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公開番号2025111099
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-07-30
出願番号2024005277
出願日2024-01-17
発明の名称プログラム及び情報処理システム
出願人株式会社日本総合研究所
代理人個人,個人,個人
主分類G06Q 50/26 20240101AFI20250723BHJP(計算;計数)
要約【課題】自治体により提供されるサービスの申し込みに関して、ユーザごとに異なりうる利便性の要請と個人情報の保護要請との両立を効率的に図る。
【解決手段】 自治体のユーザに対して提供可能な複数のサービスについて、サービスごとに、サービス情報を取得する第1取得処理と、一の利用目的で利用したユーザの個人情報を記憶する記憶処理と、他の利用目的での利用可否に関する利用可否情報を取得する第2取得処理とを有し、記憶処理は、前記自治体によるユーザの個人情報の利用履歴を記憶することを更に含み、サービス情報は、サービスごとに、申し込みを確定させるために必要となる個人情報の項目を含み、各サービスに係る前記サービス情報と、前記利用可否情報とに基づいて、ユーザによる各サービスの申し込みを容易化又は促進する支援処理を 含む、プログラムが開示される。
【選択図】 図1
特許請求の範囲【請求項1】
自治体のユーザに対して前記自治体に係るサービス提供者により提供可能な複数のサービスについて、サービスごとに、サービス情報を取得する第1取得処理と、
一の利用目的で利用したユーザの個人情報を記憶する記憶処理と、
前記記憶処理で記憶されたユーザの個人情報の項目について、前記一の利用目的とは異なる他の利用目的での利用可否に関する利用可否情報を取得する第2取得処理と、
ユーザによるサービスの申し込みに係る情報処理とを、コンピュータに実行させるプログラムであり、
前記記憶処理は、前記自治体によるユーザの個人情報の利用履歴を記憶することを更に含み、
前記サービス情報は、サービスごとに、前記申し込みを確定させるために必要となる個人情報の項目を含み、
前記情報処理は、各サービスに係る前記サービス情報と、前記利用可否情報とに基づいて、ユーザによる各サービスの申し込みを容易化又は促進する支援処理を 含む、プログラム。
続きを表示(約 1,100 文字)【請求項2】
前記支援処理は、前記申し込みがあった場合、前記サービス情報と、前記利用可否情報とに基づいて、前記申し込みを処理する第1処理を含む、請求項1に記載のプログラム。
【請求項3】
前記第1処理は、ユーザから前記申し込みがあった場合、前記サービス情報に基づいて、前記申し込みを確定させるために必要となる個人情報の 項目を抽出するとともに、前記利用可否情報に基づいて、抽出した前記項目の利用の可否を判定することを含む、請求項2に記載のプログラム。
【請求項4】
前記第1処理は、抽出した前記項目の前記利用が可能であると判定した場合、抽出した前記項目を利用して、前記申し込みを確定させることを含む、請求項3に記載のプログラム。
【請求項5】
前記支援処理は、各サービスに係る前記サービス情報と、前記利用可否情報とに基づいて、前記記憶処理で記憶されたユーザの個人情報を利用して申し込み可能なサービスをユーザに案内する第2処理を含む、請求項1に記載のプログラム。
【請求項6】
前記第2処理は、年齢又は性別に基づいて提供可能なサービスを提示し、サービスの選択を受け付けたときに必要な個人情報の利用の同意を求める画面を出力することを含む、請求項5に記載のプログラム。
【請求項7】
ユーザからの求めに応じて前記利用履歴を出力する出力処理を、更にコンピュータに実行させる、請求項1に記載のプログラム 。
【請求項8】
ユーザ端末、サーバ、又は、ユーザ端末とサーバの組み合わせにより実現され 、
自治体のユーザに対して前記自治体に係るサービス提供者により提供可能な複数のサービスについて、サービスごとに、サービス情報を取得する第1取得処理部と、
一の利用目的で利用したユーザの個人情報を記憶する記憶部と、
前記記憶部内のユーザの個人情報の項目について、前記一の利用目的とは異なる他の利用目的での利用可否に関する利用可否情報を取得する第2取得処理部と、
各サービスの申し込みに係る情報処理部とを備え、
