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公開番号
2025104678
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-07-10
出願番号
2023222645
出願日
2023-12-28
発明の名称
モータ駆動式往復移動装置
出願人
帝国通信工業株式会社
代理人
個人
,
個人
主分類
F16H
25/20 20060101AFI20250703BHJP(機械要素または単位;機械または装置の効果的機能を生じ維持するための一般的手段)
要約
【課題】組立てがスムーズに行え、回転軸を高速回転しても移動体のスムーズな往復移動が行えるモータ駆動式往復移動装置を提供する。
【解決手段】螺旋溝51を有しモータに接続される回転軸50と、螺旋溝51に係合し回転軸51の回転に伴って回転軸50の回転軸線方向に往復移動する移動体70とを具備するモータ駆動式往復移動装置10である。移動体70は螺旋溝51に係合する溝係合凸部125を有し回転軸50を回転することによって回転軸線方向に移動する溝係合部材110と、溝係合部材110を所定の遊びを有する範囲内において回転軸線方向に交差する方向に移動自在に保持すると共に溝係合部材110と一体に回転軸線方向に移動する移動体本体80と、溝係合部材110の移動体本体80とは反対側の面を覆い且つ溝係合部材110を所定の遊びを有する範囲内において回転軸線方向に交差する方向に移動自在に保持するカバー140とを有する。
【選択図】図3
特許請求の範囲
【請求項1】
モータと、
螺旋溝を有し、前記モータに直接接続、または前記モータに回転動力伝達機構を介して接続される回転軸と、
前記回転軸の螺旋溝に係合し、当該回転軸の回転に伴って当該回転軸の回転軸線方向に往復移動する移動体と、
を具備し、
前記移動体は、
前記回転軸の螺旋溝に係合する溝係合凸部を有し、当該溝係合凸部が前記回転軸の螺旋溝に係合された状態で回転軸を回転することによって前記回転軸線方向に移動する溝係合部材と、
前記溝係合部材を、前記溝係合凸部が前記螺旋溝に係合する範囲内において前記回転軸線方向に交差する方向に移動自在に保持すると共に、前記溝係合部材と一体に前記回転軸線方向に移動する移動体本体と、
を有することを特徴とするモータ駆動式往復移動装置。
続きを表示(約 490 文字)
【請求項2】
請求項1に記載のモータ駆動式往復移動装置であって、
前記溝係合部材の前記移動体本体とは反対側の面を覆い、且つ前記溝係合部材を、前記溝係合凸部が前記螺旋溝に係合する範囲内において前記回転軸線方向に交差する方向に移動自在に保持するカバーを更に有することを特徴とするモータ駆動式往復移動装置。
【請求項3】
請求項2に記載のモータ駆動式往復移動装置であって、
前記移動体本体の下側に上下動自在の状態で前記溝係合部材が設置されると共に、
前記カバーは、前記溝係合部材の下側に配置され、当該溝係合部材の溝係合凸部が前記螺旋溝に係合する範囲内において当該溝係合部材を上下方向に移動自在に保持する構造であることを特徴とするモータ駆動式往復移動装置。
【請求項4】
請求項1に記載のモータ駆動式往復移動装置であって、
前記溝係合部材は、内部に前記回転軸を貫通する回転軸挿通孔を設け、当該回転軸挿通孔の対向する内側面に、前記回転軸の螺旋溝に係合する前記溝係合凸部を設けたことを特徴とするモータ駆動式往復移動装置。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、モータによって移動体を往復移動させるモータ駆動式往復移動装置に関するものである。
続きを表示(約 2,000 文字)
【背景技術】
【0002】
従来、例えばスライド式電子部品などの各種検出装置の往復送り機構や、OA機器における光学ヘッドなどの往復送り機構などとして、モータによって駆動されるモータ駆動式往復移動装置が利用されている。
【0003】
この種のモータ駆動式往復移動装置は、例えば特許文献1に示すように、回転軸(40)の螺旋溝(41)に溝係合部(97)が係合し回転軸(40)の回転によって回転軸線方向(B)に移動する溝係合部材(91)と、溝係合部材(91)と一体に回転軸線方向(B)に移動する移動体本体(61)と、回転軸線方向(B)に移動する溝係合部材(91)に移動を停止させる力が加わった際に溝係合部材(91)を螺旋溝(41)から離脱させて回転軸(40)を空回りさせる弾発手段(111)とを具備して構成されている。
