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公開番号2025108710
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-07-23
出願番号2025071254,2023544590
出願日2025-04-23,2022-05-10
発明の名称タバコ媒質、及びそれを含むエアロゾル生成物品
出願人ケーティー アンド ジー コーポレイション
代理人弁理士法人太陽国際特許事務所
主分類A24B 15/16 20200101AFI20250715BHJP(たばこ;葉巻たばこ;紙巻たばこ;喫煙具)
要約【課題】低い温度及び低いpHでもニコチンの移行量を増加させることができるタバコ媒質を提供する。
【解決手段】本発明は、タバコ媒質及びそれを含むエアロゾル生成物品に関し、より詳しくは非燃焼式エアロゾル生成物品に使用されるタバコ媒質に関する。本発明は、粉砕したタバコ物質及びpH調節剤を含むタバコ媒質に関し、前記タバコ媒質は、乾燥重量を基準として70重量%以上の粉砕したタバコ物質を含み、前記粉砕したタバコ物質は、乾燥重量を基準として4重量%以上のニコチンを含み、前記タバコ媒質は、乾燥重量を基準として2.8重量%以上のニコチンを含み、前記タバコ媒質のpHは6~9の範囲である。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
粉砕したタバコ物質及びpH調節剤を含む顆粒の形態のタバコ媒質であって、
前記タバコ媒質は、乾燥重量を基準として70重量%以上の粉砕したタバコ物質を含み、
前記粉砕したタバコ物質は、乾燥重量を基準として6.4重量%以上のニコチンを含み、
前記タバコ媒質は、乾燥重量を基準として2.8重量%以上のニコチンを含み、
前記pH調節剤は、炭酸カリウムであり、
前記タバコ媒質のpHは6~9の範囲である、タバコ媒質。
続きを表示(約 730 文字)【請求項2】
前記タバコ媒質は、非燃焼式のエアロゾル生成物品に含まれるものである、請求項1に記載のタバコ媒質。
【請求項3】
前記エアロゾル生成物品は、30℃~180℃の加熱温度を有する、請求項2に記載のタバコ媒質。
【請求項4】
前記顆粒の形態は、コア及び前記コアを取り囲むシェルを含む構造である、請求項1に記載のタバコ媒質。
【請求項5】
前記タバコ媒質は、前記顆粒の外郭にコーティング層をさらに含む、請求項3に記載のタバコ媒質。
【請求項6】
前記コーティング層は、タバコ物質からニコチンの移行量を増加させるための空隙を含む、請求項5に記載のタバコ媒質。
【請求項7】
タバコ媒質を含むエアロゾル生成物品であって、
前記タバコ媒質は、粉砕したタバコ物質及びpH調節剤を含む顆粒の形態であり、
前記タバコ媒質は、乾燥重量を基準として70重量%以上の粉砕したタバコ物質を含み、
前記粉砕したタバコ物質は、乾燥重量を基準として6.4重量%以上のニコチンを含み、
前記タバコ媒質は、乾燥重量を基準として2.8重量%以上のニコチンを含み、
前記pH調節剤は、炭酸カリウムであり、
前記タバコ媒質のpHは6~9の範囲である、エアロゾル生成物品。
【請求項8】
前記エアロゾル生成物品は、加熱温度で加熱されたときに、燃焼することなくエアロゾルを生成する、請求項7に記載のエアロゾル生成物品。
【請求項9】
前記エアロゾル生成物品は、加熱温度が30℃~180℃の範囲である、請求項8に記載のエアロゾル生成物品。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
タバコ物質を含むタバコ媒質、及び前記タバコ媒質を含むエアロゾル生成物品に関する。
続きを表示(約 1,300 文字)【背景技術】
【0002】
従来の巻きタバコのように火をつけて吸う燃焼式タバコは、約800℃~850℃程度の温度でタバコの葉を加熱する方式であるのに対し、非燃焼式(e.g.,heat-not-burn)タバコは、比較的低い温度でエアロゾルを発生させる。例えば、非燃焼式タバコは、約280℃~350℃の温度でデバイスによって加熱されてエアロゾルを発生させる。
【0003】
非燃焼式タバコは、加熱式タバコと非加熱式タバコとに区別することができ、非加熱式タバコと加熱式タバコの両方において、より低い温度でニコチンの移行を円滑に行わせることが重要である。具体的に、非加熱式タバコの場合、温度をかけない状態でニコチンの移行が円滑に行わなければならず、加熱式タバコの場合も、デバイスの小型化及びバッテリー消耗の最小化のために、より低い温度でニコチンの移行が円滑に行わなければならない。
【0004】
これによって、低い加熱温度又は非加熱条件でニコチンの移行を円滑に行わせるために、タバコ原料をアルカリ化して提供する従来の技術が多数存在する。タバコ物質のニコチンは、塩(salt)の状態で存在し、低い温度で気化し難しいので、これをアルカリ化することでフリーベース(free-base)ニコチンの形態でユーザに円滑に提供できるようにする。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
KR10-1851091B
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
タバコ原料をアルカリ化するほど異臭の発生が増加し、アルカリ化の結果であるフリーベースニコチンの揮発によって原料中のニコチンの貯蔵性が減少する。
【0007】
本発明の実施例の目的は、低い温度及び低いpHでもニコチンの移行量を増加させることができるタバコ媒質を提供することである。
【0008】
実施例で解決しようとする課題はこれに限定されず、下記で説明する課題の解決手段又は実施形態から把握できる目的又は効果も含まれると言える。
【課題を解決するための手段】
【0009】
本発明の実施例によるタバコ媒質は、粉砕したタバコ物質及びpH調節剤を含み、前記タバコ媒質は、乾燥重量を基準として70重量%以上の粉砕したタバコ物質を含み、前記粉砕したタバコ物質は、乾燥重量を基準として4重量%以上のニコチンを含み、前記タバコ媒質は、乾燥重量を基準として2.8重量%以上のニコチンを含み、前記タバコ媒質のpHは6~9の範囲である。
【0010】
本発明の実施例によるタバコ媒質を含むエアロゾル生成物品において、前記タバコ媒質
は、粉砕したタバコ物質及びpH調節剤を含み、前記タバコ媒質は、乾燥重量を基準として70重量%以上の粉砕したタバコ物質を含み、前記粉砕したタバコ物質は、乾燥重量を基準として4重量%以上のニコチンを含み、前記タバコ媒質は、乾燥重量を基準として2.8重量%以上のニコチンを含み、前記タバコ媒質のpHは6~9である。
【発明の効果】
(【0011】以降は省略されています)

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