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公開番号
2025118228
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-08-13
出願番号
2024013433
出願日
2024-01-31
発明の名称
保持部材および死角補助装置
出願人
株式会社デンソー
,
トヨタ自動車株式会社
,
株式会社ミライズテクノロジーズ
代理人
弁理士法人ゆうあい特許事務所
主分類
B60R
1/04 20060101AFI20250805BHJP(車両一般)
要約
【課題】光学部材の後付けが可能、かつピラーカバーでの位置調整が容易な保持部材およびこれを用いた死角補助装置を提供する。
【解決手段】保持部材は、入射する外景光を内部で反射させて導光し、射出面2cから射出する導光体2を保持するホルダ部4と、ホルダ部4をピラーカバー10に固定保持する保持部5、6とを有する。ホルダ部4は、導光体2のうち内部に入射した光の反射に用いられる面2c、2dとは異なる部位を保持する。保持部5、6は、ホルダ部4とは反対側の先端部分が、ピラーカバー10と嵌合するクリップ状の挟持部53、63である。死角補助装置は、上記保持部材と、導光体2と、ピラーカバー10に対する導光体2またはホルダ部4の位置決め用の位置決め部材とを備える。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
ピラーカバー(10)に取り付けられ、入射する外景光(L1)を内部で反射させて導光し、射出面から射出する導光体(2)を保持する保持部材であって、
前記導光体のうち内部に入射した入射光(L2)の反射に用いられる面(2c、2d)とは異なる部位(2e、2f、2g)を保持するホルダ部(4)と、
前記ホルダ部を前記ピラーカバーに取り付けた状態で保持する保持部(5、6)と、を備え、
前記保持部は、前記ホルダ部とは反対側の先端部分が、前記ピラーカバーと嵌合するクリップ状の挟持部(53、63)となっている、保持部材。
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【請求項2】
前記ホルダ部のうち前記導光体における前記外景光を内部に入射させる入射部(2a)の側を保持する端部側を前方として、前記保持部は、前記ホルダ部の前記前方に取り付けられる前方保持部(5)を有する、請求項1に記載の保持部材。
【請求項3】
前記ホルダ部のうち前記導光体における前記外景光を内部に入射させる入射部(2a)の側を保持する端部側を前方とし、前記前方とは反対側の端部側を後方として、前記保持部は、前記ホルダ部の前記後方に取り付けられる後方保持部(6)を有する、請求項1または2に記載の保持部材。
【請求項4】
前記保持部は、屈曲が可能な弾性体である、請求項1に記載の保持部材。
【請求項5】
前記ピラーカバーのうち前記導光体と向き合う面を外面(10a)とし、前記外面の反対面を内面(10b)として、前記挟持部のうち前記内面と当接する部分は、先端が少なくとも2つ以上に分割された複数の分割部(531、631)となっている、請求項4に記載の保持部材。
【請求項6】
隣接する前記分割部の隙間(W2)は、前記ピラーカバーの前記内面に形成されているリブ(11)の幅(P2)以上である、請求項5に記載の保持部材。
【請求項7】
前記ピラーカバーの前記内面において所定の間隔で形成されている複数のリブ(11)が配列されている方向を配列方向として、複数の前記分割部は、それぞれの前記配列方向における幅(W1)が複数の前記リブのピッチ間隔(P1)よりも小さい、請求項5に記載の保持部材。
【請求項8】
前記保持部は、前記ホルダ部に固定される固定部(51、61)と前記挟持部との間に長さ調整が可能な長さ調整部(54、64)を有する、請求項4に記載の保持部材。
【請求項9】
請求項1に記載の保持部材と、
入射する外景光(L1)を内部で反射させて導光し、射出面から射出する導光体(2)と、
前記ピラーカバーのうち前記導光体と向き合う面である外面(10a)に取り付けられ、前記導光体または前記保持部材との位置決めに用いられる位置決め部材(7)と、を備える死角補助装置。
【請求項10】
前記位置決め部材は、前記外面から突き出す複数の突起部(71)が繰り返し配列され、前記導光体または前記保持部材の一部と嵌合する嵌合部を有する、請求項9に記載の死角補助装置。
(【請求項11】以降は省略されています)