【0004】
上記従来のモータ駆動式往復移動装置においては、移動体本体(61)が移動できる終端位置まで到達した際にさらに同一方向に移動体本体(61)を移動させようとする力が印加された際に空回りをさせるために、移動体本体(61)と溝係合部材(91)の間に弾発手段(111)を介在させる構成としているが、空回りをさせる必要がない場合は、弾発手段(111)を設置せず、且つ移動体本体(61)と溝係合部材(91)を一体化した移動体(60)を用い、回転軸(40)の回転に伴ってこの移動体(60)が回転軸線方向Bに往復移動するように構成すればよい。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特開2023-88786号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
しかし上記のように移動体本体(61)と溝係合部材(91)を一体化した移動体(60)を用いた場合、このモータ駆動式往復移動装置を組み立てる際に、各部品間の組立誤差などによって、回転軸(40)の螺旋溝(41)と溝係合部(97)との組み付け位置にズレが生じ、当該組み付けがスムーズに行えないおそれがあった。
【0007】
また回転軸(40)を高速で回転させると、当該回転軸(40)がしなる(たわむ)場合があり、その際に往復移動する移動体(60)との間で強く擦れて異音が発生したり、さらには溝係合部(97)が回転軸(40)の螺旋溝(41)から外れてしまったりするおそれがあった。
【0008】
本発明は上述の点に鑑みてなされたものでありその目的は、組み立てがスムーズに行え、また回転軸を高速回転したような場合であっても移動体のスムーズな往復移動を行うことができるモータ駆動式往復移動装置を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0009】
本発明は、モータと、螺旋溝を有し、前記モータに直接接続、または前記モータに回転動力伝達機構を介して接続される回転軸と、前記回転軸の螺旋溝に係合し、当該回転軸の回転に伴って当該回転軸の回転軸線方向に往復移動する移動体と、を具備し、前記移動体は、前記回転軸の螺旋溝に係合する溝係合凸部を有し、当該溝係合凸部が前記回転軸の螺旋溝に係合された状態で回転軸を回転することによって前記回転軸線方向に移動する溝係合部材と、前記溝係合部材を、前記溝係合凸部が前記螺旋溝に係合する範囲内において前記回転軸線方向に交差する方向に移動自在に保持すると共に、前記溝係合部材と一体に前記回転軸線方向に移動する移動体本体と、を有することを特徴とするモータ駆動式往復移動装置にある。
本発明によれば、移動体を、移動体本体と溝係合部材で構成し、移動体本体に対して溝係合部材を、溝係合凸部が螺旋溝に係合する範囲内において、所定のガタツキを有する状態で保持させたので、このモータ駆動式往復移動装置を組み立てる際に各部品間に組立誤差などが生じても、回転軸の螺旋溝と溝係合部材の溝係合凸部との組み付けを無理なくスムーズに行わせることができる。また回転軸を高速で回転させて当該回転軸がしなったような場合でも、回転軸と移動体との間で強い擦れが生じることはなくて異音が発生するおそれはなく、さらに溝係合凸部が回転軸の螺旋溝から外れるおそれもなくなる。
【0010】
また本発明は、上記特徴に加え、前記溝係合部材の前記移動体本体とは反対側の面を覆い、且つ前記溝係合部材を、前記溝係合凸部が前記螺旋溝に係合する範囲内において前記回転軸線方向に交差する方向に移動自在に保持するカバーを更に有することを特徴としている。
本発明によれば、溝係合部材の移動体本体とは反対側の面をカバーで覆ったので、より確実に溝係合部材を、溝係合凸部が螺旋溝に係合する範囲内でのガタツキを有する状態で、保持することができる。
(【0011】以降は省略されています)
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