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公開番号
2025109194
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-07-24
出願番号
2025003913
出願日
2025-01-10
発明の名称
船舶のプロペラシャフトをシールするための方法および装置
出願人
エービービー・オーワイ
代理人
弁理士法人鈴榮特許綜合事務所
主分類
F16N
7/38 20060101AFI20250716BHJP(機械要素または単位;機械または装置の効果的機能を生じ維持するための一般的手段)
要約
【課題】船舶のプロペラシャフトをシールするための方法及び装置を提示する。
【解決手段】プロペラシャフト1は、船舶2の船体4に吊り下げられたポッド3内の軸受装置8によって回転可能に支持される。少なくとも1つの潤滑剤シールチャンバ10が区切られるように、軸受装置は、互いに軸方向に離間した少なくとも2つのシールリング9を備えている。装置は、前記軸受装置におよび前記軸受装置から潤滑剤を導くための潤滑装置11を備えている。潤滑剤装置は、前記少なくとも1つの潤滑剤シールチャンバにおよび前記少なくとも1つの潤滑剤シールチャンバから前記潤滑剤の流れの一部を導くための追加の潤滑剤循環ライン14を備えている。潤滑装置は、追加の潤滑剤循環ライン内および前記少なくとも1つの潤滑剤シールチャンバ内に潤滑剤の流れを生成するようにさらに構成される。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
船舶(2)のプロペラシャフト(1)をシールするための方法であって、
前記プロペラシャフト(1)は、前記船舶(2)の船体(4)に吊り下げられたポッド(3)に配置され、
プロペラ(5)は、前記プロペラシャフト(1)の駆動端(6)に取り付けられ、前記駆動端(6)は前記ポッド(3)から突出し、
前記プロペラシャフト(1)は、前記ポッド(3)の内部で軸受装置(8)によって回転可能に支持され、
少なくとも2つのシールリング(9)が、前記プロペラシャフト(1)の軸方向に互いに軸方向に離間して設けられ、隣接するシールリング(9)の間に少なくとも1つの潤滑剤シールチャンバ(10)が区切られるように、前記プロペラシャフト(1)の外周に係合し、
前記軸受装置(8)は、潤滑剤を前記軸受装置(8)に導くための、および潤滑剤を前記軸受装置(8)から導くための、潤滑剤循環ライン(12)を備える潤滑装置(11)と、前記潤滑剤循環ライン(12)および前記軸受装置(8)内に潤滑剤の流れを生成するように構成された潤滑剤サーキュレータ(13)とを備え、
潤滑剤の前記流れの一部を前記少なくとも1つの潤滑剤シールチャンバ(10)に導くための第1のライン部分(15)を備え、かつ潤滑剤の前記流れの前記一部を前記少なくとも1つの潤滑剤シールチャンバ(10)から導くための第2のライン部分(16)を備える、追加の潤滑剤循環ライン(14)を前記潤滑装置(11)に設けることと、
前記追加の潤滑剤循環ライン(14)の前記第1のライン部分(15)および前記第2のライン部分(16)、ならびに前記少なくとも1つの潤滑剤シールチャンバ(10)内に潤滑剤の流れを生成することを特徴とする、方法。
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【請求項2】
前記追加の潤滑剤循環ライン(14)の前記第1のライン部分(15)および前記第2のライン部分(16)、ならびに前記潤滑剤サーキュレータ(13)による前記少なくとも1つの潤滑剤シールチャンバ(10)内に潤滑剤の流れを生成することを特徴とする、請求項1に記載の方法。
【請求項3】
第1のライン部分(15)を、前記潤滑剤サーキュレータ(13)の下流および前記少なくとも1つの潤滑剤シールチャンバ(10)の上流の点で、前記潤滑剤循環ライン(12)と流体接続して接続し、第1のライン部分(15)を、前記少なくとも1つの潤滑剤シールチャンバ(10)と流体接続して接続することと、
