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公開番号
2025104454
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-07-10
出願番号
2023222269
出願日
2023-12-28
発明の名称
液体試料の分析システムおよびマイクロチップ
出願人
ZACROS株式会社
代理人
弁理士法人秀和特許事務所
主分類
G01N
35/10 20060101AFI20250703BHJP(測定;試験)
要約
【課題】ピペットチップを通じて導入された液体試料の送液の安定性を確保する。
【解決手段】液体試料の分析システムは、液体試料を吸入および吐出するピペットチップと、ピペットチップが先端に取り付けられ、ピペットチップを通じて吸入された液体試料を収容する空間を有する分注ピペットと、ピペットチップが取り付けられた分注ピペットを保持する接続部と、液体試料の特性を測定するための測定部へ分注ピペットから導入された液体試料を流入させる第1流路が形成されたマイクロチップと、分注ピペットに接続され、ピペットチップを通じて吸入および吐出される液体試料の流量を制御し、第1流路を通じて導入された液体試料の測定部への送液を制御するする制御ユニットと、を備える。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
液体試料を吸入および吐出するピペットチップと、
前記ピペットチップが先端に取り付けられ、前記ピペットチップを通じて吸入された液体試料を収容する空間を有する分注ピペットと、
前記ピペットチップが取り付けられた分注ピペットを保持する接続部と、前記液体試料の特性を測定するための測定部へ前記分注ピペットから導入された前記液体試料を流入させる第1流路が形成されたマイクロチップと、
前記分注ピペットに接続され、前記ピペットチップを通じて吸入および吐出される液体試料の流量を制御し、前記第1流路を通じて前記導入された液体試料の前記測定部への送液を制御する制御ユニットと、
を備える液体試料の分析システム。
続きを表示(約 800 文字)
【請求項2】
前記マイクロチップは、前記第1流路を通じて前記測定部に送液される前記液体試料の通気圧を一定範囲に保持するフィルタを備える、請求項1に記載の液体試料の分析システム。
【請求項3】
前記マイクロチップは、前記測定部と第2流路で接続される通気孔と、
前記送液された液体試料が前記測定部から前記通気孔に至る間の所定の領域に到達したことを検出するセンサと、を備え、
前記制御ユニットは、前記センサから出力された前記送液された液体試料が前記所定の領域に到達したことを示す検出信号に基づいて、前記分注ピペットに収容された前記液体試料の吐出を停止するように制御する、請求項1に記載の液体試料の分析システム。
【請求項4】
液体試料を吸入および吐出するピペットチップが先端に取り付けられ、前記ピペットチップを通じて吸入された液体試料を収容する空間を有する分注ピペットを保持する接続部と、
前記接続部に保持された前記分注ピペットから導入された液体試料の特性を測定するための測定部へ流入させる流路と、
前記流路を通じて前記測定部に送液される前記液体試料の通気圧を一定範囲に保持するフィルタと、
を備えるマイクロチップ。
【請求項5】
液体試料を吸入および吐出するピペットチップが先端に取り付けられ、前記ピペットチップを通じて吸入された液体試料を収容する空間を有する分注ピペットを保持する接続部と、
前記接続部に保持された前記分注ピペットから導入された液体試料の特性を測定するための測定部へ流入させる第1流路と、
前記測定部と第2流路で接続される通気孔と、
前記送液された液体試料が前記測定部から前記通気孔に至る間の所定の領域に到達したことを検出するセンサと、
を備えるマイクロチップ。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、液体試料の分析システムおよびマイクロチップに関する。
続きを表示(約 2,200 文字)
【背景技術】
【0002】
従来から、医療分野や生化学分野等においては、試薬や検体等の少量の液体試料をマイクロ流体チップ等に流入させて反応させる検査、実験が行われている(例えば、特許文献1参照)。反応に用いられる液体試料は、例えば、液体試料を吸入および吐出するピペットチップが先端に取り付けられた分注ピペット(単にピペットともいう)を用いてマイクロ流体チップに導入される。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
