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公開番号2025108201
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-07-23
出願番号2024001967
出願日2024-01-10
発明の名称実装プログラム管理装置および実装プログラム管理方法ならびに実装プログラム管理プログラム
出願人パナソニックIPマネジメント株式会社
代理人弁理士法人栄光事務所
主分類H05K 13/00 20060101AFI20250715BHJP(他に分類されない電気技術)
要約【課題】生産性が高い実装プログラムの作成を適切に支援することができる実装プログラム管理装置および実装プログラム管理方法ならびに実装プログラム管理プログラムを提供する。
【解決手段】部品実装装置において使用される実装プログラムを変更して変更実装プログラムを作成し(ST2)、変更実装プログラムに基づいて、部品実装装置のサイクルタイムを算出し(ST3)、算出されたサイクルタイムに基づいて、実装基板の生産に関する生産指標を算出し(ST4)、作成された複数の変更実装プログラムに対する生産指標を比較して表示部に表示させる(ST11)。
【選択図】図7
特許請求の範囲【請求項１】
実装プログラムに基づいて部品供給装置から供給される部品を保持部で保持して基板に実装する部品実装装置において使用される実装プログラムを変更して変更実装プログラムを作成する変更実装プログラム作成部と、
変更前の実装プログラムまたは作成された前記変更実装プログラムに基づいて、前記部品実装装置がひとつの基板に対して前記部品供給装置から供給される部品を前記保持部で保持して実装するのにかかる時間であるサイクルタイムを算出するサイクルタイム算出部と、
算出された前記サイクルタイムに基づいて、実装基板の生産に関する生産指標を算出する生産指標算出部と、
作成された複数の前記変更実装プログラムに対する前記生産指標を比較して表示部に表示させる表示処理部と、を備える、実装プログラム管理装置。
続きを表示（約 1,200 文字）【請求項２】
前記生産指標算出部は、生産予定の実装基板の生産枚数と算出された前記サイクルタイムに基づいて、前記生産指標を算出する、請求項１に記載の実装プログラム管理装置。
【請求項３】
前記表示処理部は、算出された複数の前記生産指標を前記変更実装プログラム作成部で実行される前記変更実装プログラムの作成にかかる経過時間に沿って前記表示部に表示させる、請求項１または２に記載の実装プログラム管理装置。
【請求項４】
前記変更前の実装プログラムの前記生産指標と前記変更実装プログラムの前記生産指標とから前記生産指標の低減率を算出する低減率算出部を、さらに備え、
前記表示処理部は、算出された複数の前記低減率を前記変更実装プログラム作成部で実行される変更実装プログラムの作成にかかる経過時間に沿って前記表示部に表示させる、請求項１または２に記載の実装プログラム管理装置。
【請求項５】
実装プログラムには、前記部品供給装置の配列情報が含まれ、
前記変更実装プログラム作成部は、前記部品供給装置の配列情報を変更して前記変更実装プログラムを作成する、請求項１または２に記載の実装プログラム管理装置。
【請求項６】
実装プログラムには、部品を保持する保持部の配列情報が含まれ、
前記変更実装プログラム作成部は、前記保持部の配列情報を変更して前記変更実装プログラムを作成する、請求項１または２に記載の実装プログラム管理装置。
【請求項７】
前記表示処理部は、設定された前記低減率の閾値を合わせて前記表示部に表示させる、請求項４に記載の実装プログラム管理装置。
【請求項８】
算出された前記低減率が前記閾値を満たした場合にユーザに報知する報知部を備える、請求項４に記載の実装プログラム管理装置。
【請求項９】
前記変更実装プログラム作成部は、算出された前記低減率が前記閾値を満たした場合に、前記変更実装プログラムの作成を終了する、請求項４に記載の実装プログラム管理装置。
【請求項１０】
複数の部品実装装置で構成された部品実装ラインについて、
前記変更実装プログラム作成部は、複数の前記部品実装装置の各々の前記変更実装プログラムを作成し、
前記サイクルタイム算出部は、複数の前記部品実装装置の変更前の実装プログラムまたは前記変更実装プログラムに基づいて、複数の前記部品実装装置の各々のサイクルタイムを算出し、
前記生産指標算出部は、算出された複数の前記部品実装装置のサイクルタイムのうち最も悪い値に基づいて、前記部品実装ラインの生産指標を算出し、
前記表示処理部は、複数の前記変更実装プログラムに対する前記部品実装ラインの生産指標を比較して前記表示部に表示させる、請求項１または２に記載の実装プログラム管理装置。
（【請求項１１】以降は省略されています）
