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公開番号
2025105208
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-07-10
出願番号
2023223607
出願日
2023-12-28
発明の名称
洗浄剤用組成物
出願人
クラシエ株式会社
代理人
個人
,
個人
主分類
A61K
8/44 20060101AFI20250703BHJP(医学または獣医学;衛生学)
要約
【課題】 洗浄剤の製造効率を向上させることが可能な洗浄剤用組成物を提供する。
【解決手段】 本発明は、下記成分(A)~(D)を含有する、洗浄剤用組成物であり、このような洗浄剤用組成物を用いることによって、洗浄剤の製造の際には加熱および冷却が必要ないため、製造効率を飛躍的に向上させることができる。
(A)アニオン性界面活性剤 10~30質量%
(B)ノニオン性界面活性剤 5~20質量%
(C)カチオン性ポリマー 0.7~3質量%
(D)塩類 3~10質量%
【選択図】 図1
特許請求の範囲
【請求項1】
下記成分(A)~(D)を含有する、洗浄剤用組成物。
(A)アニオン性界面活性剤 10~30質量%
(B)ノニオン性界面活性剤 5~20質量%
(C)カチオン性ポリマー 0.7~3質量%
(D)塩類 3~10質量%
続きを表示(約 890 文字)
【請求項2】
前記ノニオン性界面活性剤がパール化剤を含み、
前記洗浄剤用組成物がパール光沢を有する、請求項1に記載の洗浄剤用組成物。
【請求項3】
液状である、請求項1または2に記載の洗浄剤用組成物。
【請求項4】
下記成分(E)をさらに含む、請求項1または2に記載の洗浄剤用組成物。
(E)両性界面活性剤 0.01~10質量%
【請求項5】
前記両性界面活性剤が、アミドベタイン型両性界面活性剤、スルホベタイン型両性界面活性剤およびイミダゾリン型両性界面活性剤からなる群より選択される少なくとも1つである、請求項4に記載の洗浄剤用組成物。
【請求項6】
前記アニオン性界面活性剤がアミノ酸系界面活性剤である、請求項1または2に記載の洗浄剤用組成物。
【請求項7】
前記アニオン性界面活性剤が、ラウロイルサルコシントリエタノールアミン、ココイルグルタミン酸トリエタノールアミン、ラウロイルメチルアラニンナトリウムおよびラウロイルヒドロキシエチル-β-アラニンナトリウムからなる群より選択される少なくとも1つである、請求項1または2に記載の洗浄剤用組成物。
【請求項8】
前記カチオン性ポリマーが、ポリクオタニウム-10、ポリクオタニウム-67、ポリクオタニウム-7およびカチオン化グアガムからなる群より選択される少なくとも1つである、請求項1または2に記載の洗浄剤用組成物。
【請求項9】
前記ノニオン性界面活性剤が、増粘剤、増泡剤、起泡助剤、加脂肪剤、不透明化剤、パール化剤および乳化安定化剤からなる群より選択される少なくとも1つである、請求項1または2に記載の洗浄剤用組成物。
【請求項10】
前記ノニオン性界面活性剤が、ヤシ油脂肪酸モノエタノールアミドおよびジステアリン酸エチレングリコールからなる群より選択される少なくとも1つである、請求項1または2に記載の洗浄剤用組成物。
(【請求項11】以降は省略されています)
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、洗浄剤の製造に用いるための洗浄剤用組成物に関する。
続きを表示(約 1,600 文字)
【背景技術】
【0002】
シャンプーなどの洗浄剤の製造においては、加熱溶解が必要な原料が多く用いられる。特にパール化剤を含有するシャンプーなどは、増粘剤、コンディショニング剤およびパール化剤などの加熱溶解が必要な原料が多く、これらを溶解させるのに時間がかかっていた。また、美しいパール光沢を得るために、冷却に時間を要していた。そのため、製造工程において、加熱して原料を溶解させる工程および冷却させる工程を行う必要があり、調合に時間がかかるという問題があった。
【0003】
また、製造工程において加熱および冷却を行う必要があるため、エネルギーコストがかかるという問題がある。加熱工程では、高い温度を維持するために大量の電力や燃料を必要とする。また、冷却工程では、冷却材および冷却設備などを運用するために電力やその他のエネルギー源を要する。エネルギーコストを削減することは、製造コストの削減につながるだけでなく、環境に対する責任を果たすためにも重要である。
【0004】
また、加熱溶解する工程を回避するために、たとえばパール化剤を予め溶剤に分散させたパールコンク、液体タイプのノニオン性ポリマーおよび液状のカチオン性ポリマーなどを用いる方法も考えられる。たとえば特許文献1には、洗浄剤組成物にパール様光沢を付与できる濃縮パール化剤組成物が開示されている。しかし、これらの原料を用いて加熱溶解せずに製造した洗浄剤は、感触が不良となるなど、十分な品質が得られないという問題があった。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特開2002-348212号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
そこで、本発明は、洗浄剤の製造効率を向上させることが可能な洗浄剤用組成物を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明者らは、上記課題を解決するために、洗浄剤の原料のうち、製造時に加熱溶解が必要な原料をあらかじめ調製し、原料の濃縮物ともいえる組成物(洗浄剤用組成物)を調製することを考えた。しかし、加熱溶解が必要な原料を高濃度で含有する洗浄剤用組成物は、高粘度化してしまい、洗浄剤の製造に用いることが困難であった。
【0008】
そこで本発明者らは、洗浄剤用組成物の高粘度化を抑制する方法について鋭意検討し、各原料を均一に分散して液状とすることができる方法を見出した。本発明者らは、洗浄剤の原料の1つであり、増粘しづらい性質を持つアニオン界面活性剤を溶媒として用いることによって、粘度上昇を抑制した。また、塩類を添加することにより、粘度上昇をさらに抑制した。これらの工夫の組み合わせによって、加熱溶解が必要な原料を均一に分散して液状とすることに成功し、洗浄剤の製造に用いることが可能な流動性のある洗浄剤用組成物を得ることができた。
【0009】
このような洗浄剤用組成物を用いてシャンプーを製造したところ、製造時に加熱および冷却の工程が必要ないため、従来の洗浄剤の製造と比較して極めて短時間にてシャンプーを製造することができた。このように、原料の濃縮物ともいえる洗浄剤用組成物を用いることによって、シャンプーなどの洗浄剤の製造効率を飛躍的に向上させることができることを見出し、本発明を完成させた。
【0010】
本発明は、下記成分(A)~(D)を含有する、洗浄剤用組成物を提供する。
(A)アニオン性界面活性剤 10~30質量%
(B)ノニオン性界面活性剤 5~20質量%
(C)カチオン性ポリマー 0.7~3質量%
(D)塩類 3~10質量%
(【0011】以降は省略されています)
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