備え、キャップの内部にシャープナーが設けられている。キャップは容器本体に対して着脱可能とされており、シャープナーはキャップの周方向に回転可能とされている。シャープナーは、容器本体にキャップが着脱されるときにキャップの周方向に回転しながら棒状化粧料を削る。棒状化粧料はキャップの周方向に回転するシャープナーによって削られるので、棒状化粧料の周方向に沿って棒状化粧料を適度に削ることができる。したがって、無駄に棒状化粧料が削られることを抑制でき、棒状化粧料の消費が早いという問題の発生を抑制できる。
【0009】
(2)上記(1)において、キャップは、有底筒状を呈してもよく、棒状化粧料繰出容器は、キャップの内部に設けられておりシャープナーをキャップの底部とは反対側に付勢するスプリングを備えてもよい。この場合、シャープナーは、スプリングによってキャップの底部とは反対側に付勢されている。したがって、容器本体にキャップが装着されたときにシャープナーは棒状化粧料に向けて付勢されるので、周方向に回転するシャープナーによって棒状化粧料をより適度に削ることができる。
【0010】
(3)上記(1)または(2)において、キャップは、キャップの内面に第1凹凸部を有してもよく、容器本体は、容器本体の外面に設けられており容器本体にキャップが装着されるときに第1凹凸部に係合する第2凹凸部を有してもよい。第2凹凸部は、シャープナーが棒状化粧料に当接した状態で第1凹凸部に係合してもよい。この場合、容器本体にキャップが装着されて第2凹凸部が第1凹凸部に係合するときに、シャープナーは棒状化粧料に当接している。したがって、キャップを装着するときだけでなくキャップを外すときにも、棒状化粧料を周方向に削ることが可能となる。よって、より確実かつ適度に棒状化粧料を削ることができる。
(【0011】以降は省略されています)

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