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公開番号2025107802
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-07-22
出願番号2024001250
出願日2024-01-09
発明の名称帯状鋼板用の切断治具、帯状鋼板用の自動ハサミ、帯状鋼板の切断方法
出願人東芝産業機器システム株式会社
代理人弁理士法人サトー
主分類B26B 15/00 20060101AFI20250714BHJP(切断手工具;切断;切断機)
要約【課題】作業者の安全を確保することができるとともに作業性を向上させることができる帯状鋼板用の切断治具、帯状鋼板用の自動ハサミ、帯状鋼板の切断方法を提供する。
【解決手段】実施形態による切断治具10は、空気または電気を動力源にして帯状鋼板2を切断する自動ハサミ30と、自動ハサミ30を切断方向に案内する案内部材20とを備えている。自動ハサミ30は、一対の上刃31および下刃32と、上刃31を駆動する駆動部33が収容されているとともに下刃32が固定的に接続されている本体部34と、切断動作の開始操作および停止操作を行う操作部35と、本体部34と操作部35との間を接続している胴部36とを有している。また、案内部材20は、帯状鋼板2の下方に配置されるものであり、帯状鋼板2側となる上面に、自動ハサミ30の下刃32が摺動可能に挿入される溝部21が形成されている。
【選択図】図6
特許請求の範囲【請求項1】
空気または電気を動力源にして帯状鋼板を切断する自動ハサミと、
前記自動ハサミを切断方向に案内する案内部材と、を備え、
前記自動ハサミは、一対の上刃および下刃と、前記上刃を駆動する駆動部が収容されているとともに前記下刃が固定的に接続されている本体部と、切断動作の開始操作および停止操作を行う操作部と、前記本体部と前記操作部との間を接続している胴部と、を有し、
前記案内部材は、前記帯状鋼板の下方に配置されるものであり、前記帯状鋼板側となる上面に、前記自動ハサミの前記下刃が摺動可能に挿入される溝部が形成されており、
前記下刃は、刃先および下端が切断方向と平行な直線状に形成されているとともに、前記溝部に挿入された状態において、刃先が前記帯状鋼板よりも下方に位置する形状に形成されており、
前記本体部は、前記下刃が前記溝部に挿入された状態において、全体が前記帯状鋼板よりも上方となる位置で前記下刃と接続されており、
前記長柄部は、前記帯状鋼板の幅よりも長く形成されている帯状鋼板用の切断治具。
続きを表示(約 1,000 文字)【請求項2】
前記自動ハサミは、前記本体部または前記胴部のうち少なくとも一方の下面側に、下方に突出する形状であって前記溝部に挿入可能な下面側突起部が設けられている請求項1記載の帯状鋼板用の切断治具。
【請求項3】
前記自動ハサミは、前記下刃の少なくとも一方の側面に、当該側面から突出する形状の側面側突起部が設けられており、
前記案内部材は、前記溝部において前記側面側突起部と対向する壁面に、前記側面側突起部の少なくとも一部を収容する収容部が設けられている請求項1記載の帯状鋼板用の切断治具。
【請求項4】
前記案内部材は、全長が前記帯状鋼板の幅よりも長く、前記帯状鋼板の下方に配置された状態において前記帯状鋼板の端部からはみ出すん長さに形成されている請求項1記載の帯状鋼板用の切断治具。
【請求項5】
帯状鋼板を切断するハサミであって、
一対の上刃および下刃と、
空気または電気を動力源にして前記上刃を駆動する駆動部が収容されているとともに、前記下刃が固定的に接続されている本体部と、
切断動作の開始操作および停止操作を行う操作部と、
前記本体部と前記操作部との間を接続している胴部と、を備え、
前記下刃は、下端および刃先が切断方向と平行な直線状に形成されているとともに、前記帯状鋼板の下方に配置されている案内部材の溝部に挿入された状態において、刃先が前記帯状鋼板よりも下方に位置する形状に形成されており、
前記本体部は、切断時に前記下刃が溝部に挿入された状態において、全体が前記帯状鋼板よりも上方となる位置で前記下刃と接続されており、
前記長柄部は、前記帯状鋼板の幅よりも長く形成されている帯状鋼板用の自動ハサミ。
【請求項6】
帯状鋼板を切断する方法であって、
空気または電気を動力源にして前記帯状鋼板を切断する一対の上刃および下刃を有する自動ハサミと、前記帯状鋼板の下方に配置されていて前記自動ハサミを切断方向に沿って案内する溝部を有する案内部材とを用いて、
前記案内部材を、前記溝部が切断方向に沿った状態で前記帯状鋼板の下方に配置する工程と、
