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公開番号
2025119713
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-08-15
出願番号
2024014656
出願日
2024-02-02
発明の名称
バンドクランプおよびワイヤハーネス
出願人
矢崎総業株式会社
代理人
弁理士法人虎ノ門知的財産事務所
主分類
H02G
3/32 20060101AFI20250807BHJP(電力の発電,変換,配電)
要約
【課題】ロック部のバンド挿入口に対するバンド部の挿入性を向上することができるバンドクランプおよびワイヤハーネスを提供することを目的とする。
【解決手段】バンドクランプ1は、クリップ部10と、フランジ部20と、ロック部30と、バンド部40と、を備え、フランジ部20には、バンド挿入口31の開放端部31aから当該フランジ部20の幅方向Yの一端部20b側に離れるにつれて取付方向Zの他端部側に向かうように傾斜したガイド面21が設けられ、開放端部31aには、フランジ部20の幅方向Yの一端部20b側に向かうにつれて軸線方向Xの両側に向けて広がるように傾斜した一対のテーパ面33が設けられ、かつロック部30は、開放端部31aの取付方向Zの一端部31a1側が他端部31a2側よりもフランジ部20の幅方向Yの一端部20b側に位置されるように突出している。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
取付対象に設けられた取付孔に対して取付方向に沿って嵌合するクリップ部と、
前記クリップ部の前記取付方向の一端部側に設けられ、当該クリップ部よりも大径に形成されるフランジ部と、
前記フランジ部の前記取付方向の一端部側に設けられ、前記取付方向と交差する幅方向に沿って貫通するバンド挿入口が形成されたロック部と、
前記ロック部から帯状に突出し、前記取付方向および前記幅方向と交差する軸線方向に沿って延在する配索材に巻き回された状態で前記バンド挿入口に係止されるバンド部と、を備え、
前記フランジ部には、前記バンド挿入口の開放端部から当該フランジ部の前記幅方向の一端部側に離れるにつれて前記取付方向の他端部側に向かうように傾斜したガイド面が設けられ、
前記開放端部には、前記フランジ部の前記幅方向の一端部側に向かうにつれて前記軸線方向の両側に向けて広がるように傾斜した一対のテーパ面が設けられ、かつ
前記ロック部は、前記開放端部の前記取付方向の一端部側が他端部側よりも前記フランジ部の前記幅方向の一端部側に位置されるように突出している、
バンドクランプ。
続きを表示(約 570 文字)
【請求項2】
配索材と、
前記配索材を支持するバンドクランプと、を備え、
前記バンドクランプは、
取付対象に設けられた取付孔に対して取付方向に沿って嵌合するクリップ部と、
前記クリップ部の前記取付方向の一端部側に設けられ、当該クリップ部よりも大径に形成されるフランジ部と、
前記フランジ部の前記取付方向の一端部側に設けられ、前記取付方向と交差する幅方向に沿って貫通するバンド挿入口が形成されたロック部と、
前記ロック部から帯状に突出し、前記取付方向および前記幅方向と交差する軸線方向に沿って延在する前記配索材に巻き回された状態で前記バンド挿入口に係止されるバンド部と、を備え、
前記フランジ部には、前記バンド挿入口の開放端部から当該フランジ部の前記幅方向の一端部側に離れるにつれて前記取付方向の他端部側に向かうように傾斜したガイド面が設けられ、
前記開放端部には、前記フランジ部の前記幅方向の一端部側に向かうにつれて前記軸線方向の両側に向けて広がるように傾斜した一対のテーパ面が設けられ、かつ
前記ロック部は、前記開放端部の前記取付方向の一端部側が他端部側よりも前記フランジ部の前記幅方向の一端部側に位置されるように突出している、
ワイヤハーネス。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、バンドクランプおよびワイヤハーネスに関する。
続きを表示(約 2,200 文字)
【背景技術】
【0002】
従来のワイヤハーネスのバンドクランプに関する技術として、例えば、特許文献1には、取付対象に設けられた取付孔に対して取付方向に沿って嵌合するクリップ部と、クリップ部の取付方向の一端部側に設けられ当該クリップ部よりも大径に形成されるフランジ部と、フランジ部の取付方向の一端部側に設けられ取付方向と交差する幅方向に沿って貫通するバンド挿入口が形成されたロック部と、ロック部から帯状に突出し配索材に巻き回された状態でバンド挿入口に係止されるバンド部と、を備えたバンドクランプが開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2020-118209号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
