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公開番号
2025111741
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-07-30
出願番号
2025075573,2023187679
出願日
2025-04-30,2011-11-11
発明の名称
IL-2部分とポリマーとのコンジュゲート
出願人
ネクター セラピューティクス
代理人
個人
,
個人
,
個人
,
個人
,
個人
主分類
C07K
14/55 20060101AFI20250723BHJP(有機化学)
要約
【課題】IL-2部分とポリマーとのコンジュゲートの提供。
【解決手段】IL-2部分と、1つ又は複数の非ペプチド性水溶性ポリマーとのコンジュゲートが提供される。典型的には、非ペプチド性水溶性ポリマーは、ポリ(エチレングリコール)又はその誘導体である。また、特に、コンジュゲートを含む組成物、コンジュゲートの作製方法、個人への組成物の投与方法、核酸配列、発現系、宿主細胞、及びIL部分の調製方法も提供される。本発明の1つ又は複数の実施形態では、コンジュゲートであって、水溶性ポリマーと共有結合したIL-2部分の残基を含むコンジュゲートが提供され、このIL-2部分の残基は、放出可能な連結を介して水溶性ポリマーと共有結合する。
【選択図】なし
特許請求の範囲
【請求項1】
明細書に記載の組成物または方法。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
関連出願の相互参照
本出願は、米国特許法第119条(e)に基づき、2010年11月12日に出願された米国仮特許出願第61/413,236号明細書に対する優先権の利益を主張し、その開示は全体として参照により本明細書に援用されるものとする。
続きを表示(約 1,900 文字)
【0002】
特に、本発明の1つ又は複数の実施形態は、概してIL-2部分(すなわち、ヒトIL-2と同様の少なくとも何らかの活性を有する部分)とポリマーとを含むコンジュゲートに関する。加えて、本発明は、(特に)コンジュゲートを含む組成物、コンジュゲートの合成方法、及び組成物の投与方法に関する。
【背景技術】
【0003】
健康なヒトでは、免疫系は正常な細胞と癌性細胞とを区別することができる。所与の細胞が癌性であると識別すると、免疫系は、典型的にはそれを排除する。従って、免疫系が壊れたり、又は打ち負かされたりすると、損なわれた免疫系が癌細胞を区別できず、ひいてはそれを排除できないために、癌が進行し得る。癌に罹患した患者では、患者への免疫調節タンパク質の投与が、その患者の免疫系を(少なくとも一部において)正常に戻し、その人の免疫系が癌細胞を排除する能力を回復するのに役立ち得る。このようにして、癌の進行を遅らせ、又はさらにはそれを排除することができる。
【0004】
特定の癌に罹患している患者の治療に用いられる一つのかかる免疫調節タンパク質は、インターロイキン-2である。インターロイキン-2(IL-2)は天然に存在するサイトカインであり、ナチュラルキラー細胞(NK細胞)の刺激因子としての活性も、及びT細胞増殖の誘導因子としての活性も有する。非グリコシル化形態では、IL-2は分子量が約15,300ダルトンである(しかしながらIL-2は、生体内では様々なグリコシル化形態で存在する)。
【0005】
市販の非グリコシル化ヒト組換えIL-2生成物のアルデスロイキン(デス-アラニル-1、セリン-125ヒトインターロイキン-2のPROLEUKIN(登録商標)ブランドとしてPrometheus Laboratories Inc.,San Diego CAから入手可能)は、転移性腎細胞癌及び転移性黒色腫に罹患している患者への投与が承認されている。IL-2はまた、C型肝炎ウイルス(HCV)、ヒト免疫不全ウイルス(HIV)、急性骨髄性白血病、非ホジキンリンパ腫、皮膚T細胞リンパ腫、若年性関節リウマチ、アトピー性皮膚炎、乳癌及び膀胱癌に罹患又は感染している患者における投与が提案されている。
【0006】
しかしながらアルデスロイキンは、推奨用量であっても、毛細血管漏出症候群(CLS)及び好中球機能障害を含む重度の副作用を引き起こし得る。このような重度の副作用の可能性を考慮して、且つ15分間の静脈内注入を8時間毎に14用量という治療サイクルが推奨されるため、アルデスロイキンの投与は臨床環境内で行われる。さらに、アルデスロイキンの市販の製剤はドデシル硫酸ナトリウムの存在を含み、これは、立体構造の安定による最適な活性の維持に必要と思われる物質である。非特許文献1を参照のこと。
【0007】
IL-2の毒性の懸念に対処する試みが行われている。一手法では、配合手法が試みられている。例えば、特許文献1及び特許文献2及び特許文献3を参照のこと。他の手法では、IL-2の特定のコンジュゲートが提案されている。例えば、特許文献4、特許文献5、特許文献6及び特許文献7を参照のこと。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0008】
米国特許第6,706,289号明細書
国際公開第02/00243号
国際公開第99/60128号
米国特許第4,766,106号明細書
米国特許第5,206,344号明細書
米国特許第5,089,261号明細書
米国特許第4,902,502号明細書
【非特許文献】
【0009】
Arakawa et al. Int.J.Peptide Protein Res.(1994)43:583-587
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0010】
しかしながら、そうしたアプローチにもかかわらず、依然としてIL-2のコンジュゲートが必要とされている。そのため、特に、本発明の1つ又は複数の実施形態は、本明細書に記載されるとおりのコンジュゲート並びにコンジュゲートを含む組成物及び関連する方法に関し、それらは新規で、且つ当該技術分野において提案されたことが全くないものと思われる。
【課題を解決するための手段】
(【0011】以降は省略されています)
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