TOP特許意匠商標
特許ウォッチ Twitter
10個以上の画像は省略されています。
公開番号2025113469
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-08-01
出願番号2025089762,2022508193
出願日2025-05-29,2021-03-03
発明の名称通信制御装置、及び通信制御方法
出願人ソニーグループ株式会社
代理人個人,個人
主分類H04W 72/566 20230101AFI20250725BHJP(電気通信技術)
要約【課題】より短い待ち時間でデータを送信することができるようにする。
【解決手段】所定の周波数帯域に応じたリンクを複数利用してデータを送信する場合に、データのアクセスカテゴリごとに、複数のリンクでの送信の優先度に関する情報を設定する制御部を備える通信装置が提供される。本技術は、例えば無線LANシステムを構成する機器に適用することができる。
【選択図】図9
特許請求の範囲【請求項1】
所定の周波数帯域に応じたリンクを複数利用してデータを送信する場合に、データのアクセスカテゴリごとに、複数のリンクでの送信の優先度に関する情報を設定する制御部を備える
通信装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本技術は、通信装置に関し、特に、より短い待ち時間でデータを送信することができるようにした通信装置に関する。
続きを表示(約 1,200 文字)【背景技術】
【0002】
無線LAN(Local Area Network)システムでは、連続した周波数チャネルではなく、異なる周波数帯域を複数利用して伝送効率を向上させる技術として、マルチリンクオペレーション技術が提案されており、連続する周波数チャネルが利用可能でなくとも、他の周波数帯域を相互に利用することで、高速通信を実施することができる。
【0003】
特許文献1には、複数の周波数チャネルを用いて複数のフレームを同時に同一の宛先へ送信可能な無線装置で、第1周波数チャネルの空きが第1期間継続した場合、バッファにあるフレームを第1送信手段へ出力して、第2周波数チャネルの空きが第2期間継続した場合、バッファにあるフレームを第2送信手段へ出力する構成とその制御技術が開示されている。
【0004】
また、無線LANシステムでは、データ伝送の制御方法として、EDCA(Enhanced Distributed Channel Access)制御が採用され、アクセスカテゴリごとに優先的に送信すべきデータを短い送信待ち時間で送信する構成が一般的に利用されてきた。
【0005】
このEDCA制御によると、短いレイテンシが求められるアクセスカテゴリのデータには、より短い送信待ち時間AIFS(Arbitration Inter Frame Spacing)が割当てられ、ランダムバックオフの待ち時間も、短い範囲内から選択される構成になっていた。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0006】
特開2010-130280号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
ところで、従来のEDCA制御では、音声データが最優先のデータとされていたことから、本来優先すべきデータを優先して送信することができず、短い待ち時間でデータの送信を可能とするための技術が求められていた。
【0008】
本技術はこのような状況に鑑みてなされたものであり、より短い待ち時間でデータを送信することができるようにするものである。
【課題を解決するための手段】
【0009】
本技術の一側面の通信装置は、所定の周波数帯域に応じたリンクを複数利用してデータを送信する場合に、データのアクセスカテゴリごとに、複数のリンクでの送信の優先度に関する情報を設定する制御部を備える通信装置である。
【0010】
本技術の一側面の通信方法は、通信装置が、所定の周波数帯域に応じたリンクを複数利用してデータを送信する場合に、データのアクセスカテゴリごとに、複数のリンクでの送信の優先度に関する情報を設定する通信方法である。
(【0011】以降は省略されています)

この特許をJ-PlatPatで参照する

関連特許