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公開番号2025106824
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-07-17
出願番号2024000387
出願日2024-01-05
発明の名称ポリフェニレンエーテル、硬化性組成物、ドライフィルム、プリプレグ、硬化物、積層板および電子部品
出願人太陽ホールディングス株式会社
代理人弁護士法人クレオ国際法律特許事務所
主分類C08G 65/44 20060101AFI20250710BHJP(有機高分子化合物;その製造または化学的加工;それに基づく組成物)
要約【課題】ポリフェニレンエーテル合成用のモノマーとして有用なフェノール化合物を提供する。
【解決手段】本発明のある形態は、原料フェノール類から得られるポリフェニレンエーテルであって、前記原料フェノール類が、下記式(1)で示されるフェノール類を含む、ポリフェニレンエーテルである。
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式中、R1、R2は、各々独立して、炭素数1~10のアルキル基であり、nは0~20の整数であり、R3、R4は、各々独立して、不飽和二重結合を含む炭化水素基、チオール基、及び、エポキシ基からなる群より選択される1種以上を含む基である。
【選択図】なし
特許請求の範囲【請求項1】
原料フェノール類から得られるポリフェニレンエーテルであって、
前記原料フェノール類が、下記式(1)で示されるフェノール類を含む、ポリフェニレンエーテル。
JPEG
2025106824000014.jpg
47
170
式中、R

、R

は、各々独立して、炭素数1~10のアルキル基であり、
nは0~20の整数であり、


、R

は、各々独立して、不飽和二重結合を含む炭化水素基、チオール基、及び、エポキシ基からなる群より選択される1種以上を含む基である。
続きを表示(約 500 文字)【請求項2】
前記式(1)で示されるフェノール類が、下記式(2)で示されるフェノール類である、請求項1記載のポリフェニレンエーテル。
JPEG
2025106824000015.jpg
38
170
【請求項3】
前記原料フェノール類が、前記式(1)で示されるフェノール類以外に、少なくとも下記条件1を満たすフェノール類を含む、請求項1記載のポリフェニレンエーテル。
(条件1)
オルト位及びパラ位に水素原子を有する
【請求項4】
請求項1又は2に記載のポリフェニレンエーテルを含む硬化性組成物。
【請求項5】
請求項4に記載の硬化性組成物を基材に塗布又は含浸して得られることを特徴とするドライフィルム又はプリプレグ。
【請求項6】
請求項4に記載の硬化性組成物を硬化して得られることを特徴とする硬化物。
【請求項7】
請求項6に記載の硬化物を含むことを特徴とする積層板。
【請求項8】
請求項6に記載の硬化物を有することを特徴とする電子部品。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明はポリフェニレンエーテル、硬化性組成物、ドライフィルム、プリプレグ、硬化物、積層板および電子部品に関する。
続きを表示(約 1,300 文字)【背景技術】
【0002】
第5世代通信システム(5G)に代表される大容量高速通信や自動車のADAS(先進運転システム)向けミリ波レーダー等などの普及により、通信機器の信号の高周波化が進んできた。
【0003】
しかし、配線板材料としてエポキシ樹脂などを使用した場合、比誘電率(Dk)や誘電正接(Df)が十分に低くないために、周波数が高くなるほど誘電損失に由来する伝送損失の増大が起こり、信号の減衰や発熱などの問題が生じていた。そのため、低誘電特性にすぐれたポリフェニレンエーテルが使用されてきた。
【0004】
また、ポリフェニレンエーテルの重合に際して使用するモノマーの種類を変更することで、得られるポリフェニレンエーテルの性能を制御する技術が開発されている。
【0005】
例えば、特許文献1には、アリル基を有するフェノール化合物を原料に用いて、側鎖に反応性基を導入したポリフェニレンエーテルが開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0006】
特開昭58―27719号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
このように、従来、ポリフェニレンエーテルの合成に用いるモノマーとして種々のフェノール化合物が検討されており、優れた性能を有するポリフェニレンエーテルが求められている。また、ポリフェニレンエーテルの製造に際して、重合反応中に分子量が急激に増加する場合があり、ポリフェニレンエーテルの分子量を所望の範囲とするためには反応条件を厳密に制御する必要があるなど、分子量の制御が困難であった。
【0008】
そこで本発明は、分子量の制御が容易であり、優れた性能を有する硬化膜を安定的に製造し易いポリフェニレンエーテルの提供を課題とする。
【課題を解決するための手段】
【0009】
本発明のある形態は、
原料フェノール類から得られるポリフェニレンエーテルであって、
前記原料フェノール類が、下記式(1)で示されるフェノール類を含む、ポリフェニレンエーテルである。
JPEG
2025106824000001.jpg
47
170
式中、R

、R

は、各々独立して、炭素数1~10のアルキル基であり、
nは0~20の整数であり、


、R

は、各々独立して、不飽和二重結合を含む炭化水素基、チオール基、及び、エポキシ基からなる群より選択される1種以上を含む基である。
【0010】
前記式(1)で示されるフェノール類が、下記式(2)で示されるフェノール類であることが好ましい。
JPEG
2025106824000002.jpg
38
170
(【0011】以降は省略されています)

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