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公開番号
2025103374
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-07-09
出願番号
2023220728
出願日
2023-12-27
発明の名称
感光性着色組成物、カラーフィルタ、液晶表示装置、有機EL表示装置および固体撮像素子
出願人
artience株式会社
代理人
主分類
G03F
7/004 20060101AFI20250702BHJP(写真;映画;光波以外の波を使用する類似技術;電子写真;ホログラフイ)
要約
【課題】本発明は、着色剤を高濃度で含有する場合でも、耐溶剤性と良好なパターン形状(直線性、断面形状)を両立できる感光性着色組成物の提供を目的とする。
【解決手段】着色剤(A)、分散剤(B)、バインダ樹脂(C)、重合性化合物(D)、および光重合性開始剤(E)を含有する感光性着色組成物であって、重合性化合物(D)は、2または3個の重合性不飽和基を有するイソシアヌレート環含有重合性化合物(D1)、ならびに3個のアルキレンオキシ鎖含有重合性不飽和基を有する重合性化合物(D2)(ただし、環構造を含まない)を含み、前記重合性化合物(D1)と重合性化合物(D2)との質量比は、10:90~50:50である、感光性着色組成物。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
着色剤(A)、分散剤(B)、バインダ樹脂(C)、重合性化合物(D)、および光重合性開始剤(E)を含有する感光性着色組成物であって、
重合性化合物(D)は、2または3個の重合性不飽和基を有するイソシアヌレート環含有重合性化合物(D1)、ならびに3個のアルキレンオキシ鎖含有重合性不飽和基を有する重合性化合物(D2)(ただし、環構造を含まない)を含み、
前記重合性化合物(D1)と重合性化合物(D2)との質量比は、10:90~50:50である、感光性着色組成物。
続きを表示(約 320 文字)
【請求項2】
重合性化合物(D)の含有量は、感光性着色組成物の不揮発分中、15~35質量%である、請求項1に記載の感光性着色組成物。
【請求項3】
光重合性開始剤(E)は、オキシムエステル系光重合性開始剤を含有する、請求項1記載の感光性着色組成物。
【請求項4】
請求項1~3いずれか1項も記載の感光性着色組成物から形成されてなるカラーフィルタ。
【請求項5】
請求項4記載のカラーフィルタを備える液晶表示装置。
【請求項6】
請求項4記載のカラーフィルタを備える有機EL表示装置。
【請求項7】
請求項4記載のカラーフィルタを備える固体撮像素子。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、画像表示装置等を構成するカラーフィルタ等に使用できる感光性着色組成物に関する。
続きを表示(約 2,200 文字)
【背景技術】
【0002】
ヘッドマウントディスプレイ、電子ビューファインダなどの高精細かつ0.5インチ程度の小型ディスプレイ(以下、マイクロディスプレイと称する)には、有機EL(有機エレクトロルミネッセンス)表示装置が使用されている。有機EL(有機エレクトロルミネッセンス)表示装置は、有機発光層の耐熱性が低いため、有機EL素子上にフォトリソグラフィー法でカラーフィルタを形成する際、現像後の被膜を150℃以下の低温でポストベークする必要がある。
しかし、ポストベーク温度を下げると、硬化が不十分となり、次工程の画素形成時に、塗工した着色組成物に含まれる溶剤により画素剥がれが生じる問題および画素表面に凹凸が生じる問題(以下、表面荒れという)が発生した。
一方、露光量を上げると画素に含まれる重合性化合物の反応は進行するが、任意のサイズの画素形成することは非常に困難であった。また、着色剤を高濃度化すると光硬化性が阻害され良好な形状のパターンが形成し難い問題があった。
【0003】
これに対して、特許文献1には、着色剤、光重合性化合物のジペンタエリスリトールヘキサアクリレート、光重合性開始剤の2-ベンジル-2-ジメチルアミノ-1-(4-モルフォリノフェニル)ブタノン-1等を含む、感光性着色組成物が開示されている。特許文献2には、着色剤、光重合性化合物がトリメチロールプロパントリアクリレート、ペンタエリスリトールトリアクリレートおよびジペンタエリスリトールヘキサアクリレートの群から選ばれる少なくとも1種、光重合性開始剤がアセトフェノン系化合物、ビイミダゾール系化合物およびトリアジン系化合物の群から選ばれる少なくとも1種、または、光重合性開始剤がビイミダゾール系化合物に加え、アセトフェノン系化合物およびトリアジン系化合物の群から選ばれる少なくとも1種等を含む感光性着色組成物が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2009-098594号公報
特開2001-154013号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかし、従来の感光性着色組成物は、硬化性が向上し耐溶剤性は向上したが、良好な形状のパターンが形成し得難い問題があった。
【0006】
本発明は、着色剤を高濃度で含有する場合でも、耐溶剤性と良好なパターン形状(直線性、断面形状)を両立できる感光性着色組成物の提供を目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
<1>本発明の感光性着色組成物は、着色剤(A)、分散剤(B)、バインダ樹脂(C)、重合性化合物(D)、および光重合性開始剤(E)を含有し、
重合性化合物(D)は、2または3個の重合性不飽和基を有するイソシアヌレート環含有重合性化合物(D1)、ならびに3個のアルキレンオキシ鎖含有重合性不飽和基を有する重合性化合物(D2)(ただし、環構造を含まない)を含み、前記重合性化合物(D1)と重合性化合物(D2)との質量比は、10:90~50:50である。
<2>重合性化合物(D)の含有量は、感光性着色組成物の不揮発分中、15~30質量%である、<1>の感光性着色組成物に関する。
<3>光重合性開始剤(E)は、オキシムエステル系光重合性開始剤を含有する、<1>または<2>の感光性着色組成物に関する。
<4><1>~<3>の感光性着色組成物から形成されてなるカラーフィルタに関する。
<5><4>のカラーフィルタを備える液晶表示装置に関する。
<6><4>のカラーフィルタを備える有機EL表示装置に関する。
<7><4>のカラーフィルタを備える固体撮像素子に関する。
【発明の効果】
【0008】
上記の本発明により、着色剤を高濃度で含有する場合でも、耐溶剤性と良好なパターン形状(直線性、断面形状)を両立できる感光性着色組成物を提供できる。また、本発明は、カラーフィルタ、液晶表示装置、有機EL表示装置および固体撮像素子を提供できる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
図1は、液晶表示装置の模式的断面図である。
【発明を実施するための形態】
【0010】
まず、本明細書の用語を定義する。「(メタ)アクリロイル」は、「アクリロイルおよびメタクリロイル」である。「(メタ)アクリル」は、「アクリルおよびメタクリル」である。、「(メタ)アクリル酸」は、「アクリル酸およびメタクリル酸」である。「(メタ)アクリレート」は、「アクリレートおよびメタクリレート」である。単量体は、重合性不飽和基含有単量体である。重合性不飽和基は、ビニル基、(メタ)アクリロイル基、(メタ)アリル基である。「C.I.」は、カラーインデックス(C.I.)を意味する。
(【0011】以降は省略されています)
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