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公開番号
2025104659
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-07-10
出願番号
2023222610
出願日
2023-12-28
発明の名称
一体型冷却プレート
出願人
株式会社三ツ知
代理人
弁理士法人 快友国際特許事務所
主分類
H05K
7/20 20060101AFI20250703BHJP(他に分類されない電気技術)
要約
【課題】 耐食性に優れ、高い強度を有する新規な冷却プレートを提供する。
【解決手段】 一体型冷却プレートは、冷媒の流入口と、冷媒の流出口と、流入口と流出口とを接続する内部流路と、備える。平面視において、冷却プレートのうちの内部流路が占める面積の割合が、10%以上60%以下である。冷却プレートは、重量%で、C:0.010%以上0.025%以下、Si:0.15%以下、Mn:0.15%以下、P:0.01%以下、S:0.01%以下、Ni:24%以上27%以下、Cr:13.5%以上16%以下、Mo:1%以上1.5%以下、V:0.10%以上0.50%以下、Al:0.35%以下、Ti:1.90%以上2.35%以下、B:0.0006%以上0.0020%以下、を含有し、残部がFe及び不可避的不純物からなる成分組成を有する金属により構成されている。
【選択図】図2
特許請求の範囲
【請求項1】
一体型冷却プレートであって、
冷媒の流入口と、
前記冷媒の流出口と、
前記流入口と前記流出口とを接続する内部流路と、
を備え、
平面視において、前記冷却プレートのうちの前記内部流路が占める面積の割合が、10%以上60%以下であり、
前記冷却プレートは、重量%で、
C:0.010%以上0.025%以下、
Si:0.15%以下、
Mn:0.15%以下、
P:0.01%以下、
S:0.01%以下、
Ni:24%以上27%以下、
Cr:13.5%以上16%以下、
Mo:1%以上1.5%以下、
V:0.10%以上0.50%以下、
Al:0.35%以下、
Ti:1.90%以上2.35%以下、
B:0.0006%以上0.0020%以下、
を含有し、残部がFe及び不可避的不純物からなる成分組成を有する金属により構成されている、
一体型冷却プレート。
続きを表示(約 1,000 文字)
【請求項2】
前記一体型冷却プレートは、平面視において略矩形状を有しており、
前記流入口は、前記矩形状の第1の辺に設けられており、
前記流出口は、前記第1の辺に対向する第2の辺に設けられている、請求項1に記載の一体型冷却プレート。
【請求項3】
前記一体型冷却プレートは、平面視において略矩形状を有しており、
前記流入口は、前記矩形状の第1の角部に設けられており、
前記流出口は、前記第1の角部に対向する第2の角部に設けられている、請求項1に記載の一体型冷却プレート。
【請求項4】
前記一体型冷却プレートは、平面視において略矩形状を有しており、
前記流入口及び前記流出口は、前記矩形状の第1の辺に共に設けられている、請求項1に記載の一体型冷却プレート。
【請求項5】
前記内部流路は、複数に分岐するとともに湾曲して前記流入口と前記流出口とを接続している、請求項1に記載の一体型冷却プレート。
【請求項6】
前記内部流路は、分岐せずに湾曲して前記流入口と前記流出口とを接続している、請求項1に記載の一体型冷却プレート。
【請求項7】
請求項1に記載の一体型冷却プレートの製造方法であって、
前記金属の粉末を用いて、エネルギー密度が60J/mm
3
以上であるレーザまたは電子ビームを用いた三次元積層造形法により、体積密度が99.9%以上である前記一体型冷却プレートを造形する工程を備える、製造方法。
【請求項8】
前記三次元積層造形法は、粉末床溶融結合方式、または、指向性エネルギー堆積方式のいずれかであり、
前記製造方法は、
造形した前記一体型冷却プレートを、885~915℃または965~995℃で10分~2時間保持した後、室温まで急冷する固溶化熱処理工程と、
前記固溶化熱処理工程の後に、前記一体型冷却プレートを、680~700℃で16時間以上保持した後、室温まで空冷する時効処理工程、をさらに備え、
前記時効処理工程を実行後の前記一体型冷却プレートは、引張強度が950MPa以上であり、降伏応力が700MPa以上であり、破断伸びが23%以上であり、絞りが50%以上である、請求項7に記載の製造方法。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本明細書に開示する技術は、冷却性能及び耐食性に優れ、高い強度を有する一体型冷却プレートに関する。
続きを表示(約 1,300 文字)
【背景技術】
【0002】
特許文献1には、冷却プレートが開示されている。この冷却プレートは、金属部と樹脂部とが接合された筐体を有し、当該筐体の内部に冷媒が流通する流路が形成されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
国際公開第2020/241314号
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
特許文献1の冷却プレートでは、筐体が金属部と樹脂部とを有することにより、優れた気密性を達成することができるが、耐食性や強度の面においては未だ十分ではない。本明細書では、耐食性に優れ、高い強度を有する新規な冷却プレートを提供する。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本明細書によって開示される第1の態様は、一体型冷却プレートである。当該一体型冷却プレートは、冷媒の流入口と、前記冷媒の流出口と、前記流入口と前記流出口とを接続する内部流路と、を備える。平面視において、前記冷却プレートのうちの前記内部流路が占める面積の割合が、10%以上60%以下である。前記冷却プレートは、重量%で、C:0.010%以上0.025%以下、Si:0.15%以下、Mn:0.15%以下、P:0.01%以下、S:0.01%以下、Ni:24%以上27%以下、Cr:13.5%以上16%以下、Mo:1%以上1.5%以下、V:0.10%以上0.50%以下、Al:0.35%以下、Ti:1.90%以上2.35%以下、B:0.0006%以上0.0020%以下、を含有し、残部がFe及び不可避的不純物からなる成分組成を有する金属により構成されている。
【0006】
上記した金属はニッケル当量が高く、当該金属により構成された冷却プレートは、耐食性に優れるとともに高い強度を有する。また、この冷却プレートは一体型であるため、使用の際に組み立てることを要さず、容易に取り扱うことができる。
【0007】
本明細書によって開示される第2の態様では、上記第1の態様において、前記一体型冷却プレートは、平面視において略矩形状を有してもよい。前記流入口は、前記矩形状の第1の辺に設けられていてもよい。前記流出口は、前記第1の辺に対向する第2の辺に設けられていてもよい。
【0008】
本明細書によって開示される第3の態様では、上記第1の態様において、前記一体型冷却プレートは、平面視において略矩形状を有してもよい。前記流入口は、前記矩形状の第1の角部に設けられていてもよい。前記流出口は、前記第1の角部に対向する第2の角部に設けられていてもよい。
【0009】
本明細書によって開示される第4の態様では、上記第1の態様において、前記一体型冷却プレートは、平面視において略矩形状を有してもよい。前記流入口及び前記流出口は、前記矩形状の第1の辺に共に設けられていてもよい。
【0010】
本明細書によって開示される第5の態様では、上記第1~第4の態様のいずれかにおいて、前記内部流路は、複数に分岐するとともに湾曲して前記流入口と前記流出口とを接続していてもよい。
(【0011】以降は省略されています)
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