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公開番号2025104603
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-07-10
出願番号2023222507
出願日2023-12-28
発明の名称二重容器
出願人キョーラク株式会社
代理人SK弁理士法人,個人,個人
主分類B65D 1/02 20060101AFI20250703BHJP(運搬;包装;貯蔵;薄板状または線条材料の取扱い)
要約【課題】内袋を容器本体から引き抜きやすい、二重容器を提供する。
【解決手段】本発明によれば、容器本体と、前記容器本体の口部に装着された口部装着部材を備える、二重容器であって、前記容器本体は、内袋と、前記内袋を覆うように配置された外殻を備え、前記容器本体の口部の中心軸が延びる方向を軸方向とすると、前記口部装着部材は、本体部材と、開閉部材を備え、前記本体部材は、前記内袋に前記軸方向に係合しており、かつ前記内袋の内部に連通する吐出口を備え、前記開閉部材は、前記吐出口を開閉可能に構成され、前記開閉部材には、前記内袋の内部と連通する開口を形成しやすくする構造を有する易開口形成部が設けられている、二重容器が提供される。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
容器本体と、前記容器本体の口部に装着された口部装着部材を備える、二重容器であって、
前記容器本体は、内袋と、前記内袋を覆うように配置された外殻を備え、
前記容器本体の口部の中心軸が延びる方向を軸方向とすると、
前記口部装着部材は、本体部材と、開閉部材を備え、
前記本体部材は、前記内袋に前記軸方向に係合しており、かつ前記内袋の内部に連通する吐出口を備え、
前記開閉部材は、前記吐出口を開閉可能に構成され、
前記開閉部材には、前記内袋の内部と連通する開口を形成しやすくする構造を有する易開口形成部が設けられている、二重容器。
続きを表示(約 1,200 文字)【請求項2】
請求項1に記載の二重容器であって、
前記開閉部材は、前記開閉部材の外周面を構成する外筒を備え、
前記本体部材には、前記外筒の下端で覆われずに外部に露出している露出部が設けられている、二重容器。
【請求項3】
請求項1又は請求項2に記載の二重容器であって、
前記易開口形成部は、前記開閉部材に設けられた弱化部と、前記弱化部に隣接して設けられた突起を備え、
前記突起の下側には空洞が設けられており、
前記易開口形成部は、前記突起を倒す際に前記弱化部を引き裂いて前記空洞を外部と連通させることによって前記開口を形成可能に構成されている、二重容器。
【請求項4】
請求項1又は請求項2に記載の二重容器であって、
前記易開口形成部は、前記開閉部材に設けられた弱化部と、前記弱化部に隣接して設けられた突起を備え、
前記突起の下側には空洞が設けられており、
前記易開口形成部は、前記突起を前記空洞内に押し込む際に前記弱化部を引き裂いて前記開口を形成可能に構成されている、二重容器。
【請求項5】
請求項1又は請求項2に記載の二重容器であって、
前記易開口形成部は、前記開閉部材に設けられた押圧部を備え、
前記押圧部の下側には空洞が設けられており、
前記押圧部は、弱化部で構成されているか、又は弱化部に隣接して設けられており、
前記易開口形成部は、開口具の先端を前記押圧部に押し付けて前記開口具を前記空洞内に押し込むことによって前記弱化部を引き裂いて前記開口を形成可能に構成されている、二重容器。
【請求項6】
請求項1又は請求項2に記載の二重容器であって、
前記易開口形成部は、前記開閉部材に設けられた蓋部を備え、
前記蓋部は、前記蓋部の下側に設けられた空洞の周壁と連結部において連結されており、
前記易開口形成部は、前記蓋部に設けられた把持部を把持して引き上げることによって前記連結部を引き裂いて前記空洞を露出させて前記開口を形成可能に構成されている、二重容器。
【請求項7】
容器本体と、前記容器本体の口部に装着された口部装着部材を備える、二重容器であって、
前記容器本体は、内袋と、前記内袋を覆うように配置された外殻を備え、
前記容器本体の口部の中心軸が延びる方向を軸方向とすると、
前記口部装着部材は、本体部材と、開閉部材を備え、
前記本体部材は、前記内袋に前記軸方向に係合しており、かつ前記内袋の内部に連通する吐出口を備え、
前記開閉部材は、前記吐出口を開閉可能に構成され、
前記開閉部材は、前記開閉部材の外周面を構成する外筒を備え、
