TOP
|
特許
|
意匠
|
商標
特許ウォッチ
Twitter
他の特許を見る
公開番号
2025119304
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-08-14
出願番号
2024014123
出願日
2024-02-01
発明の名称
耐力壁部材および構造用面材
出願人
三井ホーム株式会社
代理人
弁理士法人磯野国際特許商標事務所
主分類
E04B
2/56 20060101AFI20250806BHJP(建築物)
要約
【課題】雨染みを目立たなくできる耐力壁部材および構造用面材を提供する。
【解決手段】構造用面材10と、構造用面材10が釘打ち固定された下地フレーム30と、を備える耐力壁部材1であって、構造用面材10の下縁部には、面材より濃い色の濃色帯部11が形成されており、濃色帯部11には、釘打ちの間隔を示す釘打ちライン13が形成されている。さらに、構造用面材10の表面には、釘打ちの位置をガイドする釘打ち位置ガイド12が形成されており、釘打ち位置ガイド12は、面材の左右両側の側縁部に沿って延在する側縁ガイド縦線15と、幅方向中間部で上下方向に延在する中間ガイド縦線16と、側縁ガイド縦線15と中間ガイド縦線16との間で幅方向に所定間隔をあけて複数本配置された予備ガイド縦線17とを備えている。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
構造用面材と、前記構造用面材が釘打ち固定された下地フレームと、を備える耐力壁部材であって、
前記構造用面材の下縁部には、面材より濃い色の濃色帯部が形成されており、
前記濃色帯部には、釘打ちの間隔を示す釘打ちラインが形成されている
ことを特徴とする耐力壁部材。
続きを表示(約 670 文字)
【請求項2】
前記構造用面材の表面には、釘打ちの位置をガイドする釘打ち位置ガイドが形成されており、
前記釘打ち位置ガイドは、面材の左右両側の側縁部に沿って延在する側縁ガイド縦線と、幅方向中間部で上下方向に延在する中間ガイド縦線と、前記側縁ガイド縦線と前記中間ガイド縦線との間で幅方向に所定間隔をあけて複数本配置された予備ガイド縦線とを備えている
ことを特徴とする請求項1に記載の耐力壁部材。
【請求項3】
前記濃色帯部の前記釘打ちラインは、前記中間ガイド縦線および前記予備ガイド縦線の延長線上にそれぞれ形成されている
ことを特徴とする請求項2記載の耐力壁部材。
【請求項4】
前記濃色帯部の前記釘打ちラインは、上下方向および左右方向にそれぞれ延在し格子状に形成されている
ことを特徴とする請求項1に記載の耐力壁部材。
【請求項5】
前記濃色帯部は、前記構造用面材の上縁部にも形成されている
ことを特徴とする請求項1に記載の耐力壁部材。
【請求項6】
前記釘打ち位置ガイドは、使用される釘の色と異なる色で構成されている
ことを特徴とする請求項2に記載の耐力壁部材。
【請求項7】
下地フレームに釘打ち固定される構造用面材であって、
面材の下縁部には、面材より濃い色の濃色帯部が形成されており、
前記濃色帯部には、釘打ちの間隔を示す釘打ちラインが形成されている
ことを特徴とする構造用面材。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、耐力壁部材および構造用面材に関する。
続きを表示(約 1,600 文字)
【背景技術】
【0002】
木造建築物における耐力壁として下地フレームに構造用面材を張り付けるものがあった。構造用面材は、釘打ちされて枠状フレームに固定されている。釘は、構造用面材の周縁部から所定の位置で所定の間隔で、構造用面材の表面から下地フレームに打ち込む必要があるため、構造用面材に釘打ち位置を正確に表示する必要があった。そこで従来は、構造用面材の表面に墨出しを行って釘打ち位置を示していた。しかしながら、構造用面材ごとに墨出しを行うことは多くの手間と時間を要するため、近年では、構造用面材の表面に釘打ち位置をガイドするガイド縦線を予めプリント表示することがあった。釘打ち位置は、図4に示すように、面材50の左右の両側縁部に設けられた側縁部ガイド縦線51,51と、幅方向中間部に設けられた中間ガイド縦線52にて表示されている。図4中、53は下地フレームを示す。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2012-77572号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
従来の構造用面材を枠状フレームに取り付けた後に、雨に晒されると、構造用面材の木口から水が染み込み、下端部に雨染みが発生する場合があるが、雨染みが目立って見た目が悪くなる問題があった。
【0005】
本発明は、このような観点から創案されたものであり、雨染みを目立たなくできる耐力壁部材および構造用面材を提供することを課題とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
前記課題を解決するための第一の本発明は、構造用面材と、前記構造用面材が釘打ち固定された下地フレームと、を備える耐力壁部材であって、前記構造用面材の下縁部には、面材より濃い色の濃色帯部が形成されており、前記濃色帯部には、釘打ちの間隔を示す釘打ちラインが形成されていることを特徴とする耐力壁部材である。
本発明の耐力壁部材によれば、下縁部に濃色帯部を形成したことで、雨染みが発生しても目立たなくすることができる。また、釘打ちラインにより釘打ち位置をガイドできるとともに、雨染みをより一層目立たなくすることができる。
【0007】
本発明の耐力壁部材においては、前記構造用面材の表面には、釘打ちの位置をガイドする釘打ち位置ガイドが形成されており、前記釘打ち位置ガイドは、面材の左右両側の側縁部に沿って延在する側縁ガイド縦線と、幅方向中間部で上下方向に延在する中間ガイド縦線と、前記側縁ガイド縦線と前記中間ガイド縦線との間で幅方向に所定間隔をあけて複数本配置された予備ガイド縦線とを備えているものが好ましい。このような構成によれば、側縁ガイド縦線と中間ガイド縦線との間に配置間隔が狭い予備ガイド縦線を配置しているので、面材を小さく切断してもガイド縦線が残り、釘打ち位置をガイドすることができる。
【0008】
本発明の耐力壁部材においては、前記濃色帯部の前記釘打ちラインは、前記中間ガイド縦線および前記予備ガイド縦線の延長線上にそれぞれ形成されているものが好ましい。このような構成によれば、構造用面材の高さ方向全長に亘って釘打ち位置をガイドすることができる。
【0009】
本発明の耐力壁部材においては、前記濃色帯部の前記釘打ちラインは、上下方向および左右方向にそれぞれ延在し格子状に形成されているものが好ましい。このような構成によれば、格子状の模様によって雨染みがより一層目立たなくなる。
【0010】
本発明の耐力壁部材においては、前記濃色帯部は、前記構造用面材の上縁部にも形成されているものが好ましい。このような構成によれば、天地に関係なく構造用面材を設置することができる。
(【0011】以降は省略されています)
この特許をJ-PlatPat(特許庁公式サイト)で参照する
関連特許
他の特許を見る