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公開番号
2025106994
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-07-17
出願番号
2024000661
出願日
2024-01-05
発明の名称
ソフトウェア更新システム
出願人
Astemo株式会社
代理人
弁理士法人平木国際特許事務所
主分類
G06F
8/65 20180101AFI20250710BHJP(計算;計数)
要約
【課題】システムに依存するサービスソフトウェアに送信される通知を最小限に抑えながら、システムの更新を可能にするソフトウェア更新装置を提供する。
【解決手段】本発明に係るソフトウェア更新システムにおいては、ソフトウェアは、ベースソフトウェアと、サービスソフトウェアと、を含み、ベースソフトウェアは、サービスソフトウェア依存関係をインターフェイスごとに識別するサービスソフトウェア依存関係識別部を備え、システムは、ベースソフトウェアの更新によるサービスソフトウェアへの影響を識別するベースソフトウェア更新影響識別部と、サービスソフトウェアへの影響に基づき、ベースソフトウェアの更新を制御するベースソフトウェア更新制御部と、を備え、ベースソフトウェア更新影響識別部は、サービスソフトウェア依存関係に基づいて、ベースソフトウェアの更新によるサービスソフトウェアへの影響をインターフェイスごとに識別する。
【選択図】図3
特許請求の範囲
【請求項1】
車両に搭載されるソフトウェアを更新するソフトウェア更新システムであって、
前記ソフトウェアは、
第一のソフトウェア管理体系に従って管理され、一つ以上のソフトウェアモジュールと、前記一つ以上のソフトウェアモジュールと関連付けられる複数のインターフェイスと、で構成されるベースソフトウェアと、
第二のソフトウェア管理体系に従って管理され、前記複数のインターフェイスのいずれかを利用して動作するサービスソフトウェアと、を含み、
前記ベースソフトウェアは、前記サービスソフトウェアと前記ベースソフトウェアとの間の依存関係であるサービスソフトウェア依存関係を前記インターフェイスごとに識別するサービスソフトウェア依存関係識別部を備え、
前記システムは、
前記ベースソフトウェアの更新による前記サービスソフトウェアへの影響を識別するベースソフトウェア更新影響識別部と、
前記サービスソフトウェアへの影響に基づき、前記ベースソフトウェアの更新を制御するベースソフトウェア更新制御部と、を備え、
前記ベースソフトウェア更新影響識別部は、前記サービスソフトウェア依存関係に基づいて、前記ベースソフトウェアの更新によるサービスソフトウェアへの影響を前記インターフェイスごとに識別する、
ことを特徴とするソフトウェア更新システム。
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【請求項2】
請求項1に記載のソフトウェア更新システムであって、
前記ベースソフトウェア内における前記インターフェイスと前記ソフトウェアモジュールとの依存関係であるベースソフトウェア依存関係を識別するベースソフトウェア依存関係識別部をさらに備え、
前記ベースソフトウェア更新影響識別部は、前記ベースソフトウェアの更新によって影響を受ける前記サービスソフトウェアを前記ベースソフトウェア依存関係に基づいて前記インターフェイスごとに識別する、
ことを特徴とするソフトウェア更新システム。
【請求項3】
請求項2に記載のソフトウェア更新システムであって、
前記ベースソフトウェアの前記インターフェイスは、該インターフェイスの呼び出し時におけるベースソフトウェアの応答特性を仕様として有し、
前記サービスソフトウェア依存関係識別部は、前記サービスソフトウェアへの影響がある各インターフェイスの前記応答特性に関する情報であるサービスソフトウェア応答特性情報を前記第二のソフトウェア管理体系内から取得し、
前記ベースソフトウェア更新影響識別部は、前記ベースソフトウェアを更新した場合の前記インターフェイスの前記応答特性に関する情報であるインターフェイス特性要素情報を前記第一のソフトウェア管理体系内から取得し、前記サービスソフトウェア応答特性情報及び前記インターフェイス特性要素情報に基づき、前記ベースソフトウェアの更新によるサービスソフトウェアへの影響を識別する、
ことを特徴とするソフトウェア更新システム。
【請求項4】
請求項2に記載されたソフトウェア更新システムであって、
前記ソフトウェアは、
前記ソフトウェアモジュールに付与されるソフトウェアモジュールバージョンと、
前記ベースソフトウェアに付与されるベースソフトウェアバージョンと、を備え、
