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公開番号
2025116791
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-08-08
出願番号
2024115436
出願日
2024-07-19
発明の名称
検査装置及び検査方法
出願人
レーザーテック株式会社
代理人
個人
主分類
H01L
21/66 20060101AFI20250801BHJP(基本的電気素子)
要約
【課題】膜の欠陥を高確度で判定することができる検査装置及び検査方法を提供する。
【解決手段】本開示に係る検査装置1は、膜50を透過する第1光L1で膜50を照明して膜50の第1面51側から第1観察光R1を受光する第1光学系10と、膜50の第1面51で反射する第2光L2で膜50を第1面51側から照明して第1面51側から第2観察光R2を受光する第2光学系20と、第1光学系10での明視野観察の観察結果、及び、第2光学系20での暗視野観察の観察結果の組み合わせに基づいて、膜50の欠陥DFの位置が、膜50の第1面51より上方における欠陥DFまたは第1面51の下方における欠陥DFのいずれであるかを判定する判定部31と、を備える。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
膜を透過する第1光で前記膜を照明して前記膜の第1面側から第1観察光を受光する第1光学系と、
前記膜の第1面で反射する第2光で前記膜を第1面側から照明して前記第1面側から第2観察光を受光する第2光学系と、
前記第1光学系での明視野観察の観察結果、及び、前記第2光学系での暗視野観察の観察結果の組み合わせに基づいて、前記膜の厚み方向における前記第1面側を上方、前記第1面の反対側の第2面側を下方としたときの前記膜の欠陥の位置が、前記膜の第1面より上方における前記欠陥または前記第1面より下方における前記欠陥のいずれであるかを判定する判定部と、
を備えた検査装置。
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【請求項2】
前記判定部は、
前記第1光学系での前記観察結果及び前記第2光学系での前記観察結果の双方で前記欠陥が検出された場合に、前記第1面より上方における前記欠陥と判定し、
前記第1光学系での前記観察結果で前記欠陥が検出され、かつ、前記第2光学系での前記観察結果で前記欠陥が検出されない場合に、前記第1面より下方における前記欠陥と判定する、
請求項1に検査装置。
【請求項3】
前記判定部は、
前記第1光学系での前記観察結果及び前記第2光学系での前記観察結果の双方で前記欠陥が検出された場合に、前記第1面の表面上の異物による前記欠陥と判定し、
前記第1光学系での前記観察結果で前記欠陥が検出され、かつ、前記第2光学系での前記観察結果で前記欠陥が検出されない場合に、前記第2面の表面上の異物による前記欠陥と判定する、
請求項1に検査装置。
【請求項4】
前記第1光学系は、前記第1光の光軸を前記第1面に対して垂直にし、
前記第2光学系は、前記第2光の光軸を前記第1面に対して傾けた斜入射照明を用いており、
前記第2光学系で前記第2観察光を受光する対物レンズは、前記第1光学系で前記第1観察光を受光する前記対物レンズと共通である、
請求項1に記載の検査装置。
【請求項5】
前記第1光学系は、前記第1光で前記第1面側から前記膜を照明し、
前記対物レンズは、前記第1光学系の前記第1光を前記膜に対して集光させる、
請求項4に記載の検査装置。
【請求項6】
前記第1光学系における前記第1光は、600nm以上750nm以下の波長を含み、
前記第2光学系における前記第2光は、350nm以上550nm以下の波長を含み、
前記第2光学系における前記第2光の入射角度は、60°以上85°以下を含む、
請求項1に記載の検査装置。
【請求項7】
前記判定部は、
前記第1光学系での前記観察結果により、前記欠陥の大きさを含む形状を判定し、
前記欠陥の前記形状が所定形状の場合において、前記欠陥の前記膜の厚み方向における位置を判定する、
請求項1に記載の検査装置。
【請求項8】
前記第2光学系は、前記第2光の偏光状態を、前記膜を透過する光量が大きくなる偏光状態へ変更する偏光状態変更、前記第2光の波長を、前記膜を透過する光量が大きくなる波長へ変更する波長変更、及び、前記第2光の入射角を、前記膜を透過する光量が大きくなる入射角へ変更する入射角変更のうち、少なくともいずれかを行った変更暗視野観察を行い、
前記判定部は、前記変更暗視野観察の結果から、前記欠陥の高さ情報を取得し、前記欠陥を分類する、
請求項1に記載の検査装置。
【請求項9】
前記膜は、フォトマスクに取り付けられたペリクルを含む、
請求項4に記載の検査装置。
【請求項10】
前記対物レンズの焦点深度は、前記フォトマスクと前記ペリクルとの間の距離よりも小さい、
請求項9に記載の検査装置。
(【請求項11】以降は省略されています)
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本開示は、検査装置及び検査方法に関する。
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【背景技術】
【0002】
特許文献1には、ペリクルの異物を、ペリクルの表面の異物か裏面の異物かを判別可能な暗視野照明系による検査方法が提案されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開平6-258241号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
ペリクル等の膜の欠陥が膜の表面の欠陥か裏面の欠陥かさらに高確度で判定することが所望されている。
【0005】
本開示は、上記の問題を解決するためになされたものであり、膜の欠陥を高確度で判定することができる検査装置及び検査方法を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本開示にかかる検査装置は、膜を透過する第1光で前記膜を照明して前記膜の第1面側から第1観察光を受光する第1光学系と、前記膜の第1面で反射する第2光で前記膜を第1面側から照明して前記第1面側から第2観察光を受光する第2光学系と、前記第1光学系での明視野観察の観察結果、及び、前記第2光学系での暗視野観察の観察結果の組み合わせに基づいて、前記膜の厚み方向における前記第1面側を上方、前記第1面の反対側の第2面側を下方としたときの前記膜の欠陥の位置が、前記膜の第1面より上方における前記欠陥または前記第1面より下方における前記欠陥のいずれであるかを判定する判定部と、を備える。
【0007】
上記検査装置では、前記判定部は、前記第1光学系での前記観察結果及び前記第2光学系での前記観察結果の双方で前記欠陥が検出された場合に、前記第1面より上方における前記欠陥と判定し、前記第1光学系での前記観察結果で前記欠陥が検出され、かつ、前記第2光学系での前記観察結果で前記欠陥が検出されない場合に、前記第1面より下方における前記欠陥と判定してもよい。
【0008】
上記検査装置では、前記判定部は、前記第1光学系での前記観察結果及び前記第2光学系での前記観察結果の双方で前記欠陥が検出された場合に、前記第1面の表面上の異物による前記欠陥と判定し、前記第1光学系での前記観察結果で前記欠陥が検出され、かつ、前記第2光学系での前記観察結果で前記欠陥が検出されない場合に、前記第2面の表面上の異物による前記欠陥と判定してもよい。
【0009】
上記検査装置では、前記第1光学系は、前記第1光の光軸を前記第1面に対して垂直にし、前記第2光学系は、前記第2光の光軸を前記第1面に対して傾けた斜入射照明を用いており、前記第2光学系で前記第2観察光を受光する対物レンズは、前記第1光学系で前記第1観察光を受光する前記対物レンズと共通でもよい。
【0010】
上記検査装置では、前記第1光学系は、前記第1光で前記第1面側から前記膜を照明し、前記対物レンズは、前記第1光学系の前記第1光を前記膜に対して集光させてもよい。
(【0011】以降は省略されています)
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