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公開番号2025105668
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-07-10
出願番号2025068219,2022506218
出願日2025-04-17,2020-07-27
発明の名称光硬化性組成物をベースとするネイルコーティング
出願人アルケマ フランス
代理人個人,個人,個人
主分類A61K 8/72 20060101AFI20250703BHJP(医学または獣医学;衛生学)
要約【課題】本発明は、衝撃改質コア/シェルコポリマーを含み、強化された機械的特性及び耐久性を有する特定の光硬化性組成物から得られるネイルコーティング、そのような光硬化性組成物からネイルコーティングを形成する方法、そのような光硬化性組成物が含まれる容器を含む物品、並びに包装された光硬化性組成物及びそれからネイルコーティングを作製するための使用説明書を含むキットに関する。
【解決手段】a)少なくとも1種の(メタ)アクリレート官能化モノマー、b)少なくとも1種の(メタ)アクリレート官能化オリゴマー、c)少なくとも1種のコア/シェルコポリマーの粒子及びd)少なくとも1種の光開始剤を含む光硬化性組成物は、爪に耐久性のある耐衝撃性コーティングを形成するのに有用である。
【選択図】なし
特許請求の範囲【請求項1】
爪のコーティングであって、前記コーティングが、光硬化性組成物の光硬化物であり、前記光硬化性組成物が、
a) 少なくとも1種の(メタ)アクリレート官能化モノマーと、
b) 少なくとも1種の(メタ)アクリレート官能化オリゴマーと、
c) 少なくとも1種のコア/シェルコポリマーの粒子と、
d) 少なくとも1種の光開始剤と
を含む、爪のコーティング。
続きを表示(約 1,100 文字)【請求項2】
前記コア/シェルコポリマーが、0℃未満のガラス転移温度を有するエラストマー性ポリマーを含むコアと、少なくとも30℃のガラス転移温度を有する非エラストマー性ポリマーを含む少なくとも1つのシェルとで構成される、請求項1に記載のコーティング。
【請求項3】
前記少なくとも1種のコア/シェルコポリマーの粒子が、a)及びb)で構成される液体マトリックス中に懸濁されている、請求項1又は2に記載のコーティング。
【請求項4】
前記少なくとも1種のコア/シェルコポリマーの粒子が、25~900nmの平均粒径を有する、請求項1から3のいずれか一項に記載のコーティング。
【請求項5】
前記光硬化性組成物が、前記光硬化性組成物の質量に対して、合計で0~20質量%の少なくとも1種の非反応性溶媒で構成される、請求項1から4のいずれか一項に記載のコーティング。
【請求項6】
前記光硬化性組成物が、前記光硬化性組成物の総質量に対して、1~60質量%、5~55質量%、又は10~50質量%の前記少なくとも1種のコア/シェルコポリマーの粒子で構成される、請求項1から5のいずれか一項に記載のコーティング。
【請求項7】
前記少なくとも1つのシェルが、重合した形態で、C1~C12アルキル鎖を有するメタクリル酸アルキル、C6~C12ビニル芳香族有機化合物、アクリロニトリル及びそれらの組合せからなる群から選択される少なくとも1種のモノマーを含み、前記シェルが、架橋されていてもよい、請求項1から6のいずれか一項に記載のコーティング。
【請求項8】
前記少なくとも1つのシェルが、重合した形態で、メタクリル酸メチルを含み、前記シェルが、架橋されていてもよい、請求項1から7のいずれか一項に記載のコーティング。
【請求項9】
前記コアが、重合した形態で、C4~C12共役ジエン及びC1~C12アクリル酸アルキルからなる群から選択される少なくとも1種のモノマーを含む、請求項1から8のいずれか一項に記載のコーティング。
【請求項10】
前記コア/シェルコポリマーが、
a)重合した形態のアクリル酸ブチルで構成されるコアと、重合した形態のメタクリル酸メチルで構成されるシェルとを含むコア/シェルコポリマー、並びに
b)共重合した形態のスチレン及びブタジエンで構成されるコアと、重合した形態のメタクリル酸メチルで構成されるシェルとを含むコア/シェルコポリマー
からなる群から選択される、請求項1から9のいずれか一項に記載のコーティング。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、衝撃改質コア/シェルコポリマーを含み、強化された機械的特性及び耐久性を有する特定の光硬化性組成物から得られるネイルコーティング、そのような光硬化性組成物からネイルコーティングを形成する方法、そのような光硬化性組成物が含まれる容器を含む物品、並びに包装された光硬化性組成物及びそれからネイルコーティングを作製するための使用説明書を含むキットに関する。
続きを表示(約 2,800 文字)【背景技術】
【0002】
アクリルネイル配合物は周知であり、ユーザーが配合物を様々な形状に成形できるようにすることで、爪(例えば、ヒトの指の爪や足指の爪)の外観を向上させるのに役立つことができる。従来のアクリルネイル配合物は、1)光架橋性液体モノマー及び2)活性剤/開始剤を含むアクリルポリマー粉末の2つの部分で構成されている。2つの成分は、共に混合されて爪に塗布され、様々な道具を使用してネイリストによって成形及び彫刻される。このような従来の配合物で作られたアクリルネイルは、もろく、衝撃強さが低い場合がある。消費者は、アクリルネイルに対して耐久性があり、ひび割れ、破損、欠け、又はさもなければ外観の劣化なしに長期間外力に耐えることができることを期待しているため、耐衝撃性は、ネイル装飾の状況では重要である。
