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公開番号2025119643
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-08-15
出願番号2024014523
出願日2024-02-02
発明の名称充電電圧表示装置および電力用機器
出願人三菱電機株式会社
代理人弁理士法人ぱるも特許事務所
主分類G01R 31/00 20060101AFI20250807BHJP(測定;試験)
要約【課題】蓄電部の放電状態が明確に判別できる充電電圧表示装置を提供することを目的とする。
【解決手段】蓄電部10と、蓄電部10に並列に接続され、蓄電部10の電荷を放電する蓄電部放電回路20と、蓄電部10に並列に接続され、蓄電部10の充電電圧表示回路30およびツェナーダイオード50を直列に接続した第1直列回路とを備え、ツェナーダイオード50のツェナー電圧閾値Vzを、充電電圧表示回路30の消灯電圧Voffよりも大きく、かつ作業上限電圧Vwork以下に設定するようにした。
【選択図】図3
特許請求の範囲【請求項1】
蓄電部と、
前記蓄電部に並列に接続され、前記蓄電部の電荷を放電する蓄電部放電回路と、
前記蓄電部に並列に接続され、前記蓄電部の充電電圧表示回路およびツェナーダイオードを直列に接続した第1直列回路とを備え、
前記ツェナーダイオードのツェナー電圧閾値を、前記充電電圧表示回路の消灯電圧よりも大きく、かつ作業上限電圧以下に設定するようにした充電電圧表示装置。
続きを表示(約 400 文字)【請求項2】
前記充電電圧表示回路は、制限抵抗および発光素子回路を直列に接続することにより構成した請求項1に記載の充電電圧表示装置。
【請求項3】
前記発光素子回路は、複数個の発光素子を直列に接続した発光素子直列回路を複数列に並列に配置することにより構成した請求項2に記載の充電電圧表示装置。
【請求項4】
前記蓄電部放電回路は、放電スイッチおよび放電抵抗を備える請求項1から請求項3のいずれか1項に記載の充電電圧表示装置。
【請求項5】
請求項1から請求項3のいずれか1項に記載の充電電圧表示装置を備えるとともに、前記充電電圧表示装置の蓄電部に充電されたエネルギにより操作される電磁操作機構を備えた電力用機器。
【請求項6】
前記電力用機器は遮断器であって、前記電磁操作機構は前記遮断器の開閉操作を行う請求項5に記載の電力用機器。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、充電電圧表示装置および電力用機器に関するものである。
続きを表示(約 1,600 文字)【背景技術】
【0002】
従来、電力変換装置として、コンデンサと、前記コンデンサの電荷を放電するように設けられた放電回路と、前記コンデンサに並列に接続されたコンデンサ電圧監視回路と、を含む主回路を含む電力変換器を備え、
前記コンデンサ電圧監視回路は、直列に接続された複数の第1発光素子を含む第1直列回路と、
前記第1直列回路に並列に接続され、直列に接続された複数の第2発光素子を含む第2直列回路と、を含み、
前記第1発光素子が発光する電流が流れたときの前記第1直列回路の両端の電圧の大きさは、前記第2発光素子が発光する電流が流れたときの前記第2直列回路の両端の電圧の大きさと異なるようにしたものがあった(下記の特許文献1参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2020-102905号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
従来の前記特許文献では、コンデンサの残電圧が微少の場合、コンデンサ電圧監視回路の発光素子(LED等)の点灯状態および消灯状態が曖昧で不分別となり、作業者にとって消灯つまりコンデンサの放電状態と認識する判断が異なる可能性があった。
【0005】
本開示は、上記のような課題を解決するための技術を開示するものであり、蓄電部の放電状態が明確に判別できる充電電圧表示装置および電力用機器を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本開示の充電電圧表示装置は、
蓄電部と、
前記蓄電部に並列に接続され、前記蓄電部の電荷を放電する蓄電部放電回路と、
前記蓄電部に並列に接続され、前記蓄電部の充電電圧表示回路およびツェナーダイオードを直列に接続した第1直列回路とを備え、
前記ツェナーダイオードのツェナー電圧閾値を、前記充電電圧表示回路の消灯電圧よりも大きく、かつ作業上限電圧以下に設定するようにしたものである。
【0007】
本開示の電力用機器は、前記充電電圧表示装置を備えるとともに、前記充電電圧表示装置の蓄電部に充電されたエネルギにより操作される電磁操作機構を備えたものである。
【発明の効果】
【0008】
本開示の充電電圧表示装置および電力用機器によれば、蓄電部の放電状態が明確に判別できるようになる効果がある。
【図面の簡単な説明】
【0009】
参考例による充電電圧表示装置の構成を示す図である。
参考例による充電電圧表示装置における蓄電部の放電時の電圧と充電電圧表示回路の点灯または消灯状態を示すグラフである。
実施の形態1による充電電圧表示装置の構成を示す図である。
実施の形態1による充電電圧表示装置における蓄電部の放電時の電圧と充電電圧表示回路の点灯または消灯状態を示すグラフである。
実施の形態1による充電電圧表示装置の他の構成を示す図である。
実施の形態1による充電電圧表示装置の他の構成を示す図である。
実施の形態2による充電電圧表示装置の構成を示す図である。
実施の形態3による充電電圧表示装置を備えた電力用機器の構成を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0010】
本開示の参考例.
本開示の実施の形態の説明をする前に、本開示の実施の形態の特徴を明確にするため、参考例による充電電圧表示装置について説明する。
図1は参考例による充電電圧表示装置の構成を示す図であり、図2は参考例による充電電圧表示装置における蓄電部の放電時と充電電圧表示回路の点灯状態または消灯状態を示すグラフである。
(【0011】以降は省略されています)

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