前記本体部材には、前記外筒の下端で覆われずに外部に露出している露出部が設けられている、二重容器。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、二重容器に関する。
続きを表示(約 3,900 文字)【背景技術】
【0002】
従来、外殻と内袋とを有する容器本体を備える二重容器が知られている。例えば、特許文献1には、外殻プリフォームと内袋プリフォームとを重ねた状態で二軸延伸ブロー成形を行うことによって形成した二重容器が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2019-10741号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
ところで、このような二重容器の外殻と内袋とが別素材で成形されている場合や、使用後の内袋内に内容物が付着している場合等において、当該二重容器をリサイクルする際には、外殻と内袋とを分離することが望まれる。
【0005】
外殻と内袋は、内袋を容器本体から引き抜くことによって分離することが想定されており、内袋を容器本体から引き抜く作業をできるだけ単純化すべく、キャップを内袋に軸方向に係合させた上で、キャップを引っ張ることで内袋を引き抜くという方法が考えられる。
【0006】
しかし、内袋の内容物の漏出防止のために、キャップは、内袋の開口を密封するように装着されており、キャップを装着した状態で内袋を引き抜こうとした場合、内袋内のエアが抜けないために、内袋が収縮せず、内袋の引き抜きが困難になる場合がある。
【0007】
本発明はこのような事情に鑑みてなされたものであり、内袋を容器本体から引き抜きやすい、二重容器を提供するものである。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本発明によれば、以下の発明が提供される。[1]容器本体と、前記容器本体の口部に装着された口部装着部材を備える、二重容器であって、前記容器本体は、内袋と、前記内袋を覆うように配置された外殻を備え、前記容器本体の口部の中心軸が延びる方向を軸方向とすると、前記口部装着部材は、本体部材と、開閉部材を備え、前記本体部材は、前記内袋に前記軸方向に係合しており、かつ前記内袋の内部に連通する吐出口を備え、前記開閉部材は、前記吐出口を開閉可能に構成され、前記開閉部材には、前記内袋の内部と連通する開口を形成しやすくする構造を有する易開口形成部が設けられている、二重容器。
[2][1]に記載の二重容器であって、前記開閉部材は、前記開閉部材の外周面を構成する外筒を備え、前記本体部材には、前記外筒の下端で覆われずに外部に露出している露出部が設けられている、二重容器。
[3][1]又は[2]に記載の二重容器であって、前記易開口形成部は、前記開閉部材に設けられた弱化部と、前記弱化部に隣接して設けられた突起を備え、前記突起の下側には空洞が設けられており、前記易開口形成部は、前記突起を倒す際に前記弱化部を引き裂いて前記空洞を外部と連通させることによって前記開口を形成可能に構成されている、二重容器。
[4][1]又は[2]に記載の二重容器であって、前記易開口形成部は、前記開閉部材に設けられた弱化部と、前記弱化部に隣接して設けられた突起を備え、前記突起の下側には空洞が設けられており、前記易開口形成部は、前記突起を前記空洞内に押し込む際に前記弱化部を引き裂いて前記開口を形成可能に構成されている、二重容器。
[5][1]又は[2]に記載の二重容器であって、前記易開口形成部は、前記開閉部材に設けられた押圧部を備え、前記押圧部の下側には空洞が設けられており、前記押圧部は、弱化部で構成されているか、又は弱化部に隣接して設けられており、前記易開口形成部は、開口具の先端を前記押圧部に押し付けて前記開口具を前記空洞内に押し込むことによって前記弱化部を引き裂いて前記開口を形成可能に構成されている、二重容器。
[6][1]又は[2]に記載の二重容器であって、前記易開口形成部は、前記開閉部材に設けられた蓋部を備え、前記蓋部は、前記蓋部の下側に設けられた空洞の周壁と連結部において連結されており、前記易開口形成部は、前記蓋部に設けられた把持部を把持して引き上げることによって前記連結部を引き裂いて前記空洞を露出させて前記開口を形成可能に構成されている、二重容器。