【0003】
近年、光硬化性オリゴマー、光硬化性モノマー、顔料、及び場合によっては1つ又は複数の他の添加剤を含む1液系である新しい種類のネイル配合物が開発された。このような配合物は、通常、従来のマニキュア液と同様の粘度を有し、従来のマニキュア液とほぼ同じ方法で爪の表面に塗布し、紫外(UV)線を使用してその場で硬化させ、一般的に14日まで継続することができる保護/装飾コーティングを施すことができる。このような配合物は、「UVジェルポリッシュ」と呼ぶことができ、例えば、米国特許第8901199(B2)号、米国特許第8367742(B2)号、及び米国特許第9084738(B2)号に記載されている。UVジェルポリッシュ及び従来のアクリルネイル配合物をベースとするハイブリッド変形形態が開示されており、該UVジェルポリッシュ配合物は、ポリメチルメタクリレート(PMMA)をベースとする粉末等のポリマー粉末によって補足される。このような粉末は、少なくとも1ミクロン(すなわち、少なくとも1000nm)の粒径を有する。例えば、米国特許第6244274(B2)号、米国特許出願公開第2018/0092827(A1)号及びWO2017/217983A1を参照されたい。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
米国特許第8901199(B2)号明細書
米国特許第8367742(B2)号明細書
米国特許第9084738(B2)号明細書
米国特許第6244274(B2)号明細書
米国特許出願公開第2018/0092827(A1)号明細書
WO2017/217983A1号
米国特許第4,180,494号明細書
米国特許第3,808,180号明細書
米国特許第4,096,202号明細書
米国特許第4,260,693号明細書
米国特許第3,287,443号明細書
米国特許第3,657,391号明細書
米国特許第4,299,928号明細書
米国特許第3,985,704号明細書
米国特許第5,773,520号明細書
WO 2016/102666号
US 2017/0369696号明細書
WO 2017/121749号
WO 2017/121750号
WO 2017/220791号
WO 2018/002259号
WO 2018/002260号
WO 2018/002273号
FR 17 56649号明細書
FR 17 56647号明細書
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
ネイルコーティング技術のそのような進歩にもかかわらず、硬化した際に、強化された耐久性及び衝撃力等の外力に対する抵抗性をネイルコーティングに提供する改良された配合物が、依然として必要とされている。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明は、少なくとも以下の成分、
a) 少なくとも1種の(メタ)アクリレート官能化モノマーと、
b) 少なくとも1種の(メタ)アクリレート官能化オリゴマーと、
c) 少なくとも1種のコア/シェルコポリマーの粒子と、
d) 少なくとも1種の光開始剤と
を含む光硬化性組成物を利用する。
【0007】
このような組成物は、透明でも着色されていてもよく、1液系として使用できるように配合されており、すなわち、第1の成分を第2の成分と混合させる必要なしに、配合物が爪の表面に塗布され、次いで化学線放射(例えば、UV光又は可視光)への曝露によって硬化され得る。光硬化性組成物にコア/シェルコポリマー粒子を含めることにより、得られるネイルコーティングの機械的特性及び耐久性は、そのようなコア/シェルコポリマー粒子を含まない類似の配合物を使用して調製された硬化ネイルコーティングと比較して、大幅に改善され得る。更に、これらのサイズが小さいため、これらの衝撃改質コア/シェルコポリマー粒子は、硬化物の光学的透明性にほとんど又はまったく影響を有さず、サイズが1ミクロンより大きいPMMAベースの粒子ではあり得ないことである。
【0008】
光硬化性組成物は、以下のさらなる属性又は特性を有するように配合することができる。
1) 組成物を爪の表面に容易に塗布し、光硬化する前に、流れたり滴り落ちたりすることなく、有意な厚さの所望の形状に成形することを可能にする比較的高い粘度及び液体稠度、
2) 塗布及び硬化の前に他の成分と混合する必要がない、
3) 高度の均一性及び物理的安定性(例えば、長期保存に際しても、組成物の成分が分離する傾向がほとんど又はまったくない)、
4) 長いオープンタイム(爪に彫刻できる長い期間を可能にする)、
5) 低臭気、
6) 硬化時の収縮が少ない、
7) 硬化時の透明度が高い、及び/又は
8) 揮発性物質の含有量が少ない(すなわち、非反応性溶媒がほとんど又はまったくない)。
【0009】
本発明は、爪にコーティングを提供し、該コーティングは、そのような光硬化性組成物の光硬化物である。
【0010】
また、爪にコーティングを形成する方法であって、
a)本明細書に記載の光硬化性組成物を爪の表面に配置する工程と、
b)光硬化性組成物を化学線放射、特に紫外光又は可視光に曝露する工程と
を含む方法が本発明によって提供される。
(【0011】以降は省略されています)

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