TOP
|
特許
|
意匠
|
商標
特許ウォッチ
Twitter
他の特許を見る
10個以上の画像は省略されています。
公開番号
2025113170
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-08-01
出願番号
2024214478
出願日
2024-12-09
発明の名称
シート排出装置及び画像形成装置
出願人
キヤノン株式会社
代理人
弁理士法人近島国際特許事務所
主分類
B65H
5/06 20060101AFI20250725BHJP(運搬;包装;貯蔵;薄板状または線条材料の取扱い)
要約
【課題】シートの排出性を向上すると共にシートへのダメージを抑えることができるシート排出装置及びこれを備える画像形成装置を提供する。
【解決手段】シート排出装置は、第1ローラと、第2軸線方向に延びる第2回転軸線を中心に回転する第2ローラと、を備える。第2ローラは、シートを積載部に向けて押し出すように構成された第1面及び第2面と、周面を含むローラ部と、を有する。第1端における周面の回転半径を第1半径、第2端における周面の回転半径を第2半径、第1面の回転半径を第3半径、及び第2面の回転半径を第4半径としたとき、(i)周面は、第1半径が第2半径よりも大きくなるように、第2軸線方向に対して傾斜しており、(ii)第3半径は、第1半径よりも大きく、(iii)第4半径は、第2半径よりも小さい。
【選択図】図4
特許請求の範囲
【請求項1】
シートが積載される積載部と、
第1軸線方向に延びる第1回転軸線を中心に回転する第1ローラと、
第2軸線方向に延びる第2回転軸線を中心に回転し、前記第1ローラと共にシートを前記積載部に向けて排出するように構成された第2ローラと、を備え、
前記第2ローラは、前記第2軸線方向に見て、前記第2回転軸線を中心とした円に交差するように延び、シートを前記積載部に向けて押し出すように構成された第1面と、前記第2軸線方向に見て、前記第2回転軸線を中心とした円に交差するように延び、シートを前記積載部に向けて押し出すように構成された第2面と、前記第2軸線方向において前記第1面と前記第2面との間に配置され、前記第1ローラとの間に排出ニップが形成されるように前記第1ローラに当接する周面を含むローラ部と、を有し、
前記周面は、前記第2軸線方向において、第1端と前記第1端とは反対の第2端と、を有し、
前記第2軸線方向における前記第1端と前記第1面との間の距離は、前記第2軸線方向における前記第2端と前記第1面との間の距離よりも短く、
前記第1端における前記周面の回転半径を第1半径、前記第2端における前記周面の回転半径を第2半径、前記第1面の回転半径を第3半径、及び前記第2面の回転半径を第4半径としたとき、
(i)前記周面は、前記第1半径が前記第2半径よりも大きくなるように、前記第2軸線方向に対して傾斜しており、
(ii)前記第3半径は、前記第1半径よりも大きく、
(iii)前記第4半径は、前記第2半径よりも小さい、
ことを特徴とするシート排出装置。
続きを表示(約 2,200 文字)
【請求項2】
前記第1軸線方向に直交し前記排出ニップを通る前記第1ローラの接線に平行な方向に見て、前記第1面及び前記第2面は、前記第1回転軸線と平行かつ前記排出ニップを通る直線に重なる位置に配置されている、
ことを特徴とする請求項1に記載のシート排出装置。
【請求項3】
前記第2ローラは、前記第2軸線方向において前記ローラ部とは異なる位置に配置される面を有し、
前記面は、前記第2軸線方向に交差する方向に延び、かつ前記第2ローラが前記第1ローラと共にシートを前記積載部に向けて排出する際の前記第2ローラの回転方向において上流側に臨む、
ことを特徴とする請求項1に記載のシート排出装置。
【請求項4】
第3軸線方向に延びる第3回転軸線を中心に回転し、前記第1ローラと共にシートを前記積載部に向けて排出するように構成された第3ローラを更に備え、
前記周面及び前記ローラ部は、それぞれ第1周面及び第1ローラ部であり、
前記第3ローラは、前記第3軸線方向に見て、前記第3回転軸線を中心とした円に交差するように延び、シートを前記積載部に向けて押し出すように構成された第3面と、前記第3軸線方向に見て、前記第3回転軸線を中心とした円に交差するように延び、シートを前記積載部に向けて押し出すように構成された第4面と、前記第3軸線方向において前記第3面と前記第4面との間に配置され、前記第1ローラに当接する第2周面を含む第2ローラ部と、を有し
前記第2周面は、前記第3軸線方向において、第3端と、前記第3端とは反対の第4端と、を有し、
前記第3軸線方向における前記第3端と前記第3面との間の距離は、前記第3軸線方向における前記第4端と前記第3面との間の距離よりも短く、
前記第3端における前記第2周面の回転半径を第5半径、前記第4端における前記第2周面の回転半径を第6半径、前記第3面の回転半径を第7半径、及び前記第4面の回転半径を第8半径としたとき、
(i)前記第2周面は、前記第5半径が前記第6半径よりも大きくなるように、前記第3軸線方向に対して傾斜しており、