前記記憶部は、前記自治体によるユーザの個人情報の利用履歴を更に記憶し、
前記サービス情報は、サービスごとに、ユーザによる申し込みを確定させるために必要となる個人情報の項目を含み、
前記情報処理部は、各サービスに係る前記サービス情報と、前記利用可否情報とに基づいて、ユーザによる各サービスの申し込みを容易化又は促進する、情報処理システム。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、プログラム及び情報処理システムに関する。
続きを表示(約 1,600 文字)【背景技術】
【0002】
顧客がサービスを受けようとする事業者のウェブページにアクセスすると、顧客端末の画面にサービス提供のために必要な個人情報を開示するための個人情報開示ボタンが表示される技術が知られている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2016-85676号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
市民などは、自治体を介して多様なサービスを受けることができる。サービスの申し込みには、個人情報の入力が要求される場合が多い。サービス提供者がユーザにとって信頼できる自治体であれば、個人情報を必要とするサービス申し込み時に、煩雑な手続きを強いられるよりも、登録済の個人情報の利用を目的外でも利用してもらうほうが、利便性の観点から嬉しい場合もある。
【0005】
そこで、1つの側面では、本発明は、自治体により提供されるサービスの申し込みに関して、ユーザごとに異なりうる利便性の要請と個人情報の保護要請との両立を効率的に図ることを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
自治体のユーザに対して前記自治体に係るサービス提供者により提供可能な複数のサービスについて、サービスごとに、サービス情報を取得する第1取得処理と、
一の利用目的で利用したユーザの個人情報を記憶する記憶処理と、
前記記憶処理で記憶されたユーザの個人情報の項目について、前記一の利用目的とは異なる他の利用目的での利用可否に関する利用可否情報を取得する第2取得処理と、
ユーザによるサービスの申し込みに係る情報処理とを、コンピュータに実行させるプログラムであり、
前記記憶処理は、前記自治体によるユーザの個人情報の利用履歴を記憶することを更に含み、
前記サービス情報は、サービスごとに、前記申し込みを確定させるために必要となる個人情報の項目を含み、
前記情報処理は、各サービスに係る前記サービス情報と、前記利用可否情報とに基づいて、ユーザによる各サービスの申し込みを容易化又は促進する支援処理を含む、プログラムが提供される。
【発明の効果】
【0007】
1つの側面では、本発明によれば、自治体により提供されるサービスの申し込みに関して、ユーザごとに異なりうる利便性の要請と個人情報の保護要請との両立を効率的に図ることが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
一実施例による情報処理システムの全体構成の概略図である。
市民ポータルサービスアプリを介してサーバ装置とユーザとのやり取りの一例を示す説明図である。
一のユーザに係るユーザ情報記憶部内のデータ(ユーザ情報)の一例の説明図である。
サービス情報データベース内のデータのうちの、サービス情報の説明図である。
サービス情報データベース内のデータのうちの、申し込み履歴情報の一例を示す図である。
情報処理システムの動作例を示すタイミングチャートである。
サービス利用(申し込み)シーンでのサービス申し込み画面を介したユーザとサーバ装置とのやり取りの説明図である。
個人情報の目的外利用範囲の変更シーンでの設定変更画面を介したユーザとサーバ装置とのやり取りの説明図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下、添付図面を参照しながら各実施例について詳細に説明する。
【0010】
図1は、一実施例による情報処理システム1の全体構成の概略図である。図2は、市民ポータルサービスアプリを介してサーバ装置100とユーザとのやり取りの一例を示す説明図である。
(【0011】以降は省略されています)

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