前記サービスソフトウェア依存関係は、前記第二のソフトウェア管理体系において動作保証された前記サービスソフトウェアが用いている前記インターフェイスの識別子および前記ベースソフトウェアバージョンで構成され、
前記ベースソフトウェア更新制御部は、前記サービスソフトウェア依存関係に含まれる前記ベースソフトウェアバージョンに対応したベースソフトウェアと前記車両に搭載されているベースソフトウェアとにおいて、前記ベースソフトウェア更新影響識別部が識別した前記ソフトウェアモジュールの前記ソフトウェアモジュールバージョンを比較することにより、前記ベースソフトウェアの更新不適合性を検出する、
ことを特徴としたソフトウェア更新システム。
【請求項5】
請求項1に記載されたソフトウェア更新システムであって、
前記ベースソフトウェア更新制御部は、前記ベースソフトウェア更新影響識別部によって前記ベースソフトウェアの不適合性が検出された場合は、前記第二のソフトウェア管理体系のシステムに対して更新可否を確認し、更新否の場合は前記ベースソフトウェアの更新を延期する、
ことを特徴としたソフトウェア更新システム。
【請求項6】
請求項2に記載されたソフトウェア更新システムであって、
前記第二のソフトウェア管理体系は、前記サービスソフトウェアの更新を制御するサービスソフトウェア更新制御部を備え、
前記サービスソフトウェア依存関係識別部は、前記サービスソフトウェア更新制御部から前記サービスソフトウェア依存関係を取得し、
前記サービスソフトウェア更新制御部は、前記第二のソフトウェア管理体系内から前記第二のソフトウェア管理体系において動作保証された前記サービスソフトウェアに関する動作保証サービスソフトウェア情報を取得し、前記動作保証サービスソフトウェア情報に基づき前記サービスソフトウェア依存関係を生成する、
ことを特徴とするソフトウェア更新システム。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、各ソフトウェア管理システムが相互に依存するが、統一された依存関係モデルを共有しない、非集中型分散ソフトウェア管理システムにおける業務の中断を最小限に抑えるための技術に関する。本発明が適用されるシステムは、他のソフトウェア管理システムに対するAPIベースの依存関係を管理する。本発明が適用される領域に修正が適用されると、APIベースの影響分析が実行され、影響を受ける特定のソフトウェア管理システムの検出が可能になる。これにより、影響を受ける独立管理ドメイン内のソフトウェアの通知が可能になり、全体的な通知が最小限に抑えられ、独立管理ドメインのソフトウェアに存在し得るビジネスの中断頻度が軽減される。
続きを表示(約 3,000 文字)
【背景技術】
【0002】
車両のソフトウェアは主に分散型で開発されている。これにより、メーカーはインターフェイスを定義し、ソフトウェア開発の範囲を特定の電子制御ユニットに限定することで、必要に応じてソフトウェア開発をサプライヤーや部門に任せることができるようになった。次世代の車両ソフトウェアアーキテクチャは、ソフトウェア開発の複雑さの増大と、電気/電子アーキテクチャを介して統合が進むハードウェアの導入に対応するために変化しつつある。これにより、ソフトウェア開発は1つの共通ソフトウェアセットを中心に集中化することになる。統合が行われる可能性のあるソフトウェア層は多数あるが、機能安全とセキュリティ要件を備えた特殊なサービスのニーズにより、ソフトウェア開発をランタイムレベルで統合する試みが増加している。
【0003】
この統合の例としては、Adaptive AUTOSAR、AUTOWAREの開発がある。必要なサービスの複雑さと、顧客のニーズを満たすためにサービスを頻繁に更新する必要があるアジャイルソフトウェア開発への変化により、他の管理対象ドメイン内にあるサービスのシステムを中断することなく、自由にシステムを更新できる非集中型分散ソフトウェア管理システムが各サービスにおいて必要になる。特に重要なのは、サービスの中断を最小限に抑えながら、車両全体の機能を更新可能にするソフトウェア、つまりAdaptive AUTOSARやAUTOWARE等を含む部分を更新することである。
【0004】
SOTA(Software Over The Air)更新機能をAdaptive AUTOSARやAUTOWAREのようなシステムに反映させるために、すでに多くの作業が行われている。しかし、非集中型の分散ソフトウェア管理を実現することは依然として完全には可能ではない。ソフトウェア管理スキームは最先端のサーバーシステムから取得されたものであり、サーバーがすべてのソフトウェアを集中管理し、通常は1人のメインユーザがすべてのアプリケーションを管理するため、セキュリティはほとんど必要なく、機能安全性もそれほど必要ない。したがって、非集中型分散ソフトウェア管理システムの必要性は依然として存在する。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特開2022-100301号公報
