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公開番号2025117256
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-08-12
出願番号2024012000
出願日2024-01-30
発明の名称換気システム、換気扇、学習装置及び推論装置
出願人三菱電機株式会社
代理人個人
主分類F24F 7/007 20060101AFI20250804BHJP(加熱;レンジ;換気)
要約【課題】降雨状況のモニタリング結果に応じて換気風量を調整して降雨中も換気可能な換気システムを得ること。
【解決手段】回転によって空気流を発生させる羽根車と、羽根車を回転させるモータ4とを有するファン30と、空気流が通過する空間を撮影するカメラ15と、ファン30を制御する制御装置であるインバータ等速度調節器19とを備えた換気システム100であって、インバータ等速度調節器19は、カメラ15で撮影された空気流が通過する空間の画像から空気流とともに吸い込まれた雨水の量を示す吸込雨水量を推定する吸込雨水量推定部21と、吸込雨水量に対応する回転速度でモータ4を回転させるモータ制御部22とを備える。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
回転によって空気流を発生させる羽根車と、前記羽根車を回転させるモータとを有するファンと、
前記空気流が通過する空間を撮影するカメラと、
前記ファンを制御する制御装置とを備えた換気システムであって、
前記制御装置は、
前記カメラで撮影された前記空気流が通過する空間の画像から前記空気流とともに吸い込まれた雨水の量を示す吸込雨水量を推定する吸込雨水量推定部と、
前記吸込雨水量に対応する回転速度で前記モータを回転させるモータ制御部とを備えることを特徴とする換気システム。
続きを表示(約 1,400 文字)【請求項2】
前記吸込雨水量推定部は、前記吸込雨水量が、予め設定された下限閾値未満の第1の範囲と、前記下限閾値以上かつ予め設定された上限閾値以下の第2の範囲と、前記上限閾値を超える第3の範囲とのいずれに含まれるかを示す情報を前記モータ制御部に出力し、
前記モータ制御部は、前記吸込雨水量が前記第1の範囲に含まれる場合には前記モータの回転速度を一定幅上げ、前記吸込雨水量が前記第2の範囲に含まれる場合には前記モータの回転速度を維持し、前記吸込雨水量が前記第3の範囲に含まれる場合には前記モータの回転速度を一定幅下げることを特徴とする請求項1に記載の換気システム。
【請求項3】
前記吸込雨水量推定部は、前記吸込雨水量の情報を前記モータ制御部に出力し、
前記モータ制御部は、前記吸込雨水量が、予め設定された下限閾値未満の場合には前記モータの回転速度を一定幅上げ、前記吸込雨水量が前記下限閾値以上かつ予め設定された上限閾値以下の場合には前記モータの回転速度を維持し、前記吸込雨水量が前記上限閾値を超える場合には前記モータの回転速度を一定幅下げることを特徴とする請求項1に記載の換気システム。
【請求項4】
前記吸込雨水量推定部は、予め設定された間隔で撮影された前記空気流が通過する空間の複数の画像に基づいて前記吸込雨水量を推定することを特徴とする請求項1から3のいずれか1項に記載の換気システム。
【請求項5】
回転によって空気流を発生させる羽根車と、前記羽根車を回転させるモータとを有するファンと、
前記空気流が通過する空間を撮影するカメラと、
前記カメラで撮影された前記空気流が通過する空間の画像から前記空気流とともに吸い込まれた雨水の量を示す吸込雨水量を推定する吸込雨水量推定部と、
前記吸込雨水量に対応する回転速度で前記モータを回転させるモータ制御部とを備えることを特徴とする換気扇。
【請求項6】
羽根車の回転によってファンが発生させる空気流が通過する空間の画像と、吸込雨水量の情報とを含む学習用データを取得する学習用データ取得部と、
前記学習用データを用いて、前記ファンが発生させる空気流が通過する空間の画像に対応する吸込雨水量を推論するための学習済モデルを生成するモデル生成部とを備えることを特徴とする学習装置。
【請求項7】
前記吸込雨水量の情報は、前記空気流が通過する空間の画像に写された雨水滴の密度計算結果であることを特徴とする請求項6に記載の学習装置。
【請求項8】
ファンが発生させる空気流ととともに吸い込まれた雨水の量である吸込雨水量を推論する推論装置であって、