[7]容器本体と、前記容器本体の口部に装着された口部装着部材を備える、二重容器であって、前記容器本体は、内袋と、前記内袋を覆うように配置された外殻を備え、前記容器本体の口部の中心軸が延びる方向を軸方向とすると、前記口部装着部材は、本体部材と、開閉部材を備え、前記本体部材は、前記内袋に前記軸方向に係合しており、かつ前記内袋の内部に連通する吐出口を備え、前記開閉部材は、前記吐出口を開閉可能に構成され、前記開閉部材は、前記開閉部材の外周面を構成する外筒を備え、前記本体部材には、前記外筒の下端で覆われずに外部に露出している露出部が設けられている、二重容器。
【発明の効果】
【0009】
本発明の二重容器では、口部装着部材に設けられた開閉部材には、内袋の内部と連通する開口を形成しやすくする構造を有する易開口形成部が設けられている。このため、開閉部材に開口を形成することが容易であり、開口形成後は、内袋を引き抜く際に内袋内のエアーが開口を通じて抜けるので、内袋を容器本体から引き抜きやすい。
【図面の簡単な説明】
【0010】
本発明の第1実施形態の二重容器1の斜視図である。図中の一点鎖線は、表面形状を構成する面の曲率が変化する境界線を表す。他の図についても同様である。
図1の二重容器1の分解斜視図である。
図3Aは、開閉部材42を閉じた状態での、図1の二重容器1の縦断面図である。図3Bは、図3A中の領域Bの拡大図である。
図3Aの分解図である。
図4中の容器本体2の分割図である。
図6Aは、図2の口部5近傍の分解斜視図であり、図6Bは、内袋4の正面図である。
図7Aは、図2中の口部装着部材8の本体部材41を別の角度から見た斜視図である。図7Bは、図7A中の領域Bの拡大図である。
図8Aは、図7A中の口部装着部材8の断面斜視図であり、図8Bは、図8A中の領域Bの拡大図である。
図9Aは、突起8fを倒して開口51を形成した状態での開閉部材42を示す断面図である。図9Bは、図9A中の領域Bの拡大図である。
内プリフォーム14及び外プリフォーム13が分離されている状態を示す斜視図である。
図11Aは、内プリフォーム14に外プリフォーム13を被せることによって構成されたプリフォーム15の斜視図であり、図11Bは、プリフォーム15の正面図である。
図12Aは、本発明の第2実施形態の開閉部材42の斜視図であり、図12Bは、図12A中の領域Bの拡大図である。
図13Aは、図12Aの開閉部材42の断面図であり、図13Bは、図13Aの状態から突起8fを空洞53内に押し込んで開口51を形成した後の断面図である。
図14Aは、本発明の第3実施形態の開閉部材42の斜視図であり、図14Bは、図14A中の領域Bの拡大図である。
図15Aは、図14Aの開閉部材42の断面図であり、図15Bは、図15Aの状態から開口具54の先端54aを空洞53内に押し込んで開口51を形成した後の断面図である。
図16Aは、図14Aの開閉部材42の変形例の断面図であり、図16Bは、図16Aの状態から開口具54の先端54aを空洞53内に押し込んで開口51を形成した後の断面図である。
図17Aは、本発明の第4実施形態の開閉部材42の斜視図であり、図17Bは、図17Aの開閉部材42の正面図である。
図18Aは、図17Aの開閉部材42の蓋部8jを部分的に切除した状態の断面図であり、図18Bは、図18A中の蓋部8j及び基台8mの拡大図である。
図19Aは、図17B中のA-A断面図であり、図19Bは、図19A中の基台8mの拡大図である。
図20Aは、図17BのB-B断面の斜視図であり、図20Bは、図20A中の領域Bの拡大図である。
図21Aは、図19A中のA-A断面図であり、図21Bは、図21Aの状態から蓋部8jを引き上げて開口51を形成した後の状態の断面図である。
図22Aは、本発明の第5実施形態の口部装着部材8の斜視図であり、図22Bは、図22Aの口部装着部材8の断面図である。
図23Aは、本発明の第6実施形態の開閉部材42の斜視図であり、図23Bは、図23Aの開閉部材42を別の角度から見た斜視図である。
図24Aは、図23Aの開閉部材42を有する口部装着部材8の斜視図であり、図24Bは、図24Aの口部装着部材8の断面図である。
図25Aは、本発明の第7実施形態の開閉部材42の斜視図であり、図25Bは、図25Aの開閉部材42を別の角度から見た斜視図である。
図26Aは、図25Aの開閉部材42を有する口部装着部材8の斜視図であり、図26Bは、図26Aの口部装着部材8の断面図である。
【発明を実施するための形態】
(【0011】以降は省略されています)

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