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公開番号2025111990
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-07-31
出願番号2024005965
出願日2024-01-18
発明の名称画像形成装置
出願人京セラドキュメントソリューションズ株式会社
代理人弁理士法人 佐野特許事務所
主分類G03G 15/00 20060101AFI20250724BHJP(写真;映画;光波以外の波を使用する類似技術;電子写真;ホログラフイ)
要約【課題】製造コストを抑制しながら濃度ムラの発生を抑制できる画像形成装置を提供する。
【解決手段】制御部は、画像形成部と、現像バイアス電源と、帯電バイアス電源と、転写バイアス電源と、を制御する。制御部は、画像を形成する画像形成動作と、エージング動作と、を実行可能である。エージング動作は、画像形成動作を停止した状態で転写バイアスを転写部材に印加して像担持体に転写電流を供給する。
【選択図】図2
特許請求の範囲【請求項1】
表面に感光層が形成された像担持体と、
前記像担持体に対向配置され、前記像担持体を帯電させる帯電部材を有する帯電装置と、
前記帯電装置により帯電された前記像担持体を露光することにより静電潜像を形成する露光装置と、
前記像担持体に対向配置され、現像剤を担持する現像剤担持体を有し、前記像担持体に形成された前記静電潜像にトナーを付着させてトナー像を形成する現像装置と、
を含む画像形成部と、
前記像担持体に対向配置され、所定の転写電圧が印加されて前記像担持体上に形成された前記トナー像を被転写体に転写する転写部材と、
直流電圧に交流電圧を重畳した現像バイアスを前記現像剤担持体に印加する現像バイアス電源と、
直流電圧を含む帯電バイアスを前記帯電部材に印加する帯電バイアス電源と、
直流電圧を含む転写バイアスを前記転写部材に印加する転写バイアス電源と、
前記画像形成部と、前記現像バイアス電源と、前記帯電バイアス電源と、転写バイアス電源と、を制御する制御部と、を備えた画像形成装置において、
前記制御部は、
画像を形成する画像形成動作と、
前記画像形成動作を停止した状態で前記転写バイアスを前記転写部材に印加して前記像担持体に転写電流を供給するエージング動作と、実行可能である、画像形成装置。
続きを表示(約 480 文字)【請求項2】
前記エージング動作の実行時において、前記帯電バイアスを前記帯電部材に印加して前記像担持体を帯電させ、
前記エージング動作の実行時に印加する前記帯電バイアスは、前記画像形成動作の実行時に印加する前記帯電バイアスよりも小さい、請求項1に記載の画像形成装置。
【請求項3】
前記エージング動作の実行時において、前記帯電バイアスを前記帯電部材に印加しない、請求項1に記載の画像形成装置。
【請求項4】
前記帯電部材の周囲の温度及び湿度を検知する検知センサーをさらに備え、
前記制御部は、前記検知センサーの検知結果に基づいて低温低湿環境又は高湿環境にある判定した場合に、前記エージング動作を実行する、請求項1又は請求項2に記載の画像形成装置。
【請求項5】
前記帯電バイアスは、直流電圧のみから成る、請求項1又は請求項2に記載の画像形成装置。
【請求項6】
前記感光層は、正帯電単層型であり、未使用の状態で膜厚が、37μm以上ある、請求項1又は請求項2に記載の画像形成装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、画像形成装置に関する。
続きを表示(約 1,600 文字)【背景技術】
【0002】
従来の画像形成装置は、画像形成部と、現像バイアス電源と、帯電バイアス電源と、制御部と、を備える。画像形成部は、像担持体と、帯電装置と、露光装置と、現像装置と、を含む。像担持体は、表面に感光層が形成されている。帯電装置は、像担持体に対向配置され、像担持体を帯電させる帯電部材を有する。露光装置は、帯電装置により帯電された像担持体を露光することにより静電潜像を形成する。現像装置は、像担持体に対向配置され、現像剤を担持する現像剤担持体を有し、像担持体に形成された静電潜像にトナーを付着させてトナー像を形成する。
【0003】
現像バイアス電源は、現像剤担持体に現像バイアスを印加する。帯電バイアス電源は、帯電部材に電圧を印加する。制御部は、画像形成部と、現像バイアス電源と、帯電バイアス電源と、を制御する。
【0004】
特許文献1の画像形成装置では、帯電部材を収容するケーシングは、金属製のシールド部材により覆われるとともにシールド部材と密着する。また、特許文献2の画像形成装置では、現像バイアス電源を帯電部材に対して導電性部材で覆って隠す。
【0005】
これにより、現像バイアス電源により印加される現像バイアスの電界が、帯電バイアス電源が印加する帯電バイアスに及ぼす影響を抑制できる。従って、像担持体の表面電位にムラが発生することを低減して濃度ムラ(シミ画像)の発生を抑制できる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0006】
特開2011-164866号公報
特開平6-167873号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
特許文献1及び特許文献2の構成では、部品点数が増えて製造コストが上昇する問題があった。
【0008】
本発明は、上記問題点に鑑み、製造コストを抑制しながら濃度ムラの発生を抑制できる画像形成装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0009】
上記目的を達成するために本発明の第1の構成は、画像形成部と、転写部材と、現像バイアス電源と、帯電バイアス電源と、転写バイアス電源と、制御部と、を備える画像形成装置である。画像形成部は、像担持体と、帯電装置と、露光装置と、現像装置と、を含む。像担持体は、表面に感光層が形成されている。帯電装置は、像担持体に対向配置され、像担持体を帯電させる帯電部材を有する。露光装置は、帯電装置により帯電された像担持体を露光することにより静電潜像を形成する。現像装置は、像担持体に対向配置され、現像剤を担持する現像剤担持体を有し、像担持体に形成された静電潜像にトナーを付着させてトナー像を形成する。転写部材は、像担持体に対向配置され、所定の転写電圧が印加されて像担持体上に形成されたトナー像を被転写体に転写する。現像バイアス電源は、直流電圧に交流電圧を重畳した現像バイアスを現像剤担持体に印加する。帯電バイアス電源は、直流電圧を含む帯電バイアスを帯電部材に印加する。転写バイアス電源は、直流電圧を含む転写バイアスを転写部材に印加する。制御部は、画像形成部と、現像バイアス電源と、帯電バイアス電源と、転写バイアス電源と、を制御する。制御部は、画像を形成する画像形成動作と、エージング動作と、を実行可能である。エージング動作は、画像形成動作を停止した状態で転写バイアスを転写部材に印加して像担持体に転写電流を供給する。
【発明の効果】
【0010】
本発明の第1の構成によれば、製造コストを抑制しながら濃度ムラの発生を抑制できる画像形成装置を提供できる。
【図面の簡単な説明】
(【0011】以降は省略されています)

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