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公開番号2025105539
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-07-10
出願番号2024226602
出願日2024-12-23
発明の名称銅箔、それを含む電極、それを含む二次電池、およびその製造方法
出願人エスケー ネクシリス カンパニー リミテッド
代理人個人
主分類C25D 1/04 20060101AFI20250703BHJP(電気分解または電気泳動方法;そのための装置)
要約【課題】カール(Curl)が防止された銅箔、それを含む電極、それを含む二次電池およびその製造方法を提供する。
【解決手段】99.9重量%以上の銅を含む銅膜および前記銅膜上の保護層を含み、10ppm/℃~25ppm/℃の第1常温熱膨張係数および20ppm/℃~35ppm/℃の高温熱膨張係数を有する、銅箔を提供する。前記第1常温熱膨張係数は、MD方向に測定した熱膨張係数であり、前記高温熱膨張係数は、190℃熱処理後、MD方向に測定した熱膨張係数である。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
99.9重量%以上の銅を含む銅膜;および
前記銅膜上の保護層を含み、
10ppm/℃~25ppm/℃の第1常温熱膨張係数および20ppm/℃~35ppm/℃の高温熱膨張係数を有する、銅箔:
前記第1常温熱膨張係数は、MD方向に測定した熱膨張係数であり、
前記高温熱膨張係数は、190℃で60分間熱処理後、MD方向に測定した熱膨張係数である。
続きを表示(約 220 文字)【請求項2】
10ppm/℃~25ppm/℃の第2常温熱膨張係数を有する、請求項1に記載の銅箔:
前記第2常温熱膨張係数は、TD方向に測定した熱膨張係数である。
【請求項3】
前記高温熱膨張係数は、前記第1常温熱膨張係数および前記第2常温熱膨張係数より大きい、請求項2に記載の銅箔。
【請求項4】
前記保護層は、クロム化合物、シラン化合物、窒素化合物のうち少なくとも1つを含む、請求項1に記載の銅箔。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、銅箔、それを含む電極、それを含む二次電池、およびその製造方法に関する。本発明は、カール(Curl)が防止された銅箔、それを含む電極、それを含む二次電池およびその製造方法に関する。
続きを表示(約 1,400 文字)【背景技術】
【0002】
二次電池は、電気エネルギーを化学エネルギーに変えて貯蔵し、電気が必要なときに化学エネルギーを再び電気エネルギーに変換させることによって電気を発生させるエネルギー変換機器の一種であり、携帯電話、ノートパソコン等のような携帯用家電はもちろん、電気自動車のエネルギー源に用いられている。二次電池は、再充電が可能であるという点から、充電式電池(rechargeable battery)とも称される。
【0003】
使い捨ての一次電池に比べて、経済的にかつ環境的にメリットを有している二次電池としては、鉛蓄電池、ニッケルカドミウム二次電池、ニッケル水素二次電池、リチウム二次電池等がある。
【0004】
特に、リチウム二次電池は、他の二次電池と比較して、サイズおよび重量に比べて相対的に多くのエネルギーを貯蔵することができる。したがって、携帯性および移動性が重要な情報通信機器分野の場合、リチウム二次電池が好適に用いられており、ハイブリッド自動車および電気自動車のエネルギー貯蔵装置にもその応用範囲が拡大している。
【0005】
リチウム二次電池は、充電と放電を1周期として繰り返し使用される。完全に充電されたリチウム二次電池で任意の機器を稼動させるとき、前記機器の稼動時間を増やすためには、前記リチウムイオン二次電池が高い充放電容量を有しなければならない。したがって、リチウム二次電池の充放電容量の需要者の日々高まる期待値(needs)を満足させるための研究が継続的に要求されている。
【0006】
このような二次電池は、銅箔からなる負極集電体を含み、銅箔のうち、電解銅箔が二次電池の負極集電体に広く用いられている。二次電池に対する収容の増加に伴い、高容量、高効率および高品質の二次電池の需要が増加するにつれて、二次電池の特性を向上させることができる電解銅箔が要求されている。特に、二次電池の高容量化および安定した容量保持および性能を保証できる電解銅箔が要求されている。
【0007】
なお、銅箔の厚さが薄いほど同一空間に含まれ得る活物質の量が増加し、集電体の数が増加することができ、二次電池の容量が増加することができる。しかしながら、銅箔が薄いほどカール(curl)が発生し、銅箔の巻き取り時にエッジ(Edge)部のカールによる銅箔の引裂またはシワ(wrinkle)のような不良が発生するので、極薄膜(very thin film)形態の銅箔を製造するのに困難がある。したがって、非常に薄い厚さを有する銅箔の製造のために、銅箔のカール(Curl)を防止しなければならない。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0008】
したがって、本発明は、上記のような関連技術の制限および短所に起因する問題点を防止できる銅箔、それを含む電極、それを含む二次電池、およびその製造方法に関する。
【0009】
本発明の一実施形態は、10ppm/℃~25ppm/℃の第1常温熱膨張係数および20ppm/℃~35ppm/℃の高温熱膨張係数を有することによって、シワまたは引裂が防止された銅箔を提供する。
【0010】
本発明の他の一実施形態は、10ppm/℃~25ppm/℃の第2常温熱膨張係数を有することによって、シワまたは引裂が防止された銅箔を提供する。
(【0011】以降は省略されています)

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