ところで、上述した特許文献1に記載のバンドクランプでは、例えば、ロック部のバンド挿入口に対するバンド部の挿入性向上の点で更なる改善の余地があった。
【0005】
本発明は、上記の事情に鑑みてなされたものであって、ロック部のバンド挿入口に対するバンド部の挿入性を向上することができるバンドクランプおよびワイヤハーネスを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記目的を達成するために、本発明に係るバンドクランプは、取付対象に設けられた取付孔に対して取付方向に沿って嵌合するクリップ部と、前記クリップ部の前記取付方向の一端部側に設けられ、当該クリップ部よりも大径に形成されるフランジ部と、前記フランジ部の前記取付方向の一端部側に設けられ、前記取付方向と交差する幅方向に沿って貫通するバンド挿入口が形成されたロック部と、前記ロック部から帯状に突出し、前記取付方向および前記幅方向と交差する軸線方向に沿って延在する配索材に巻き回された状態で前記バンド挿入口に係止されるバンド部と、を備え、前記フランジ部には、前記バンド挿入口の開放端部から当該フランジ部の前記幅方向の一端部側に離れるにつれて前記取付方向の他端部側に向かうように傾斜したガイド面が設けられ、前記開放端部には、前記フランジ部の前記幅方向の一端部側に向かうにつれて前記軸線方向の両側に向けて広がるように傾斜した一対のテーパ面が設けられ、かつ前記ロック部は、前記開放端部の前記取付方向の一端部側が他端部側よりも前記フランジ部の前記幅方向の一端部側に位置されるように突出している。
【発明の効果】
【0007】
本発明に係るバンドクランプおよびワイヤハーネスでは、フランジ部には、バンド挿入口の開放端部から当該フランジ部の幅方向の一端部側に離れるにつれて取付方向の他端部側に向かうように傾斜したガイド面が設けられ、開放端部には、フランジ部の幅方向の一端部側に向かうにつれて軸線方向の両側に向けて広がるように傾斜した一対のテーパ面が設けられ、かつロック部は、開放端部の取付方向の一端部側が他端部側よりもフランジ部の幅方向の一端部側に位置されるように突出している。この構成により、バンドクランプおよびワイヤハーネスは、例えば、ガイド面や一対のテーパ面等によってバンド部の先端部をバンド挿入口の開放端部側にガイドすることができる。この結果、バンドクランプおよびワイヤハーネスは、ロック部のバンド挿入口に対するバンド部の挿入性を向上することができる、という効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【0008】
図1は、実施形態に係るワイヤハーネスに適用されるバンドクランプの例示的な断面図である。
図2は、実施形態に係るバンドクランプのロック部の例示的な平面図である。
図3は、実施形態に係るバンドクランプのクランプ部の例示的な断面図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下、本発明に係る実施形態を図面に基づいて詳細に説明する。なお、下記実施形態によりこの発明が限定されるものではない。また、下記実施形態における構成要素には、当業者が置換可能かつ容易なもの、あるいは実質的に同一のものが含まれる。なお、本明細書では、序数は、部品や、部材、部位、位置、方向等を区別するためだけに用いられており、順番や優先度を示すものではない。
【0010】
[実施形態]
図1は、実施形態に係るワイヤハーネスWHに適用されるバンドクランプ1の断面図である。図1に示される本実施形態のバンドクランプ1は、自動車等の車両に配索されるワイヤハーネスWHに組み込まれるものである。ここで、ワイヤハーネスWHは、例えば、車両に搭載される各機器間の接続のために、電源供給や信号通信に用いられる配索材Wを束にして集合部品とし、コネクタ等で配索材Wを各機器に接続するようにしたものである。本実施形態のワイヤハーネスWHは、導電性を有する配索材Wと、配索材Wを支持するバンドクランプ1と、を備えている。なお、ワイヤハーネスWHは、この他、さらに、グロメットや、電気接続箱、固定具など種々の構成部品を含んで構成されてもよい。
(【0011】以降は省略されています)
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