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公開番号2025115429
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-08-07
出願番号2024009880
出願日2024-01-26
発明の名称車載装置、管理方法および管理プログラム
出願人住友電気工業株式会社,住友電装株式会社,株式会社オートネットワーク技術研究所,トヨタ自動車株式会社
代理人弁理士法人ワンディ-IPパ-トナ-ズ
主分類H04L 12/28 20060101AFI20250731BHJP(電気通信技術)
要約【課題】車載ネットワークにおいて、USBインタフェースを介して接続された外部機器のストレージ領域に簡易な処理でアクセスする。
【解決手段】車載装置は、車載ネットワークにおける車載装置であって、ストレージ領域を有する外部機器を、USBインタフェースを介して接続可能な第1接続ポートと、前記第1接続ポートへの前記外部機器の接続を検知する検知部と、前記検知部により接続を検知された前記外部機器のファイルシステムを、前記車載ネットワークにおける他の機器からアクセス可能なディレクトリにマウントするマウント処理部とを備える。
【選択図】図2
特許請求の範囲【請求項1】
車載ネットワークにおける車載装置であって、
ストレージ領域を有する外部機器を、USBインタフェースを介して接続可能な第1接続ポートと、
前記第1接続ポートへの前記外部機器の接続を検知する検知部と、
前記検知部により接続を検知された前記外部機器のファイルシステムを、前記車載ネットワークにおける他の機器からアクセス可能なディレクトリにマウントするマウント処理部とを備える、車載装置。
続きを表示(約 840 文字)【請求項2】
前記車載装置は、複数の前記第1接続ポートを備え、
前記マウント処理部は、前記外部機器のファイルシステムのディレクトリ名を、前記外部機器が接続された前記第1接続ポートに対応するディレクトリ名に設定する、請求項1に記載の車載装置。
【請求項3】
前記検知部は、USBに従う複数の第2接続ポートを備えるハブを介した前記第1接続ポートへの前記外部機器の接続を検知し、
前記マウント処理部は、前記外部機器のファイルシステムのディレクトリ名を、前記ハブが接続された前記第1接続ポート、および前記ハブにおいて前記外部機器が接続された前記第2接続ポートに対応するディレクトリ名に設定する、請求項1または請求項2に記載の車載装置。
【請求項4】
車載ネットワークにおける車載装置、における管理方法であって、
前記車載装置は、ストレージ領域を有する外部機器を、USBインタフェースを介して接続可能な第1接続ポートを備え、
前記管理方法は、
前記第1接続ポートへの前記外部機器の接続を検知するステップと、
接続を検知した前記外部機器のファイルシステムを、前記車載ネットワークにおける他の機器からアクセス可能なディレクトリにマウントするステップとを含む、管理方法。
【請求項5】
車載ネットワークにおける車載装置、において用いられる管理プログラムであって、
前記車載装置は、ストレージ領域を有する外部機器を、USBインタフェースを介して接続可能な第1接続ポートを備え、
コンピュータを、
前記第1接続ポートへの前記外部機器の接続を検知する検知部と、
前記検知部により接続を検知された前記外部機器のファイルシステムを、前記車載ネットワークにおける他の機器からアクセス可能なディレクトリにマウントするマウント処理部、
として機能させるための、管理プログラム。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、車載装置、管理方法および管理プログラムに関する。
続きを表示(約 1,700 文字)【背景技術】
【0002】
近年、カーシェアリングの普及、および車両に搭載される車載装置の処理能力向上の要望に伴って、車載装置に外付けの機器を接続することにより車載ネットワークをカスタマイズすることが求められている。
【0003】
たとえば、特許文献1(国際公開公報第2020/179123号)には、以下のような管理装置が開示されている。すなわち、管理装置は、1または複数の車載機能部を含むネットワークへの機能部の追加を検知する検知部と、前記検知部によって追加を検知された前記機能部である新規機能部、および前記車載機能部の、アプリケーションレイヤよりも下位のレイヤのネットワーク構成に関する情報を含む機能部情報をそれぞれ取得する取得部と、前記取得部によって取得された各前記機能部情報に基づいて、前記新規機能部をさらに含む前記ネットワークである新規ネットワークの構成情報を生成する生成部とを備える。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
国際公開第2020/179123号
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
特許文献1に記載の技術を超えて、車載ネットワークにおいて、USB(Universal Serial Bus)インタフェースを介して接続された外部機器のストレージ領域に簡易な処理でアクセスすることが可能な技術が望まれる。
【0006】
本開示は、上述の課題を解決するためになされたもので、その目的は、車載ネットワークにおいて、USBインタフェースを介して接続された外部機器のストレージ領域に簡易な処理でアクセスすることが可能な車載装置、管理方法および管理プログラムを提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本開示の車載装置は、車載ネットワークにおける車載装置であって、ストレージ領域を有する外部機器を、USBインタフェースを介して接続可能な第1接続ポートと、前記第1接続ポートへの前記外部機器の接続を検知する検知部と、前記検知部により接続を検知された前記外部機器のファイルシステムを、前記車載ネットワークにおける他の機器からアクセス可能なディレクトリにマウントするマウント処理部とを備える。
【0008】
本開示の一態様は、このような特徴的な処理部を備える車載装置として実現され得るだけでなく、車載装置の一部または全部を実現する半導体集積回路として実現され得たり、車載装置を含むシステムとして実現され得る。
【発明の効果】
【0009】
本開示によれば、車載ネットワークにおいて、USBインタフェースを介して接続された外部機器のストレージ領域に簡易な処理でアクセスすることができる。
【図面の簡単な説明】
【0010】
図1は、本開示の実施の形態に係る車載ネットワーク管理システムの構成の一例を示す図である。
図2は、本開示の実施の形態に係る車載ECUの構成を示す図である。
図3は、本開示の実施の形態に係る車載ECUへのUSBメモリの接続例1を示す図である。
図4は、本開示の実施の形態に係る車載ECUにおけるマウント処理部によるマウント処理後の共有ディレクトリの配下のディレクトリ構造を示す図である。
図5は、本開示の実施の形態に係る車載ECUへのUSBメモリの接続例2を示す図である。
図6は、本開示の実施の形態に係る車載ECUにおけるマウント処理部によるマウント処理後の共有ディレクトリの配下のディレクトリ構造を示す図である。
図7は、本開示の実施の形態に係る車載ECUがマウント処理を行う際の動作手順の一例を定めたフローチャートである。
図8は、本開示の実施の形態に係る車載ネットワーク管理システムにおける通信のシーケンスの一例を示す図である。
【発明を実施するための形態】
(【0011】以降は省略されています)

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