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公開番号2025120452
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-08-15
出願番号2025099929,2022016464
出願日2025-06-16,2022-02-04
発明の名称防護柵、及び防護柵の設置方法
出願人鹿島建設株式会社
代理人個人,個人,個人,個人
主分類E01F 15/04 20060101AFI20250807BHJP(道路,鉄道または橋りょうの建設)
要約【課題】防護柵を固定するために要する交通規制期間を短縮する。
【解決手段】床版21,22,23,24により形成された道路50を区画する防護柵1Aにおいて、床版22,23と、道路50を区画する防護柵部10Aと、床版22,23を上下に貫通する床版貫通孔部20hと、床版貫通孔部20hに挿通され、床版22,23に防護柵部10Aを固定する固定部材30とを備える。床版22,23を上下に貫通する床版貫通孔部20hに挿通されて床版22,23に防護柵部10Aを固定する固定部材30により、床版22,23に防護柵部10Aが固定されるため、従来の床版の上面に打ち込まれたアンカーにより仮設の防護柵が床版に固定される技術に比べて、床版に防護柵部を固定するために必要な作業のより多くを床版の下面からの作業にできる。したがって、防護柵を設置するために要する交通規制期間を短縮できる。
【選択図】図3
特許請求の範囲【請求項1】
床版により形成された道路を区画する防護柵であって、
前記防護柵は、前記防護柵により区画される前記道路の車線に沿って延在する第1防護柵部と、前記第1防護柵部に連続して前記車線に沿って延在する第2防護柵部とを備え、
前記第1防護柵部と前記第2防護柵部とを接続する接続部は、垂直視して一方に凸部、他方に凹部を有し、前記凸部及び前記凹部は嵌合可能である、防護柵。
続きを表示(約 920 文字)【請求項2】
前記凸部及び前記凹部には、前記車線に沿った方向の移動を制限する係止部を有する、請求項1に記載の防護柵。
【請求項3】
前記床版を上下に貫通する床版貫通孔部と、
前記第1防護柵部及び前記第2防護柵部の下方に突出した棒材からなり、前記床版貫通孔部に挿通され、前記床版に前記第1防護柵部及び前記第2防護柵部を固定する固定部材と、
をさらに備えた、請求項1又は2に記載の防護柵。
【請求項4】
床版により形成された道路を区画する防護柵の設置方法であって、
前記防護柵により区画される前記道路の車線に沿って延在するように第1防護柵部を設置する第1防護柵部設置工程と、
前記第1防護柵部に連続して前記車線に沿って延在するように第2防護柵部を設置する第2防護柵部設置工程と、
を備え、
前記第1防護柵部設置工程及び前記第2防護柵部設置工程では、前記第1防護柵部と前記第2防護柵部とを接続する接続部は、垂直視して一方に凸部、他方に凹部を有し、前記凸部及び前記凹部は嵌合可能である前記第1防護柵部及び前記第2防護柵部を設置する、防護柵の設置方法。
【請求項5】
前記第1防護柵部設置工程及び前記第2防護柵部設置工程では、前記凸部及び前記凹部には、前記車線に沿った方向の移動を制限する係止部を有する前記第1防護柵部及び前記第2防護柵部を設置する、請求項4に記載の防護柵の設置方法。
【請求項6】
前記第1防護柵部設置工程では、前記床版を上下に貫通する床版貫通孔部を有する前記床版に、前記第1防護柵部の下方に突出した棒材からなり、前記床版に前記第1防護柵部を固定する固定部材を有する前記第1防護柵部を、前記床版貫通孔部に前記棒材を挿通させつつ設置し、
前記第2防護柵部設置工程では、前記床版貫通孔部を有する前記床版に、前記第2防護柵部の下方に突出した棒材からなり、前記床版に前記第2防護柵部を固定する固定部材を有する前記第2防護柵部を、前記床版貫通孔部に前記棒材を挿通させつつ設置する、請求項4又は5に記載の防護柵の設置方法。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、防護柵、及び防護柵の設置方法に関する。
続きを表示(約 1,300 文字)【背景技術】
【0002】
橋梁の道路を形成する既設の床版を新たな床版に架け替える技術が提案されている。道路の一部の車線における床版を架け替える工事の期間中も、道路の他の車線は車両の通行のために供用を続けることが望ましい。そのため、例えば、特許文献1には、既設の床版を架け替える工事が行われている車線と、車両の通行のために供用されている車線とを区画するために、仮設の防護柵が道路に設置される技術が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2018‐9396号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
ところで、上記のような技術では、一部の車線(車線B)を供用しながら、他の車線(車線A)において安全に床版取替え工事を行うために、車両の車線逸脱を防止する仮設防護柵を設けることが開示されている。車両の車線逸脱の衝撃に耐える強度を有する仮設防護柵を設置するためには、車線の規制を行い、車線を通行止めにする必要がある。そのため、防護柵を設置するために要する交通規制期間が長い。
【0005】
そこで本発明は、防護柵を設置するために要する交通規制期間を短縮できる防護柵、及び防護柵の設置方法を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明は、床版により形成された道路を区画する防護柵であって、防護柵は、防護柵により区画される道路の車線に沿って延在する第1防護柵部と、第1防護柵部に連続して車線に沿って延在する第2防護柵部とを備え、第1防護柵部と第2防護柵部とを接続する接続部は、垂直視して一方に凸部、他方に凹部を有し、凸部及び凹部は嵌合可能である、防護柵である。
【0007】
この構成によれば、床版により形成された道路を区画する防護柵において、防護柵は、防護柵により区画される道路の車線に沿って延在する第1防護柵部と、第1防護柵部に連続して車線に沿って延在する第2防護柵部とを備えるが、第1防護柵部と第2防護柵部とを接続する接続部は、垂直視して一方に凸部、他方に凹部を有し、凸部及び凹部は嵌合可能であるため、第1防護柵部と第2防護柵部とを接続することが容易であり、防護柵を設置するために要する交通規制期間を短縮できる。
【0008】
この場合、凸部及び凹部には、車線に沿った方向の移動を制限する係止部を有することが好適である。
【0009】
この構成によれば、凸部及び凹部には、車線に沿った方向の移動を制限する係止部を有するため、第1防護柵部と第2防護柵部とを接続することが容易であり、防護柵を設置するために要する交通規制期間を短縮できる。
【0010】
また、床版を上下に貫通する床版貫通孔部と、第1防護柵部及び第2防護柵部の下方に突出した棒材からなり、床版貫通孔部に挿通され、床版に第1防護柵部及び第2防護柵部を固定する固定部材とをさらに備えることが好適である。
(【0011】以降は省略されています)

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