(ii)前記第7半径は、前記第5半径よりも大きく、
(iii)前記第8半径は、前記第6半径よりも小さく、
前記第1軸線方向について、前記第2ローラの前記第2端と前記第3ローラの前記第4端は、前記第2ローラの前記第1端と前記第3ローラの前記第3端の間に配置されている、
ことを特徴とする請求項1に記載のシート排出装置。
【請求項5】
前記第2ローラは、前記第1ローラに対して相対移動可能に構成されている、
ことを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1項に記載のシート排出装置。
【請求項6】
前記第1ローラを駆動する駆動源を更に備え、
前記第2ローラは、前記第1ローラに当接することで前記第1ローラによって回転される、
ことを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1項に記載のシート排出装置。
【請求項7】
前記第2回転軸線は、前記第1回転軸線よりも水平方向において前記積載部に近い、
ことを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1項に記載のシート排出装置。
【請求項8】
前記第2回転軸線は、鉛直方向において、前記第1回転軸線の下方に位置する、
ことを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1項に記載のシート排出装置。
【請求項9】
シートに画像を形成する画像形成部と、
前記画像形成部によって画像が形成されたシートを排出する、請求項1乃至4のいずれか1項に記載のシート排出装置と、を備えた、
ことを特徴とする画像形成装置。
【請求項10】
シートが積載される積載部と、
第1軸線方向に延びる第1回転軸線を中心に回転する第1ローラと、
第2軸線方向に延びる第2回転軸線を中心に回転し、前記第1ローラと共にシートを前記積載部に向けて排出するように構成された第2ローラと、を備え、
前記第2ローラは、前記第2軸線方向に見て、前記第2回転軸線を中心とした円に交差するように延び、シートを前記積載部に向けて押し出すように構成された押し出し面と、前記第2軸線方向において前記押し出し面とは異なる位置に配置され、前記第1ローラとの間に排出ニップが形成されるように前記第1ローラに当接する周面を含むローラ部と、を有し、
前記周面は、前記第2軸線方向において、第1端と、前記第1端とは反対の第2端と、を有し、
前記第2軸線方向における前記第1端と前記押し出し面との間の距離は、前記第2軸線方向における前記第2端と前記押し出し面との間の距離よりも短く、
前記第1端における前記周面の回転半径を第1半径、及び前記第2端における前記周面の回転半径を第2半径としたとき、
(i)前記周面は、前記第1半径が前記第2半径よりも大きくなるように、前記第2軸線方向に対して傾斜しており、
(ii)前記押し出し面の回転半径は、前記第1半径よりも大きい、
ことを特徴とするシート排出装置。
(【請求項11】以降は省略されています)
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、シートを排出するシート排出装置及びこれを備える画像形成装置に関する。
続きを表示(約 3,000 文字)
【背景技術】
【0002】
従来、第1ローラ及び第2ローラから構成され、シートを画像形成装置の外部に排出する排出ローラ対が提案されている(特許文献1参照)。第1ローラは、第2ローラに圧接する円筒部と、フランジ部と、を有し、フランジ部の外周部には、複数の凸部が形成されている。複数の凸部は、第1ローラ及び第2ローラによって排出されるシートの後端を、排出部に向けて押し出すためのものであり、第1ローラの円筒部の半径と同等以下の大きさに形成されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2013-147324号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、凸部が第2ローラに近づく方向に第1ローラが第2ローラに対して傾いた場合には、凸部が第1ローラの円筒部に対して径方向の外側に突出する可能性がある。凸部が円筒部に対して大きく突出した場合、シートがダメージを受ける可能性が高まる。
【0005】
