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公開番号
2025107898
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-07-22
出願番号
2024001442
出願日
2024-01-09
発明の名称
電池モジュール
出願人
トヨタ自動車株式会社
代理人
弁理士法人小笠原特許事務所
主分類
H01M
10/6571 20140101AFI20250714BHJP(基本的電気素子)
要約
【課題】加熱(保温)の効率がよい加熱手段を備えた電池モジュールを提供する。
【解決手段】積層されるn個(nは2以上の整数)の電池セルと、積層して隣り合う電池セルの間にそれぞれ挿入されるm個(m=n-1)の樹脂セパレータと、を備える、電池モジュールであって、m個の樹脂セパレータのうち少なくとも1つは、発熱可能なヒーター機能を有している。
【選択図】図2
特許請求の範囲
【請求項1】
積層されるn個(nは2以上の整数)の電池セルと、
積層して隣り合う前記電池セルの間にそれぞれ挿入されるm個(m=n-1)の樹脂セパレータと、
を備える、電池モジュールであって、
前記m個の樹脂セパレータのうち少なくとも1つは、発熱可能なヒーター機能を有している、電池モジュール。
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【請求項2】
前記ヒーター機能を有している前記樹脂セパレータと、前記ヒーター機能を有していない前記樹脂セパレータとが、前記電池セルの間に交互に挿入されている、請求項1に記載の電池モジュール。
【請求項3】
前記ヒーター機能を有している前記樹脂セパレータは、金属によるヒーターパターンを2つの樹脂板で挟むことによって形成されている、請求項1または2に記載の電池モジュール。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本開示は、複数の電池セルを積層した電池モジュールの構造に関する。
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【背景技術】
【0002】
特許文献1に、複数の電池セルを積層して構成される電池スタックを筐体となるケースに収容した電池モジュール(電池パック)が、開示されている。この電池モジュールでは、ケースの底面にヒーター基板を設置し、性能が低下する低温時などに電池スタックの下面(各電池セルの底壁)を温めることが記載されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2022-086448号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
特許文献1に記載された従来の電池モジュールは、ケースの底面にヒーター基板が設置されている。このため、ヒーター基板の一方面のみが電池スタックに接することになり、電池スタックに接していない他方面からは、加熱のために発した熱が逃げてしまう。よって、従来の電池モジュールでは、電池セルの加熱(保温)の効率がよくないという課題がある。
【0005】
本開示は、上記課題を鑑みてなされたものであり、加熱(保温)の効率がよい加熱手段を備えた電池モジュールを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記課題を解決するために、本開示技術の一態様は、積層されるn個(nは2以上の整数)の電池セルと、積層して隣り合う電池セルの間にそれぞれ挿入されるm個(m=n-1)の樹脂セパレータと、を備える、電池モジュールであって、m個の樹脂セパレータのうち少なくとも1つは、発熱可能なヒーター機能を有している、電池モジュールである。
【発明の効果】
【0007】
上記本開示の電池モジュールによれば、ヒーター機能を有する樹脂セパレータが電池セルと電池セルとの間に設けられているので、発生した熱が外に逃げ難くなり加熱(保温)効率を向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
本開示の一実施形態に係る電池モジュールの概略構造を説明する斜視図
電池スタックの構造を説明する分解立体図
ヒーター機能を有する樹脂セパレータの構造を説明する分解立体図
【発明を実施するための形態】
【0009】
本開示の電池モジュールは、積層構造をとる電池セルと電池セルとの間に挿入される樹脂セパレータに、ヒーター機能を内蔵する。これにより、電池セルと電池セルとの間が発熱するので外へ逃げる熱の量を抑制することができるので、効率的に電池セルを加熱することができる。
【0010】
以下、本開示の実施形態について、図面を参照しながら詳細に説明する。なお、説明を分かり易くする目的で、各図面に示すように上下左右前後の各方向を予め定義し、この定義に従って実施形態を説明している。
(【0011】以降は省略されています)
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