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公開番号2025103981
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-07-09
出願番号2023221768
出願日2023-12-27
発明の名称樹脂成形体および成形方法
出願人株式会社クボタケミックス
代理人弁理士法人R&C
主分類B29C 64/386 20170101AFI20250702BHJP(プラスチックの加工;可塑状態の物質の加工一般)
要約【課題】個体ごとの断熱性が安定しやすい樹脂成形体を実現する。
【解決手段】ポリ塩化ビニル樹脂組成物を含む樹脂成形体1であって、本体部14と、本体部14によって外部から隔離された空洞部15と、空洞部15に配され少なくとも二箇所において本体部14に接続されている補強部と、を備える。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
ポリ塩化ビニル樹脂組成物を含む樹脂成形体であって、
本体部と、
前記本体部によって外部から隔離された空洞部と、
前記空洞部に配され少なくとも二箇所において前記本体部に接続されている補強部と、を備える樹脂成形体。
続きを表示(約 1,100 文字)【請求項2】
流体が流通する配管を形成可能な配管部材である請求項1に記載の樹脂成形体。
【請求項3】
前記空洞部が、前記流体が流通する流路の少なくとも一部の周囲に設けられ、
前記補強部が、前記流路に沿う方向および前記流路から離間する方向の双方において複数設けられている請求項2に記載の樹脂成形体。
【請求項4】
前記空洞部は、複数の前記補強部によって区画される単位空洞を有し、
前記単位空洞における複数の前記補強部の間隔が0.5mm以上15mm以下である請求項1に記載の樹脂成形体。
【請求項5】
前記ポリ塩化ビニル樹脂組成物が、ポリ塩化ビニル樹脂と、錫化合物を含有する錫系安定剤と、を含む請求項1に記載の樹脂成形体。
【請求項6】
前記ポリ塩化ビニル樹脂組成物が、100重量部のポリ塩化ビニル樹脂に対して1~8重量部の錫系安定剤を含有する請求項5に記載の樹脂成形体。
【請求項7】
前記錫系安定剤が少なくとも液体を含有する請求項5に記載の樹脂成形体。
【請求項8】
本体部と、前記本体部によって外部から隔離された空洞部と、前記空洞部に配され少なくとも二箇所において前記本体部に接続されている補強部とを備え、ポリ塩化ビニル樹脂組成物を含む樹脂成形体を、三次元印刷装置を用いて成形する成形方法であって、
前記樹脂成形体の立体データであって、少なくとも前記本体部の位置および前記空洞部の位置に関する情報を含む立体データを作成するデータ作成工程と、
前記三次元印刷装置を用いて前記立体データに基づく前記ポリ塩化ビニル樹脂組成物の付加成形を行う成形工程と、を含み、
前記成形工程において、前記立体データに基づいて前記本体部および前記補強部が形成されることによって、前記本体部および前記補強部が存在しない箇所として前記空洞部が形成される成形方法。
【請求項9】
前記立体データが、前記補強部の位置に関する情報をさらに含む請求項8に記載の成形方法。
【請求項10】
前記立体データが、前記空洞部の位置および充填率に関する情報をさらに含み、
前記成形工程が、
前記立体データに含まれる前記空洞部の位置および充填率に関する情報に基づいて、前記空洞部に配される前記補強部の位置に関する情報を生成する第一段階と、
前記立体データに含まれる前記本体部の位置に関する情報と、前記第一段階において生成された前記補強部の位置に関する情報と、に基づいて、前記本体部および前記補強部を形成する第二段階と、を含む請求項8に記載の成形方法。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、樹脂成形体および成形方法に関する。
続きを表示(約 1,400 文字)【背景技術】
【0002】
断熱性を高めるための構造を有する樹脂成形体が広く用いられている。たとえば国際公開第2019/065834号(特許文献1)および特開平11-201382号公報(特許文献2)には、発泡樹脂層を有する継手が開示されている。これらの継手では、継手に設けられた発泡樹脂層が断熱層として機能し、継手を流れる流体と継手の外側の空気との間の伝熱を妨げることができる。これによって、継手に結露が生じる等の課題を解決できる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
国際公開第2019/065834号
特開平11-201382号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
特許文献1および特許文献2のように発泡成形技術によって断熱層を設ける方法は、樹脂成形体を成形する際に発泡現象を制御することが難しい場合があった。そのため、発泡成形技術によって得られる樹脂成形体は、気泡の分布や発泡率などが個体ごとにばらつきを生じることで、断熱性も同様に個体ごとでばらつくという難点があった。また、発泡成形技術によって得られる樹脂成形体は、個体ごとに断熱性の高低を任意の値に調節することが困難だった。
【0005】
そこで、個体ごとの断熱性が安定しやすく、かつ断熱性の調節が容易な樹脂成形体の実現が求められる。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明に係る樹脂成形体は、ポリ塩化ビニル樹脂組成物を含む樹脂成形体であって、本体部と、前記本体部によって外部から隔離された空洞部と、前記空洞部に配され少なくとも二箇所において前記本体部に接続されている補強部と、を備えることを特徴とする。
【0007】
本発明に係る成形方法は、本体部と、前記本体部によって外部から隔離された空洞部と、前記空洞部に配され少なくとも二箇所において前記本体部に接続されている補強部とを備え、ポリ塩化ビニル樹脂組成物を含む樹脂成形体を、三次元印刷装置を用いて成形する成形方法であって、前記樹脂成形体の立体データであって、少なくとも前記本体部の位置および前記空洞部の位置に関する情報を含む立体データを作成するデータ作成工程と、前記三次元印刷装置を用いて前記立体データに基づく前記ポリ塩化ビニル樹脂組成物の付加成形を行う成形工程と、を含み、前記成形工程において、前記立体データに基づいて前記本体部および前記補強部が形成されることによって、前記本体部および前記補強部が存在しない箇所として前記空洞部が形成されることを特徴とする。
【0008】
これらの構成によれば、設計自在の空洞部を有する樹脂成形体を供給できるので、樹脂成形体の個体ごとの断熱性が安定しやすく、かつ個体ごとに断熱性の高低を任意の値に調節することができる。
【0009】
以下、本発明の好適な態様について説明する。ただし、以下に記載する好適な態様例によって、本発明の範囲が限定されるわけではない。
【0010】
本発明に係る樹脂成形体は、一態様として、流体が流通する配管を形成可能な配管部材であることが好ましい。
(【0011】以降は省略されています)

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