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公開番号
2025111784
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-07-30
出願番号
2025076628,2022509644
出願日
2025-05-02,2020-08-14
発明の名称
レール監視素子を固定及び位置決めするための装置及び装置の使用法
出願人
ヒタチ レール ジーティーエス ドイチュランド ゲーエムベーハー
代理人
個人
,
個人
主分類
E01B
35/00 20060101AFI20250723BHJP(道路,鉄道または橋りょうの建設)
要約
【課題】レールのレールウェブ上へのレール監視素子の固定及び位置決めをより効率的に、簡単に、かつ、より正確にする装置を提供する。
【解決手段】レール監視素子(14)を固定及び位置決めする装置(10)をレール(12)に締結するクランプ装置と、レール監視素子(14)をレールウェブ(16)に押し付ける押圧部材(22)と、前記装置が取付け状態にあるレールウェブ(16)に対し、付勢要素により生じた力によって押圧部材(22)を押し付ける付勢要素(20)と、付勢要素(20)を支えるための保持具(36)とを有し、付勢要素(20)が空気圧式又は油圧式の付勢要素であり、付勢要素(20)が押圧部材(22)に対して動作可能に接続された少なくとも一つのピストンロッド(24)を有する空気圧シリンダ又は油圧シリンダであり、押圧部材(22)が少なくとも1つのピストンロッド(24)に対して傾けることができる、装置(10)。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
レール底部(18)と、レールウェブ(16)と、レール頭部(34)とを備えるレール(12)の前記レールウェブ(16)上にレール監視素子(14)を固定及び位置決めするための装置(10)であって、
前記装置(10)を前記レール(12)に締結することができるクランプ装置と、
前記レール監視素子(14)を前記レールウェブ(16)に押し付けるための押圧部材(22)と、
付勢要素(20、54)であって、前記装置が取付け状態にあるときの前記レールウェブ(16)に対し、前記付勢要素により生じた力によって前記押圧部材(22)を押し付けることができる、付勢要素(20、54)と、
前記付勢要素(20、54)を支えるための保持具(36)とを有し、
前記付勢要素(20)が空気圧式又は油圧式の付勢要素であり、
前記付勢要素(20)が前記押圧部材(22)に対して動作可能に接続された少なくとも一つのピストンロッド(24)を有する空気圧シリンダ又は油圧シリンダであり、
前記押圧部材(22)が前記少なくとも1つのピストンロッド(24)に対して傾けることができる、装置(10)。
続きを表示(約 990 文字)
【請求項2】
前記クランプ装置が、前記装置(10)を前記レール(12)の前記レール底部(18)に締結することができるレール底部クランプ(26)であることを特徴とする、請求項1に記載の装置。
【請求項3】
前記クランプ装置が、前記装置を前記レール(12)に締結することができるレール頭部クランプ(44)であり、前記レール頭部クランプ(44)は、前記取付け状態において前記レール頭部(34)に上方から係合すると共に前記レールウェブ(16)を両側から把持することを特徴とする、請求項1に記載の装置。
【請求項4】
前記付勢要素(20)が、前記取付け状態において前記レール(12)の前記押圧部材(22)と同じ側に位置することを特徴とする、請求項1、請求項2、又は請求項3に記載の装置。
【請求項5】
前記付勢要素(20)が、前記取付け状態において前記レール(12)の前記押圧部材(22)とは反対側に位置することを特徴とする、請求項1、請求項2、又は請求項3に記載の装置。
【請求項6】
前記少なくとも1つのピストンロッド(24)は、前記押圧部材(22)に対して回転不能であるように構成されていることを特徴とする、請求項1から5のいずれか一項に記載の装置。
【請求項7】
前記空気圧シリンダ又は前記油圧シリンダのストロークの調整が可能であることを特徴とする、請求項1から6のいずれか一項に記載の装置。
【請求項8】
前記押圧部材(22)に及ぼされる圧力を表示及び/又は設定する制御ユニット(28)が設けられることを特徴とする、請求項1から7のいずれか一項に記載の装置。
【請求項9】
前記押圧部材(22)は、前記レール監視素子(14)用の収容部を有し、前記押圧部材(22)は、前記レールウェブ(16)に対して均一に押し付けられるように構成されていることを特徴とする、請求項1から8のいずれか一項に記載の装置。
【請求項10】
前記保持具(36)は、前記取付け状態において、前記クランプ装置に対して、前記レールの下面に対して垂直な方向の調整が可能であることを特徴とする、請求項1から9のいずれか一項に記載の装置。
(【請求項11】以降は省略されています)
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、レールのレールウェブ上にレール監視素子を固定及び位置決めするための装置に関する。レールのレールウェブは、レールのレール底部とレール頭部との間に配置される。本発明はさらに、レールのレールウェブ上にレール監視素子を固定及び位置決めするための装置の使用法に関する。
続きを表示(約 1,400 文字)
【背景技術】
【0002】
レール監視素子を固定するための装置は、特許文献3により知られている。
【0003】
鉄道輸送をより安全にするために、例えば、車軸カウンタ用のセンサ素子などのレール監視素子が使用される。車軸カウンタは、特に、車軸カウンタの位置を列車が完全に通過したかどうか確認するために使用することができ、例えば、関連する路線区間が空いているかふさがっているかを判定するために使用することができる。そのようなレール監視素子は、一般的に、レールに締結されるセンサ素子を備える。
【0004】
レール監視において光ファイバセンサの重要性はますます高まってきている。ファイバブラッググレーティング(FBG)などの、光ファイバに埋め込まれた1つ又は複数のセンサは、機械的変量によって引き起こされる光ファイバのひずみ又は圧縮を検出するために使用され、したがって、力、トルク、加速度、負荷、圧力状態などを検出することができる。
【0005】
FBGセンサを有するレール監視素子は、例えば、特許文献2により知られている。特許文献2は、レール監視素子をレールに接着固定すること、すなわち、接着剤により接合することを提案している。しかしながら、これを行うためには、レール監視素子を取付け部位に位置決めして固定しなければならない。
【0006】
クランプ装置によって軸カウンタのセンサ素子をレールに固定することは、特許文献3により知られている。特許文献3により知られている装置は、センサをレールウェブ上で支持する又はセンサをレールウェブ上に締結するために使用され、この目的のための設計がなされている。この装置は、水平方向の力を吸収するようには設計されていない。さらに、この装置は、特定のレール底部に合わせて構成されている。しかしながら、取付けツールは、多数の異なるレール断面に適合する必要がある。特許文献3の装置はまた、レールの下にある程度の空間を必要とし、必ずしもその空間を確保できるとは限らない。
【0007】
平面インダクタをレールのレールウェブ上に保持することができる誘導加熱装置を固定するためのL字形弾性クランプが、特許文献1から知られている。クランプの第1の脚部は、レール底部の周りに下方から係合する。クランプの第2の脚部は、前記インダクタがレールのレールウェブに押し付けられるように、インダクタに横方向の予圧を加える。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0008】
欧州特許出願公開第3169138号明細書
独国特許出願公開第102017216811号明細書
独国特許第102015209721号明細書
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0009】
本発明が解決しようとする課題は、レールのレールウェブ上へのレール監視素子の固定及び位置決めをより効率的に、簡単に、かつ、より正確にする装置を提供することである。さらに、本発明が解決しようとする課題は、そのような装置の使用法を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0010】
この課題は、請求項1によるレール監視素子を固定及び位置決めするための装置、及び請求項14による当該装置の使用法によって解決される。従属請求項には、本発明の有利な実施形態が規定されている。
(【0011】以降は省略されています)
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