前記潤滑剤循環ライン(12)からの前記潤滑剤の流れの一部を、前記第1のライン部分(15)内の前記少なくとも1つの潤滑剤シールチャンバ(10)に導くことととを特徴とする、請求項1または2に記載の方法。
【請求項4】
前記第1のライン部分(15)を、前記潤滑剤サーキュレータ(13)の下流および前記少なくとも1つの潤滑剤シールチャンバ(10)の上流の点で、前記潤滑剤循環ライン(12)と流体接続して接続し、前記第1のライン部分(15)を、前記少なくとも1つの潤滑剤シールチャンバ(10)の底部と流体接続して接続することと、
前記潤滑剤循環ライン(12)からの前記潤滑剤の流れの一部を、前記第1のライン部分(15)内の前記少なくとも1つの潤滑剤シールチャンバ(10)の底部に導くこととを特徴とする、請求項1または2に記載の方法。
【請求項5】
前記第1のライン部分(15)を、前記軸受装置(8)の底部と流体接続して接続し、前記第1のライン部分(15)を、前記少なくとも1つの潤滑剤シールチャンバ(10)の底部と流体接続して接続することと、
前記軸受装置(8)の底部からの前記潤滑剤の流れの一部を、前記第1のライン部分(15)内の前記少なくとも1つの潤滑剤シールチャンバ(10)の底部に導くこととを特徴とする、請求項1または2に記載の方法。
【請求項6】
前記少なくとも1つの潤滑剤シールチャンバ(10)と前記軸受装置(8)との間の均等化チャネルによって前記第2のライン部分(16)提供することと、
前記少なくとも1つの潤滑剤シールチャンバ(10)からの前記潤滑剤の流れの一部を前記第2のライン部分(16)の前記軸受装置(8)に導くこととを特徴とする、請求項1から5のいずれか一項に記載の方法。
【請求項7】
前記第2のライン部分(16)を、前記少なくとも1つの潤滑剤シールチャンバ(10)の上部と流体接続して、前記軸受装置(8)と流体接続して接続することと、
前記少なくとも1つの潤滑剤シールチャンバ(10)の上部からの前記潤滑剤の流れの一部を前記第2のライン部分(16)の前記軸受装置(8)に導くことを特徴とする、請求項1から5のいずれか一項に記載の方法。
【請求項8】
前記第2のライン部分(16)を、前記少なくとも1つの潤滑剤シールチャンバ(10)の底部と流体接続して、前記軸受装置(8)の下流および前記潤滑剤サーキュレータ(13)の上流の点で、前記潤滑剤循環ライン(12)と流体接続して接続することと、
前記少なくとも1つの潤滑剤シールチャンバ(10)の底部からの前記潤滑剤の流れの一部を前記第2のライン部分(16)の前記潤滑剤循環ライン(12)に導くこととを特徴とする、請求項1から5のいずれか一項に記載の方法。
【請求項9】
船舶(2)のプロペラシャフト(1)をシールするための装置であって、
前記プロペラシャフト(1)は、前記船舶(2)の船体(4)に吊り下げられたポッド3に配置され、
プロペラ(5)は、前記プロペラシャフト(1)の駆動端(6)に取り付けられ、前記駆動端(6)は前記ポッド(3)から突出し、
前記プロペラシャフト(1)は、前記ポッド(3)の内部で軸受装置(8)によって回転可能に支持され、
少なくとも2つのシールリング(9)が、前記プロペラシャフト(1)の軸方向に互いに軸方向に離間して設けられ、隣接するシールリング(9)の間に少なくとも1つの潤滑剤シールチャンバ(10)が区切られるように、前記プロペラシャフト(1)の外周に係合し、
前記軸受装置(8)は、潤滑剤を前記軸受装置(8)に導くための、および潤滑剤を前記軸受装置(8)から導くための潤滑剤循環ライン(12)を備える潤滑装置(11)と、前記潤滑剤循環ライン(12)および前記軸受装置(8)内に潤滑剤の流れを生成するように構成された潤滑剤サーキュレータ(13)とを備え、
前記潤滑装置(11)は、前記潤滑剤の流れの一部を前記少なくとも1つの潤滑剤シールチャンバ(10)に導くための、および前記潤滑剤の流れの前記一部を前記少なくとも1つの潤滑剤シールチャンバ(10)から導くための追加の潤滑剤循環ライン(14)を備えることと、