特開2021-082113号公報
特開2018-045508号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
システム内のサービスソフトウェアに送信される通知を最小限に抑えながら、システムの更新を可能にするソフトウェア更新装置が必要である。
【課題を解決するための手段】
【0007】
上記課題を解決するために、本発明に係るソフトウェア更新システムは、車両に搭載されるソフトウェアを更新するソフトウェア更新システムであって、ソフトウェアは、第一のソフトウェア管理体系に従って管理され、一つ以上のソフトウェアモジュールと、一つ以上のソフトウェアモジュールと関連付けられる複数のインターフェイスと、で構成されるベースソフトウェアと、第二のソフトウェア管理体系に従って管理され、複数のインターフェイスのいずれかを利用して動作するサービスソフトウェアと、を含み、ベースソフトウェアは、サービスソフトウェアとベースソフトウェアとの間の依存関係であるサービスソフトウェア依存関係をインターフェイスごとに識別するサービスソフトウェア依存関係識別部を備え、システムは、ベースソフトウェアの更新によるサービスソフトウェアへの影響を識別するベースソフトウェア更新影響識別部と、サービスソフトウェアへの影響に基づき、ベースソフトウェアの更新を制御するベースソフトウェア更新制御部と、を備え、ベースソフトウェア更新影響識別部は、サービスソフトウェア依存関係に基づいて、ベースソフトウェアの更新によるサービスソフトウェアへの影響をインターフェイスごとに識別する。
【発明の効果】
【0008】
本発明によれば、システム内のサービスソフトウェアに送信される通知を最小限に抑えながら、システムを更新することが可能になる。
本発明に関連する更なる特徴は、本明細書の記述、添付図面から明らかになるものである。また、上記した以外の課題、構成および効果は以下の実施形態の説明により明らかにされる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
本発明の1実施例に係る主要な構成要素を示すブロック図。
ヒューマンマシンインターフェイスシステムV1200の構成を示すブロック図。
車両システムV1100の主要コンポーネントを表すブロック図。
サービスソフトウェアとベースソフトウェアB1000の利用可能なAPIの間のリンクを表すブロック図。
本発明によるサービスソフトウェア依存関係識別ユニットB1300の構成及びサービスソフトウェア依存関係テーブルB1310のサンプル情報を示すブロック図。
ソフトウェア更新システムE1000の構成を示すブロック図。
ベースソフトウェア依存関係識別情報E1411のAPIを備えたベースソフトウェア依存関係識別ユニットE1410の構成を示すブロック図。
OTAセンターC1000の構成を示すブロック図。
システムソフトウェア情報C13X200の構成を示すブロック図。
OTAセンターC2000の構成を示すブロック図。
ソフトウェアパッケージU1000の構成を示すブロック図。
ソフトウェアパッケージU2000の構成を示すブロック図。
通知N1000の構成を示すブロック図。
本発明に従って実施される処理を示すフローチャート。
本発明に従って実施される処理を示すフローチャート。
本発明に従って実施される処理を示すフローチャート。
本発明に従って実施される処理を示すフローチャート。
本発明に従って実施される処理を示すフローチャート。
本発明に従って実施される処理を示すフローチャート。
【発明を実施するための形態】
【0010】
[実施例1]
[OTAセンターC1000と車両システムV1100の両方がサービスソフトウェア依存関係識別ユニットB1300を有している]
図1は、ヒューマンマシンインターフェイスシステムV1200および車両システムV1100を備えたターゲットシステムV1000、ベースソフトウェアB1000用のOTAセンターC1000、および独立管理ドメイン(Independently Managed Domain:IMD)I2X00またはユーザ管理ドメインI3X00(図3参照)用のOTAセンターC200Xを含む、本発明の主要構成要素を示す全体概要図である。
(【0011】以降は省略されています)
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