前記自動ハサミの前記下刃を溝部に挿入した状態で切断動作を開始して前記帯状鋼板を切断する工程と、
を含む帯状鋼板の切断方法。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明の実施形態は、帯状鋼板用の切断治具、帯状鋼板用の自動ハサミ、帯状鋼板の切断方法に関する。
続きを表示(約 1,800 文字)【背景技術】
【0002】
回転電機の固定子鉄心や回転子鉄心は、効率よく大量に生産するために帯状鋼板をいわゆる順送型で打抜いて形成されている。そして、近年では回転電機の効率を上げるために帯状鋼板が薄型化しているとともに、材料である帯状鋼板の使用率を上げて生産性を向上させるいわゆる多列抜きを行うために帯状鋼板が幅広化している。
【0003】
このような帯状鋼板は、交換やミスパンチによる材料詰まりなどから復旧する場合に切断する必要がある。そのため、従来では、例えば特許文献1に記載されているような形状のハサミを用いて作業者が手作業で帯状鋼板を切断していた。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2017-29543号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかしながら、帯状鋼板が幅広になると、作業者の手が届かなくなったり目視が難ししくなったりすることがあり、その場合には手や腕が切断面と接触するおそれがあることなどから、作業者の安全を確保することが必要となっていた。また、幅広な帯状鋼板を切断するためにはハサミの動作を繰り返す必要があり、幅広になるほど必要な切断回数が増えることから作業性に改善の余地があった。
【0006】
そこで、作業者の安全を確保することができるとともに作業性を向上させることができる帯状鋼板用の切断治具、帯状鋼板用の自動ハサミ、帯状鋼板の切断方法を提供する。
【課題を解決するための手段】
【0007】
実施形態による帯状鋼板用の切断治具は、空気または電気を動力源にして帯状鋼板を切断する自動ハサミと、自動ハサミを切断方向に案内する案内部材と、を備え、自動ハサミは、一対の上刃および下刃と、上刃を駆動する駆動部が収容されているとともに下刃が固定的に接続されている本体部と、切断動作の開始操作および停止操作を行う操作部と、本体部と操作部との間を接続している胴部と、を有し、案内部材は、帯状鋼板の下方に配置されるものであり、帯状鋼板側となる上面に、自動ハサミの下刃が摺動可能に挿入される溝部が形成されており、下刃は、刃先および下端が切断方向と平行な直線状に形成されているとともに、溝部に挿入された状態において、刃先が帯状鋼板よりも下方に位置する形状に形成されており、本体部は、下刃が溝部に挿入された状態において、全体が帯状鋼板よりも上方となる位置で下刃と接続されており、長柄部は、帯状鋼板の幅よりも長く形成されている。
【図面の簡単な説明】
【0008】
鉄心の製造工程の一部を概略的に示す図
従来ハサミの構成と課題とを説明する図
実施形態による切断治具の利用態様例を模式的に示す図
案内部材の構成例を模式的に示す図
自動ハサミの構成例を模式的に示す図
自動ハサミの詳細な構成例を模式的に示す図その1
自動ハサミの詳細な構成例を模式的に示す図その2
自動ハサミの他の構成例を模式的に示す図その1
自動ハサミの他の構成例を模式的に示す図その2
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下、実施形態について図面を参照しながら説明する。まず、発明を理解し易くするために、図1および図2を参照しながら本実施形態による切断治具10(図3参照)が利用される設備の一例と従来の課題とについて説明する。図1に設備正面視および設備平面視として示すように、回転電機の固定子鉄心や回転子鉄心は、コイル体1から巻きほどかれた帯状鋼板2をレベラー3で所定の位置に配置してプレス機4に通し、金型5で打ち抜くことにより回転子用および固定子用の鉄心片を連続的に形成するいわゆる順送型で形成されている。
【0010】
本実施形態では、回転電機の効率を上げるために比較的薄い帯状鋼板2を用いているとともに、帯状鋼板2の使用率を上げて生産性を向上させるために2列の千鳥配置で鉄心片を打ち抜く多列抜きが行われている。そのため、帯状鋼板2は、比較的幅広なものとなっている。以下、図示右方向となる帯状鋼板2が流れる向きを送り方向と称し、図示上下方向となる帯状鋼板2の幅に沿った向きを幅方向と称する。
(【0011】以降は省略されています)

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