前記潤滑装置は、前記追加の潤滑剤循環ライン(14)内および前記少なくとも1つの潤滑剤シールチャンバ(10)内に潤滑剤の流れを生成するようにさらに構成されることとを特徴とする、装置。
【請求項10】
前記潤滑剤サーキュレータ(13)は、前記追加の潤滑剤循環ライン(14)内および前記少なくとも1つの潤滑剤シールチャンバ(10)内に潤滑剤の流れを生成するようにさらに構成されることを特徴とする、請求項9に記載の装置。
(【請求項11】以降は省略されています)
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、独立請求項1のプリアンブルに規定される船舶のプロペラシャフトをシールする方法に関し、プロペラシャフトは船舶の船体に吊り下げられたポッドに配置され、プロペラがプロペラシャフトの駆動端に取り付けられ、駆動端はポッドから突出し、プロペラシャフトはポッド内の軸受装置によって回転可能に支持され、少なくとも2つのシールリングが、プロペラシャフトの軸方向に互いに軸方向に離間して設けられ、隣接するシールリングの間に少なくとも1つの潤滑剤シールチャンバが区切られるように、プロペラシャフトの外周に係合し、軸受装置は、潤滑剤を前記軸受装置に導き、前記軸受装置から潤滑剤を導くための潤滑剤循環ラインと、潤滑剤循環ラインおよび軸受装置内に潤滑剤の流れを作り出すように構成された潤滑剤循環器とを備える、潤滑装置を備えている。
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【0002】
本発明はまた、独立請求項9のプリアンブルに規定される船舶のプロペラシャフトをシールするための装置に関し、プロペラシャフトは船舶の船体に吊り下げられたポッドに配置され、プロペラは、プロペラシャフトの駆動端に取り付けられ、駆動端はポッドから突出し、プロペラシャフトはポッド内の軸受装置によって回転可能に支持され、少なくとも2つのシールリングが、プロペラシャフトの軸方向に互いに軸方向に離間して設けられ、隣接するシールリングの間に少なくとも1つの潤滑剤シールチャンバが区切られるように、プロペラシャフトの外周に係合し、装置は、潤滑剤を前記軸受装置に導くための、および潤滑剤を前記軸受装置から導くための潤滑剤循環ラインを備える潤滑装置と、潤滑剤循環ラインおよび軸受装置内に潤滑剤の流れを生成するように構成された潤滑剤サーキュレータとを備えている。
【0003】
上述の方法及び装置の問題は、潤滑剤シールチャンバを区切るシールリングの加熱であり、これはシールリングの摩耗及び耐用年数の減少につながる。シールリングは、回転するプロペラシャフトの外周に係合するため、シールリングは、プロペラシャフトとシールリングとの間の摩擦によって加熱される。
【目的】
【0004】
本発明の目的は、上述の問題を解決するために、船舶のプロペラシャフトをシールするための方法および装置を提供することである。
【発明の概要】
【0005】
方法は、独立請求項1の定義によって特徴付けられる。
【0006】
方法の好ましい実施形態は、従属請求項2~8に定義されている。
【0007】
装置は、独立請求項9の定義によって対応的に特徴付けられる。
【0008】
装置の好ましい実施形態は、従属請求項10~16に定義されている。
【0009】
以下では、本発明を、図を参照することによってより詳細に説明する。
【図面の簡単な説明】
【0010】
図1は、装置の第1の実施形態を図示する。
図2は、装置の第2の実施形態を図示する。
図3は、装置の第3の実施形態を図示する。
図4は、装置の第4の実施形態を図示する。
図5は、装置の第4の実施形態を図示する。
【発明を実施するための形態】
(【0011】以降は省略されています)
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