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公開番号
2025108052
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-07-23
出願番号
2024001682
出願日
2024-01-10
発明の名称
エレベータの乗場装置及びエレベータ
出願人
フジテック株式会社
代理人
個人
主分類
B66B
1/46 20060101AFI20250715BHJP(巻上装置;揚重装置;牽引装置)
要約
【課題】固定具が意匠面に露出することがなく、意匠性に優れたエレベータの乗場装置及びエレベータを提供する。
【解決手段】乗場装置は、第1プレート3と、第2プレート4と、装置ユニット7の支持体5と、装置ユニット7とを備える。第1プレート3を固定する固定具60は、第2プレート4に隠され、第2プレート4を固定する固定具61,62及び支持体5を固定する固定具61,63は、装置ユニット7に隠され、いずれの固定具60~63も、乗場装置を正面から見て意匠面に露出することはない。
【選択図】図3
特許請求の範囲
【請求項1】
第1プレートと、第2プレートと、装置ユニットの支持体と、装置ユニットとを備え、乗場の壁の開口に構成されるエレベータの乗場装置であって、
第1プレートは、開口内にある1対の係合部に対応して1対の通穴を備え、開口を覆うように配置され、係合部及び通穴の箇所で固定具を用いて壁に固定され、
第2プレートは、第1プレートの通穴に挿通される固定具のうち少なくとも装置ユニット配置領域外に位置する固定具を隠すように第1プレートの正面側に配置され、装置ユニット配置領域内の箇所で固定具を用いて第1プレートに固定され、
支持体は、装置ユニット配置領域内に収まるように第2プレートの正面側に配置され、装置ユニット配置領域内の箇所で固定具を用いて第2プレートに固定される
エレベータの乗場装置。
続きを表示(約 710 文字)
【請求項2】
装置ユニットは、第1プレートの通穴間の距離よりも短い形状を有し、第1プレートの通穴に挿通される各固定具を装置ユニット配置領域外に位置させるように第2プレートの正面側に配置され、
第2プレートは、第1プレートの通穴間の距離よりも長い形状を有し、各固定具を隠すように第1プレートの正面側に配置される
請求項1に記載のエレベータの乗場装置。
【請求項3】
第1プレート及び第2プレートは、平坦なプレートであり、
第2プレートは、第1プレートと接して重なるように第1プレートの正面側に配置される
請求項1又は請求項2に記載のエレベータの乗場装置。
【請求項4】
第2プレートは、第1プレートと同一形状を有し、第1プレートと一致して重なるように第1プレートの正面側に配置される
請求項3に記載のエレベータの乗場装置。
【請求項5】
第1プレートは、平坦なプレートであり、
第2プレートは、平坦なプレートの外縁から突出する周壁を備え、第1プレートとの間に内部空隙を形成するように第1プレートの正面側に配置される
請求項1又は請求項2に記載のエレベータの乗場装置。
【請求項6】
第2プレートは、第1プレートよりも大きい形状を有し、第1プレートの厚みよりも大きい量で突出する周壁を備え、内部に第1プレートを収容するように第1プレートの正面側に配置される
請求項5に記載のエレベータの乗場装置。
【請求項7】
請求項1又は請求項2に記載の乗場装置を備える
エレベータ。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、操作部又は表示部の少なくとも一方を備えるエレベータの乗場装置及びエレベータに関する。
続きを表示(約 1,800 文字)
【背景技術】
【0002】
既設の乗場装置は、乗場の壁に開口を形成してボックスを埋め込み、ボックス内に電気機器や配線を収容し、操作部や表示部を備えるフェースプレートをボックスの開口を覆うように配置し、フェースプレートをねじやキャッチスプリングを用いて壁に取り付ける構造のものが多い。これに対し、現在の一般的な乗場装置は、ボックスを用いず、支持体を介して装置ユニットを壁に取り付ける壁掛け式である。そして、エレベータの更新時期が20~30年程度であることから、既設の乗場装置を壁掛け式の乗場装置に更新する機会が増えてきている。
【0003】
既設の乗場装置を壁掛け式の乗場装置に更新する場合、ボックス以外の構成を除去し、ボックスの開口を覆うように台座プレートを取り付け、台座プレートの正面側に支持体を取り付け、支持体に装置ユニットを掛けて取り付けるという更新方法が用いられる(特許文献1)。台座プレートは、ボックスの開口内にある1対のねじ穴に対応して1対の通穴を備え、ねじ穴及び通穴の箇所でねじを用いて固定される。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2018-12553号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
更新する装置ユニットが既設のボックスと同等の形状又はボックスよりも大きい場合、台座プレートの通穴に挿通されるねじは、装置ユニットに隠され、乗場装置を正面から見て意匠面にねじの頭が露出することはない。しかし、更新する装置ユニットが既設のボックスよりも小さい場合や、更新する装置ユニットが上方又は下方にずらして配置される場合、台座プレートの通穴に挿通されるねじは、隠されずに露出することになり、意匠性が低下するという問題が生じる。
【0006】
そして、既設の乗場装置は、表示部がアナログ式であることが多く、全般的に全長が長いのに対し、更新する装置ユニットは、表示部がデジタル式又は液晶であり、全長が短い。このため、更新する装置ユニットが既設のボックスよりも小さくなる場合の頻度は高く、この点、上記問題は顕著となり得る。
【0007】
そこで、本発明は、かかる事情に鑑みてなされたもので、固定具が意匠面に露出することがなく、意匠性に優れたエレベータの乗場装置及びエレベータを提供することを課題とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本発明に係るエレベータの乗場装置は、
第1プレートと、第2プレートと、装置ユニットの支持体と、装置ユニットとを備え、乗場の壁の開口に構成されるエレベータの乗場装置であって、
第1プレートは、開口内にある1対の係合部に対応して1対の通穴を備え、開口を覆うように配置され、係合部及び通穴の箇所で固定具を用いて壁に固定され、
第2プレートは、第1プレートの通穴に挿通される固定具のうち少なくとも装置ユニット配置領域外に位置する固定具を隠すように第1プレートの正面側に配置され、装置ユニット配置領域内の箇所で固定具を用いて第1プレートに固定され、
支持体は、装置ユニット配置領域内に収まるように第2プレートの正面側に配置され、装置ユニット配置領域内の箇所で固定具を用いて第2プレートに固定される
エレベータの乗場装置である。
【0009】
また、本発明に係るエレベータの乗場装置の一態様として、
装置ユニットは、第1プレートの通穴間の距離よりも短い形状を有し、第1プレートの通穴に挿通される各固定具を装置ユニット配置領域外に位置させるように第2プレートの正面側に配置され、
第2プレートは、第1プレートの通穴間の距離よりも長い形状を有し、各固定具を隠すように第1プレートの正面側に配置される
との構成を採用することができる。
【0010】
また、本発明に係るエレベータの乗場装置の一態様として、
第1プレート及び第2プレートは、平坦なプレートであり、
第2プレートは、第1プレートと接して重なるように第1プレートの正面側に配置される
との構成を採用することができる。
(【0011】以降は省略されています)
この特許をJ-PlatPat(特許庁公式サイト)で参照する
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