発明の詳細な説明【技術分野】
【０００１】
本発明は、部品実装装置において使用される実装プログラムを管理する実装プログラム管理装置および実装プログラム管理方法ならびに実装プログラム管理プログラムに関する。
続きを表示（約 1,900 文字）【背景技術】
【０００２】
部品実装装置で実装基板を効率よく生産するために、部品を供給する部品供給装置の配列や使用するノズルの配列を複数組み合わせて、最もサイクルタイムが短くなる実装プログラムを選択する最適化処理方法が知られている（例えば、特許文献１参照）。特許文献１には、部品実装装置への部品の再分配後に推定サイクルタイムを算出し、全ての部品実装装置で推定サイクルタイムが要求サイクルタイムより小さくなるまで再分配を繰り返して実装プログラムを最適化する方法が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【０００３】
特開２００８－２７０３３７号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【０００４】
ところで、特許文献１を含む従来技術は、要求サイクルタイムを満たす実装プログラムを作成することはできるものの、所定の条件下で最適化された実装プログラムであっても更に最適化処理を繰り返すことでサイクルタイムを短縮できる可能性がある。しかしながら、最適化処理に費やす適切な処理時間は基板に実装される部品の数や種類、使用されるノズルとその配列等の組み合わせで変わってくるため、追加の最適化処理に費やす処理時間とサイクルタイムの短縮効果の予測は困難であり、実装プログラムの最適化を適切に実行するためには更なる改善の余地があった。
【０００５】
そこで本発明は、生産性が高い実装プログラムの作成を適切に支援することができる実装プログラム管理装置および実装プログラム管理方法ならびに実装プログラム管理プログラムを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【０００６】
本発明の実装プログラム管理装置は、実装プログラムに基づいて部品供給装置から供給される部品を保持部で保持して基板に実装する部品実装装置において使用される実装プログラムを変更して変更実装プログラムを作成する変更実装プログラム作成部と、変更前の実装プログラムまたは作成された前記変更実装プログラムに基づいて、前記部品実装装置がひとつの基板に対して前記部品供給装置から供給される部品を前記保持部で保持して実装するのにかかる時間であるサイクルタイムを算出するサイクルタイム算出部と、算出された前記サイクルタイムに基づいて、実装基板の生産に関する生産指標を算出する生産指標算出部と、作成された複数の前記変更実装プログラムに対する前記生産指標を比較して表示部に表示させる表示処理部と、を備える。
【０００７】
本発明の実装プログラム管理方法は、実装プログラムに基づいて部品供給装置から供給される部品を保持部で保持して基板に実装する部品実装装置において使用される実装プログラムを変更して変更実装プログラムを作成し、変更前の実装プログラムまたは前記変更実装プログラムに基づいて、前記部品実装装置がひとつの基板に対して前記部品供給装置から供給される部品を前記保持部で保持して実装するのにかかる時間であるサイクルタイムを算出し、算出された前記サイクルタイムに基づいて、実装基板の生産に関する生産指標を算出し、少なくとも作成された複数の前記変更実装プログラムに対する前記生産指標を比較して表示部に表示させる。
【０００８】
本発明の実装プログラム管理プログラムは、請求項１２に記載の実装プログラム管理方法をコンピュータに実行させる。
【発明の効果】
【０００９】
本発明によれば、生産性が高い実装プログラムの作成を適切に支援することができる。
【図面の簡単な説明】
【００１０】
本発明の一実施の形態の実装システムの構成説明図
本発明の一実施の形態の実装ラインが備える部品実装装置の要部の構成を示す正面図
本発明の一実施の形態の管理コンピュータ（実装プログラム管理装置）の情報処理系の構成を示すブロック図
本発明の一実施の形態の管理コンピュータ（実装プログラム管理装置）が備える表示部に表示された最適化処理設定画面の一例の説明図
本発明の一実施の形態の管理コンピュータ（実装プログラム管理装置）が備える表示部に表示された最適化処理結果表示画面の一例の説明図
本発明の一実施の形態の管理コンピュータ（実装プログラム管理装置）が備える表示部に表示された最適化処理結果表示画面の一例の説明図
本発明の一実施の形態の実装プログラム管理方法のフロー図
【発明を実施するための形態】
（【００１１】以降は省略されています）

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