前記ファンが発生させる空気流が通過する空間の画像を取得する推論用データ取得部と、
前記推論用データ取得部で取得した前記ファンが発生させる空気流が通過する空間の画像に対応する吸込雨水量を出力する推論部とを備えることを特徴とする推論装置。
【請求項9】
前記推論部は、前記ファンが発生させる空気流が通過する空間の画像に対応する吸込雨水量を推論するための学習済モデルを用いて、前記ファンが発生させる空気流が通過する空間の画像に対応する吸込雨水量を推論することを特徴とする請求項8に記載の推論装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、室外の空気を室内に取り込む換気システム、換気扇、学習装置及び推論装置に関する。
続きを表示(約 1,500 文字)【背景技術】
【0002】
室外の空気を室内に取り込んで換気を行うに当たっては、降雨時に室外の空気とともに雨を取り込まないようにする対策を講じる必要がある。
【0003】
特許文献1には、屋外に設置した雨センサにより雨が降り始めたことを検知して換気扇を停止し、雨センサにより雨が止んだことを検知して換気扇を運転することで屋内の湿度管理を行う方法が開示されている。この方法によると、換気扇が設置された建物内の湿度が降雨時に上昇することを抑制することが可能となる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特許第6383698号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかしながら、特許文献1に記載された換気扇の制御は、降雨が続く間は、換気扇をオフするため換気ができない。すなわち、特許文献1に開示される方法では、降雨状況のモニタリング結果に応じて換気風量を調整して降雨中に換気することができなかった。
【0006】
本開示は、上記に鑑みてなされたものであって、降雨状況のモニタリング結果に応じて換気風量を調整して降雨中に換気可能な換気システムを得ることを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
上述した課題を解決し、目的を達成するために、本開示に係る換気システムは、回転によって空気流を発生させる羽根車と、羽根車を回転させるモータとを有するファンと、空気流が通過する空間を撮影するカメラと、ファンを制御する制御装置とを備える。制御装置は、カメラで撮影された空気流が通過する空間の画像から空気流とともに吸い込まれた雨水の量を示す吸込雨水量を推定する吸込雨水量推定部と、吸込雨水量に対応する回転速度でモータを回転させるモータ制御部とを備える。
【発明の効果】
【0008】
本開示によれば、降雨状況のモニタリング結果に応じて換気風量を調整して降雨中に換気可能な換気システムを得ることができるという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【0009】
実施の形態1に係る換気システムの構成を示す図
実施の形態1に係る換気システムの換気扇の設置位置の例を示す図
実施の形態1に係る換気扇の構成を示す図
実施の形態1に係る換気扇の断面図
実施の形態1に係る換気システムの吸込雨水量推定部の構成を示す図
実施の形態1に係る換気システムの学習装置の構成図
実施の形態1に係る換気システムの学習装置のニューラルネットワークの一例を示す図
実施の形態1に係る換気システムの学習装置の学習処理に関するフローチャート
実施の形態1に係る換気システムの推論装置の構成図
実施の形態1に係る換気システムの推論装置の推論処理に関するフローチャート
実施の形態2に係る換気扇の構成を示す図
実施の形態2に係る換気扇の断面図
実施の形態2に係る換気扇の設置状態を示す図
実施の形態1に係る換気システム及び実施の形態2に係る換気扇の吸込雨水量推定部のハードウェア構成を示す図
【発明を実施するための形態】
【0010】
以下に、実施の形態に係る換気システム、換気扇、学習装置及び推論装置を図面に基づいて詳細に説明する。なお、各図中、同一または相当する部分には同一の符号が付される。当該部分の重複説明は適宜に簡略化ないし省略される。また、各図面では、各構成部材の大きさの関係が実際のものとは異なる場合がある。
(【0011】以降は省略されています)

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