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本開示は、入射面から入射した外景からの光を内部で反射させて導光して射出面から射出する光学部材を保持する保持部材およびこれを用いた死角補助装置に関する。
続きを表示(約 1,700 文字)
【背景技術】
【0002】
従来、車両のフロントピラーなどの光を遮る障害物に光学部材を保持部材により取り付け、当該障害物により死角となる死角領域からの光を光学部材の内部で反射させて導光し、射出することで死角領域の光景をユーザに視認させる死角補助装置が知られている。例えば、特許文献1に記載の死角補助装置は、対となる半透過ミラーとミラーとが平行配置されてなる光学部材と、これを保持する保持部材とを備え、保持部材が車両内の障害物に取り付けられる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2015-147496号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
特許文献1の死角補助装置は、ピラーあるいはピラーカバーに、ビスなどの固定部材と所定以上の荷重が加わった際に固定を解除する係止部材とにより光学部材の保持部材が取り付けられた構造である。しかしながら、車両では、ユーザである乗員ごとに視点位置が異なることが通常であり、上記の保持部材の固定構造は、ユーザの視点位置の違いに応じて死角補助装置の位置調整を行うことが困難あるいは不可である。また、ユーザの視点位置に対応するために死角補助装置の位置を変更するには、車両構造もしくはピラーカバーの変更や改造が必要となる。このため、従来の死角補助装置は、光学部材を後付けで簡易に使用することが困難である。
【0005】
本開示は、上記の点に鑑み、光学部材を保持しつつ、車両のピラーカバーに取り付けられる保持部材において、光学部材の後付けが可能、かつ保持部材の位置調整を容易とすることおよびこれを用いた死角補助装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本開示の1つの観点によれば、ピラーカバー(10)に取り付けられ、入射する外景光(L1)を内部で反射させて導光し、射出面から射出する導光体(2)を保持する保持部材であって、
導光体のうち内部に入射した入射光(L2)の反射に用いられる面(2c、2d)とは異なる部位(2e、2f、2g)を保持する導光体ホルダ(4)と、
導光体ホルダをピラーカバーに取り付けた状態で保持する保持部(5、6)と、を備え、
保持部は、導光体ホルダとは反対側の先端部分が、ピラーカバーと嵌合するクリップ状の挟持部(53、63)となっている。
【0007】
この保持部材は、ピラーカバーが取り付けられるピラーにより生じる死角領域の光を導光する導光体を保持する導光体ホルダと、導光体ホルダをピラーカバーに取り付けられた状態で保持する保持部とを有し、保持部の先端がピラーカバーを挟持する挟持部である。保持部がピラーカバーを挟んで導光体ホルダを固定する構造であるため、ピラーカバー自体にネジ穴を空けるなどの加工をすることなく、導光体ホルダを介して光学部材(導光体)を後付けすることが可能となる。また、保持部材は、上記のように、ピラーカバー自体に加工を施す必要がなく取付可能であるため、ユーザの視点位置に合わせた位置調整が容易である。
【0008】
また、本開示の1つの観点によれば、死角補助装置は、
上記の観点による保持部材と、
入射する外景光(L1)を内部で反射させて導光し、射出面から射出する導光体(2)と、
ピラーカバーのうち導光体と向き合う面である外面(10a)に取り付けられ、導光体または保持部材との位置決めに用いられる位置決め部材(7)とを有する。
【0009】
これにより、死角補助装置は、光学部材を後付け可能、かつ光学部材を保持する導光体ホルダの位置調整が容易であるとともに、光学部材または導光体ホルダとピラーカバーとの位置決めや位置ズレ抑制が可能な構造となる。
【0010】
なお、各構成要素等に付された括弧付きの参照符号は、その構成要素等と後述する実施形態に記載の具体的な構成要素等との対応関係の一例を示すものである。
【図面の簡単な説明】
(【0011】以降は省略されています)
この特許をJ-PlatPat(特許庁公式サイト)で参照する
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