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公開番号2025103593
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-07-09
出願番号2023221081
出願日2023-12-27
発明の名称クランプ装置及びナット部材
出願人株式会社タカミヤ,株式会社ミヤマ
代理人個人,個人
主分類F16B 2/10 20060101AFI20250702BHJP(機械要素または単位;機械または装置の効果的機能を生じ維持するための一般的手段)
要約【課題】雄ねじ部材の先端部がナット部材から突出することがなくなり、安全性を向上させ、組付けが容易なクランプ装置を提供する。
【解決手段】クランプ装置1は、第1部材である本体部材3と第2部材である蓋部材4を回動させて対象部材であるパイプ部材2を挟み込み、本体部材3と蓋部材4との間に架け渡された締結部材13を締め付けることで、パイプ部材2を固定するように構成され、締結部材13は、本体部材3の先端部3b側に回動可能に軸支された雄ねじ部材14と、蓋部材4の先端部4b側に係脱可能であって、雄ねじ部材14に螺合されるナット部材20と、を備え、ナット部材20は、ナット頭部21と、筒部22とを有し、これらナット頭部21及び筒部22を貫通する貫通孔が形成され、筒部22側の貫通孔の内部に雄ねじ部材14に螺合される雌ねじ部が形成されている。
【選択図】図2

特許請求の範囲【請求項1】
棒状又は管状の対象部材を把持して固定するクランプ装置であって、
前記対象部材を挟み込む第1部材と第2部材を有し、
前記第1部材と前記第2部材は、回動軸を介して回動可能に設けられ、前記第1部材と前記第2部材を回動させて前記対象部材を挟み込み、前記第1部材と前記第2部材との間に架け渡された締結部材を締め付けることで、前記対象部材を固定するように構成されており、
前記締結部材は、前記第1部材の先端部側に回動可能に軸支された雄ねじ部材と、前記第2部材の先端部側に係脱可能であって、前記雄ねじ部材に螺合されるナット部材と、を備え、
前記ナット部材は、工具によって締め付けられるナット頭部と、該ナット頭部から延長された筒部とを有し、これらナット頭部及び前記筒部を貫通する貫通孔が形成されており、
前記筒部側の前記貫通孔の内部に前記雄ねじ部材に螺合される雌ねじ部が形成されていることを特徴とするクランプ装置。
続きを表示(約 460 文字)【請求項2】
前記ナット部材は、締付方向に対して前記雌ねじ部が前記貫通孔の内部の先端部側に形成され、該貫通孔の内部の後端部側に拡張部が前記雌ねじ部と連続して形成され、前記拡張部の長さが前記雌ねじ部の長さよりも長く形成されていることを特徴とする請求項1に記載のクランプ装置。
【請求項3】
前記雄ねじ部材は、先端部にカシメ部が形成され、該カシメ部の径が前記ナット部材の前記拡張部の径よりも小さく形成されていることを特徴とする請求項2に記載のクランプ装置。
【請求項4】
前記ナット部材は、前記筒部の先端部側の外周面がテーパ状に形成されていることを特徴とする請求項1に記載のクランプ装置。
【請求項5】
前記ナット部材には、前記工具によって締め付けられる前記ナット頭部に、前記工具の係合時のガイドとなるガイド部が形成されていることを特徴とする請求項1に記載のクランプ装置。
【請求項6】
請求項1乃至5のいずれか一項に用いられることを特徴とするナット部材。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、例えば仮設足場や支保工等の仮設構造物を構成するパイプ部材等の管状の対象部材又は棒状の対象部材を把持して固定するクランプ装置、このクランプ装置に用いられるナット部材に関する。
続きを表示(約 1,500 文字)【背景技術】
【0002】
従来、クランプ装置においては、本体部材と蓋部材の2つの部材を、それらの間に軸支された回動部を介して開閉させて、パイプ等の対象部材を把持するように構成されたものがある。このようなクランプ装置において、特許文献1に記載された技術では、ボルトが本体部材に接続されており、ボルトにナットを締め付けることによって本体部材と蓋部材とで対象部材を把持して固定することができるように構成されている。
【0003】
上記特許文献1に記載されたクランプ装置は、ボルトにナットを締め付けたとき、ボルトの先端部が蓋部材から突出するため、その突出した先端部によって安全性が損なわれるという問題がある。
【0004】
これを解決するために、特許文献2及び特許文献3に記載されたクランプ装置は、特許文献1に記載されたクランプ装置とは逆に、本体部材にナット部材を設け、蓋部材側にボルトを配置し、ボルトの先端部が蓋部材から突出しないように構成している。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特開2006-177048号公報
実用新案登録第3185701号公報
特開2010-138930号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
ところで、上述した特許文献2に記載されたクランプ装置は、蓋部材側にボルトを配置していることから、ボルトの先端部をカシメることができないため、ボルトが脱落する可能性があり、安全性が低いという問題がある。
【0007】
また、特許文献3に記載されたクランプ装置は、ナット部材と、このナット部材を本体部材に固定するための部材の2つから構成されているため、組立工数が多くかかるとともに、量産性が低いという問題がある。
【0008】
そこで、本発明の目的は、雄ねじ部材の先端部がナット部材から突出することがなくなり、安全性を向上させ、組付けが容易なクランプ装置及びナット部材を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0009】
かかる課題を達成するために、請求項1に記載の発明は、棒状又は管状の対象部材を把持して固定するクランプ装置であって、前記対象部材を挟み込む第1部材と第2部材を有し、前記第1部材と前記第2部材は、回動軸を介して回動可能に設けられ、前記第1部材と前記第2部材を回動させて前記対象部材を挟み込み、前記第1部材と前記第2部材との間に架け渡された締結部材を締め付けることで、前記対象部材を固定するように構成されており、前記締結部材は、前記第1部材の先端部側に回動可能に軸支された雄ねじ部材と、前記第2部材の先端部側に係脱可能であって、前記雄ねじ部材に螺合されるナット部材と、を備え、前記ナット部材は、工具によって締め付けられるナット頭部と、該ナット頭部から延長された筒部とを有し、これらナット頭部及び前記筒部を貫通する貫通孔が形成されており、前記筒部側の前記貫通孔の内部に前記雄ねじ部材に螺合される雌ねじ部が形成されていることを特徴とする。
【0010】
また、請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の構成に加え、前記ナット部材は、締付方向に対して前記雌ねじ部が前記貫通孔の内部の先端部側に形成され、該貫通孔の内部の後端部側に拡張部が前記雌ねじ部と連続して形成され、前記拡張部の長さが前記雌ねじ部の長さよりも長く形成されていることを特徴とする。
(【0011】以降は省略されています)

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