国際公開第2009/069656号
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
ところで、検査等に用いられる液体試料が少量の場合には、ピペットチップを通じて液滴の状態で導入された液体試料の送液の安定性が課題となる。本発明は、このような事情を鑑みてなされたものであり、その目的は、ピペットチップを通じて導入された液体試料の送液の安定性を確保する技術を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0005】
上記目的を達成するため、本発明の一形態は、以下の構成を採用した。すなわち、一実施形態に係る液体試料の分析システムは、液体試料を吸入および吐出するピペットチップと、ピペットチップが先端に取り付けられ、ピペットチップを通じて吸入された液体試料を収容する空間を有する分注ピペットと、ピペットチップが取り付けられた分注ピペットを保持する接続部と、液体試料の特性を測定するための測定部へ分注ピペットから導入された液体試料を流入させる第1流路が形成されたマイクロチップと、分注ピペットに接続され、ピペットチップを通じて吸入および吐出される液体試料の流量を制御し、第1流路を通じて導入された液体試料の測定部への送液を制御する制御ユニットと、を備える。
【0006】
ここで、マイクロチップは、第1流路を通じて測定部に送液される液体試料の通気圧を一定範囲に保持するフィルタを備えるようにしてもよい。また、マイクロチップは、測定部と第2流路で接続される通気孔と、送液された液体試料が測定部から通気孔に至る間の所定の領域に到達したことを検出するセンサと、を備え、制御ユニットは、センサから出力された送液された液体試料が所定の領域に到達したことを示す検出信号に基づいて、分注ピペットに収容された液体試料の吐出を停止するように分注ピペットの液体試料を吐出する機構等を制御してもよい。
【0007】
本発明の他の形態は、液体試料を吸入および吐出するピペットチップが先端に取り付けられ、ピペットチップを通じて吸入された液体試料を収容する空間を有する分注ピペットを保持する接続部と、接続部に保持された前記分注ピペットから導入された液体試料の特性を測定するための測定部へ流入させる流路と、流路を通じて測定部に送液される液体試料の通気圧を一定範囲に保持するフィルタと、を備えるマイクロチップである。
【0008】
また、本発明の他の形態は、液体試料を吸入および吐出するピペットチップが先端に取り付けられ、ピペットチップを通じて吸入された液体試料を収容する空間を有する分注ピ
ペットを保持する接続部と、接続部に保持された分注ピペットから導入された液体試料の特性を測定するための測定部へ流入させる第1流路と、測定部と第2流路で接続される通気孔と、記送液された液体試料が測定部から通気孔に至る間の所定の領域に到達したことを検出するセンサと、を備えるマイクロチップである。
【発明の効果】
【0009】
本発明によれば、ピペットチップを通じて導入された液体試料の送液の安定性が確保できる。
【図面の簡単な説明】
【0010】
図1は、実施形態に係る分析システムの概略構成を示す図である。
図2は、実施形態に係るピペットチップの使用形態を説明する図である。
図3は、実施形態に係るマイクロ流体チップを説明する図である。
図4は、実施形態に係るマイクロ流体チップの流路に設けられる気泡抜き構造を説明する図である。
図5は、実施形態に係るマイクロ流体チップの傾斜使用、垂直使用を可能とする形態を説明する図である。
図6は、傾斜使用、垂直使用を可能とする形態における気泡抜き構造を説明する図である。
図7は、試験時における分注ピペットへの制御シーケンスの一例を示すテーブルである。
図8は、吸光度の測定結果を示すグラフの一例である。
図9は、実施例2に係る分析システムの概略構成を示す図である。
図10は、実施例2に係るマイクロ流体チップを説明する上面視図である。
図11は、実施例2における分注ピペットへの制御シーケンスの一例を示すテーブルである。
図12は、実施例4に係るマイクロ流体チップの一例を示す上面視図である。
図13は、実施例4に係るマイクロ流体チップの他の一例を示す上面視図である。
図14は、変形例に係るマイクロ流体チップを説明する図である。
【発明を実施するための形態】
(【0011】以降は省略されています)
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