本発明は、シートの排出性を向上すると共にシートへのダメージを抑えることができるシート排出装置及びこれを備える画像形成装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明は、シート排出装置において、シートが積載される積載部と、第1軸線方向に延びる第1回転軸線を中心に回転する第1ローラと、第2軸線方向に延びる第2回転軸線を中心に回転し、前記第1ローラと共にシートを前記積載部に向けて排出するように構成された第2ローラと、を備え、前記第2ローラは、前記第2軸線方向に見て、前記第2回転軸線を中心とした円に交差するように延び、シートを前記積載部に向けて押し出すように構成された第1面と、前記第2軸線方向に見て、前記第2回転軸線を中心とした円に交差するように延び、シートを前記積載部に向けて押し出すように構成された第2面と、前記第2軸線方向において前記第1面と前記第2面との間に配置され、前記第1ローラとの間に排出ニップが形成されるように前記第1ローラに当接する周面を含むローラ部と、を有し、前記周面は、前記第2軸線方向において、第1端と前記第1端とは反対の第2端と、を有し、前記第2軸線方向における前記第1端と前記第1面との間の距離は、前記第2軸線方向における前記第2端と前記第1面との間の距離よりも短く、前記第1端における前記周面の回転半径を第1半径、前記第2端における前記周面の回転半径を第2半径、前記第1面の回転半径を第3半径、及び前記第2面の回転半径を第4半径としたとき、(i)前記周面は、前記第1半径が前記第2半径よりも大きくなるように、前記第2軸線方向に対して傾斜しており、(ii)前記第3半径は、前記第1半径よりも大きく、(iii)前記第4半径は、前記第2半径よりも小さい、ことを特徴とする。
【0007】
また、本発明は、シート排出装置において、シートが積載される積載部と、第1軸線方向に延びる第1回転軸線を中心に回転する第1ローラと、第2軸線方向に延びる第2回転軸線を中心に回転し、前記第1ローラと共にシートを前記積載部に向けて排出するように構成された第2ローラと、を備え、前記第2ローラは、前記第2軸線方向に見て、前記第2回転軸線を中心とした円に交差するように延び、シートを前記積載部に向けて押し出すように構成された押し出し面と、前記第2軸線方向において前記押し出し面とは異なる位置に配置され、前記第1ローラとの間に排出ニップが形成されるように前記第1ローラに当接する周面を含むローラ部と、を有し、前記周面は、前記第2軸線方向において、第1端と、前記第1端とは反対の第2端と、を有し、前記第2軸線方向における前記第1端と前記押し出し面との間の距離は、前記第2軸線方向における前記第2端と前記押し出し面との間の距離よりも短く、前記第1端における前記周面の回転半径を第1半径、及び前記第2端における前記周面の回転半径を第2半径としたとき、(i)前記周面は、前記第1半径が前記第2半径よりも大きくなるように、前記第2軸線方向に対して傾斜しており、(ii)前記押し出し面の回転半径は、前記第1半径よりも大きい、ことを特徴とする。
【0008】
また、本発明は、シート排出装置において、シートが積載される積載部と、第1軸線方向に延びる第1回転軸線を中心に回転する第1ローラと、第2軸線方向に延びる第2回転軸線を中心に回転し、前記第1ローラと共にシートを前記積載部に向けて排出するように構成された第2ローラと、を備え、前記第2ローラは、前記第2軸線方向に見て、前記第2回転軸線を中心とした円に交差するように延び、シートを前記積載部に向けて押し出すように構成された押し出し面と、前記第2軸線方向において前記押し出し面とは異なる位置に配置され、前記第1ローラとの間に排出ニップが形成されるように前記第1ローラに当接する周面を含むローラ部と、を有し、前記周面は、前記第2軸線方向において、第1端と、前記第1端とは反対の第2端と、を有し、前記第2軸線方向における前記第1端と前記押し出し面との間の距離は、前記第2軸線方向における前記第2端と前記押し出し面との間の距離よりも長く、前記第1端における前記周面の回転半径を第1半径、及び前記第2端における前記周面の回転半径を第2半径としたとき、(i)前記周面は、前記第1半径が前記第2半径よりも大きくなるように、前記第2軸線方向に対して傾斜しており、(ii)前記押し出し面の回転半径は、前記第2半径よりも小さい、ことを特徴とする。
【発明の効果】
【0009】
本発明によると、シートの排出性を向上すると共にシートへのダメージを抑えることができる。
【図面の簡単な説明】
【0010】
第1の実施の形態に係る画像形成装置を示す全体概略図。
(a)は排出トレイに向けてシートが排出される様子を示す断面図、(b)は両面搬送路に向けてシートが搬送される様子を示す断面図。
排出ローラ対を示す正面図。
(a)は従動ローラを示す左側面図及びその一部拡大図、(b)は従動ローラを示す正面図、(c)は従動ローラを示す右側面図及びその一部拡大図。
従動ローラの周速及びシートの搬送速度を示す図。
シートを搬送している際の従動ローラの姿勢を示す正面図。
(a)は第2の実施の形態に係る従動ローラを示す左側面図及びその一部拡大図、(b)は従動ローラを示す正面図、(c)は従動ローラを示す右側面図。
(a)は第3の実施の形態に係る従動ローラを示す左側面図、(b)は従動ローラを示す正面図、(c)は従動ローラを示す右側面図及びその一部拡大図。
(a)は第4の実施の形態に係る従動ローラを示す左側面図及びその一部拡大図、(b)は従動ローラを示す正面図、(c)は従動ローラを示す右側面図及びその一部拡大図。
4つの従動ローラの配置関係を示す図。
【発明を実施するための形態】
(【0011】以降は省略されています)
この特許をJ-PlatPat(特許庁公式サイト)で参照する
関連特許
他の特許を見る