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公開番号
2025106405
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-07-15
出願番号
2025062343,2023172638
出願日
2025-04-04,2023-10-04
発明の名称
海況情報推定装置
出願人
株式会社ブルーオーシャン研究所
代理人
弁理士法人杉浦特許事務所
,
個人
,
個人
主分類
G01P
5/00 20060101AFI20250708BHJP(測定;試験)
要約
【課題】流速測定用センサーを使用しないで、流速を推定することを可能とする。
【解決手段】固定部に係留され、海水面に追従して変動し、アンテナ及びGNSS受信機を有し、GNSS受信機により位置情報を得るようになされた海象ブイを使用する海況情報推定装置であって、海象ブイの設置点P0の位置情報と海象ブイの位置Ptの位置情報から方位を算出し、方位の時系列の2階差分値を算出し、2階差分値の極値を算出し、隣り合う極値の積を算出し、極値の積と実測流速の近似曲線から流速を推定する海況情報推定装置である。
【選択図】図4
特許請求の範囲
【請求項1】
固定部に係留され、海水面に追従して変動し、アンテナ及びGNSS受信機を有し、前記GNSS受信機により位置情報を得るようになされた海象ブイを使用する海況情報推定装置であって、
前記海象ブイの設置点P0の前記位置情報と前記海象ブイの位置Ptの前記位置情報から方位を算出し、
前記方位の時系列の2階差分値を算出し、
前記2階差分値の極値を算出し、
隣り合う前記極値の積を算出し、
前記極値の積と実測流速の近似曲線から流速を推定する
海況情報推定装置。
続きを表示(約 180 文字)
【請求項2】
前記実測流速は、前記海象ブイの設置点において別途測定されたものである請求項1に記載の海況情報推定装置。
【請求項3】
前記海象ブイの位置の座標は、ノイズ除去の処理がなされたものである請求項1又は2に記載の海況情報測定装置。
【請求項4】
推定された流速に対して補正を行う請求項1又は2に記載の海況情報測定装置。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、海況情報、特に、潮流の流速を推定する海況情報推定装置に関する。
続きを表示(約 1,900 文字)
【背景技術】
【0002】
従来の潮流の流速を測定する装置として、ブイ外部に専用センサー例えば超音波流速計を配置する構成が知られている。この構成では、ケーブルをブイ内部に引き込むため、漏水・ケーブル断線・付着生物によるセンサー劣化・電池交換などメンテナンスの手間やコストが掛かった。
【0003】
本願出願人は、GPS(Global Positioning System)衛星からの電波を受信する受信機をブイに搭載して、ブイの三次元位置を測定することによって、波高を測定する波高測定装置を提案している(特許文献1参照)。この波高測定装置は、GPSアンテナ、GPS受信機、データ記録装置、データ処理装置及び送信機を備えており、ブイが浮遊する現地の波高を測定することができる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2021-165752号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
特許文献1には、GPSデータを使用して流速を測定することについては開示されていない。流速の情報は、定置網漁業者等の漁業関係者にとって重要な情報であり、また、桟橋への船の接岸の安全性の確保からも必要な情報であり、さらに、防災の面からも必要とされる情報である。
【0006】
したがって、本発明の目的は、GNSS(Global Navigation Satellite System/全地球航法衛星システム)受信機によって得られた位置情報を使用して潮流の流速を測定することができる海況情報推定装置を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明は、固定部に係留され、海水面に追従して変動し、アンテナ及びGNSS受信機を有し、GNSS受信機により位置情報を得るようになされた海象ブイを使用する海況情報推定装置であって、
海象ブイの設置点P0の位置情報と前記海象ブイの位置Ptの位置情報から方位を算出し、
方位の時系列の2階差分値を算出し、
2階差分値の極値を算出し、
隣り合う極値の積を算出し、
極値の積と実測流速の近似曲線から流速を推定する
海況情報推定装置である。
【発明の効果】
【0008】
本発明によれば、GNSS受信機によって受信された位置情報を使用するのみで、流速を推定することができる。なお、ここに記載された効果は必ずしも限定されるものではなく、本明細書中に記載されたいずれかの効果であっても良い。
【図面の簡単な説明】
【0009】
図1は、本発明の一実施形態における係留式流速流向計測装置の構成を示す略線図である。
図2は、GNSS受信機により測位された3次元位置情報のXY平面上の位置を説明する模式図である。
図3は、本発明の一実施形態による海況情報のシステム構成を示すブロック図である。
図4は、海象ブイの位置変化から流向及び流速を推定する処理の流れを示す略線図である。
図5は、超音波流速計によって測定された流速を示すグラフと、海象ブイの移動方向から測定された流向を示すグラフである。
図6は、流向を2階差分した値のグラフと平均流速のグラフを示す。
図7は、隣り合う極値の積(横軸)と流速(縦軸)の散布図を示す。
図8は、近似曲線を使用して流向から推定された流速と実測された流速を重ねて示すグラフである。
図9は、海象ブイの軌跡の一例を示す図である。
図10は、海象ブイの移動距離と実測流速の関係を示すグラフである。
図11は、実測流速と方位の2階差分の値の関係を示すグラフである。
図12は、規格化した移動距離と実測流速との関係を示すグラフである。
図13は、近似曲線から推定された流速と実測流速を比較して示すグラフである。
【発明を実施するための形態】
【0010】
以下、本発明の実施の形態について説明する。なお、以下に説明する実施の形態は、本発明の好適な具体例であり、技術的に好ましい種々の限定が付されているが、本発明の範囲は、以下の説明において、特に本発明を限定する旨の記載がない限り、これらの実施の形態に限定されないものとする。
(【0011】以降は省略されています)
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