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公開番号2025103282
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-07-09
出願番号2023220576
出願日2023-12-27
発明の名称光射出装置
出願人シーシーエス株式会社
代理人個人,個人,個人,個人,個人,個人
主分類H05B 45/14 20200101AFI20250702BHJP(他に分類されない電気技術)
要約【課題】光射出装置100において、射出される光の強さを精度よくコントロールできる電流制御方式でありながら、ストロボ発光等にも用いることができる高速応答性を実現する。
【解決手段】LED回路1に流れる電流を測定する電流測定回路2と、この電流測定回路2による測定電流の値を示す測定信号と予め設定された目標電流の値を示す目標信号とを受け付け、それら測定電流値と目標電流値との比較結果を示す比較信号を出力する比較回路3と、前記比較信号を受け付けて、前記測定電流値と目標電流値との偏差が0に近づくようにLED回路1に流れる電流を制御する電流制御素子4と、前記目標電流値として0が設定された場合に、前記比較回路3に対し、前記測定信号に代えて負の値を有するプレドライブ信号を出力するプレドライブ回路5とを備えるようにした。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
1または複数のLEDが接続されたLED回路と、
前記LED回路に流れる電流を測定する電流測定回路と、
この電流測定回路による測定電流の値を示す測定信号と予め設定された目標電流の値を示す目標信号とを受け付け、それら測定電流値と目標電流値との比較結果を示す比較信号を出力する比較回路と、
前記比較信号を受け付けて、前記測定電流値と目標電流値との偏差が0に近づくようにLED回路に流れる電流を制御する電流制御素子とを備え、
前記目標電流値として0が設定された場合に、前記比較回路に対し、前記測定信号に代えて負の値を有するプレドライブ信号を出力するプレドライブ回路をさらに備え、
前記プレドライブ信号により前記比較回路および電流制御素子が駆動され、前記LED回路を流れる電流の値が、前記LEDの点灯を視認できない範囲に設定されることを特徴とする光射出装置。
続きを表示(約 360 文字)【請求項2】
前記電流制御素子がMOSFETであり、そのゲート端子に前記比較信号が入力されるように構成されており、
負の値を有する前記プレドライブ信号と目標電流値が0である前記目標信号とが入力された場合に、前記比較回路から出力される比較信号によってMOSFETのゲート・ソース間に印加される電圧が、当該MOSFETの動作スレッショルド電圧以下となるように構成されている請求項1に記載の光射出装置。
【請求項3】
前記目標電流値としてLEDが視認可能な点灯状態となるプラスの値が設定された場合に、前記プレドライブ回路と前記比較回路とを遮断する遮断素子をさらに備えている請求項1に記載の光射出装置。
【請求項4】
前記遮断素子がダイオードである請求項3に記載の光射出装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、LEDや半導体レーザを光源とした、表面検査装置や露光装置に用いられる光射出装置に関するものである。
続きを表示(約 1,800 文字)【背景技術】
【0002】
この種の光射出装置として、例えば特許文献1に示すように、LEDを光源とし、このLEDに流れる電流を制御することにより、射出される光の強さ(単位時間あたりに射出される光量)を調整するものが知られている。
【0003】
例えば、表面検査装置の分野では、検査のリードタイムを短縮するために、ワーク撮像時のカメラのシャッタスピードをあげたり、ワークの搬送を止めることなく撮像したりする目的で、より強い光を射出できる光射出装置が要望されている。
【0004】
そのために近時では、LEDを短時間パルス発光(ストロボ発光)させることにより、瞬間的ではあるものの、連続発光では難しい非常に強い光を射出できる光射出装置が開発されている。このようなストロボ発光においては、応答性の良さが求められる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特開2018-18708号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
しかしながら、例えばストロボ発光時の光の強さを精度よくコントロールすべく、LEDに流れる電流が所望の目標電流となるようにフィードバック制御する電流制御方式を採用した場合、このフィードバック制御を行っていることに起因して、電圧制御方式のようなオープンループ制御の場合と比べ、応答性が悪くなる。
【0007】
例えば、電流制御回路は、電流測定→測定電流と目標電流との誤差アンプによる比較→MOSFETによる電流調整というフィードバックループで動作するが、消灯指令時、すなわち目標電流の値が0の状態では、フィードバックが機能せず、MOSFETのゲート・ソース間電圧V
GS
は下がり続けて0となる。この状態から発光させるべく目標電流値に所定の値が設定されると、フィードバック制御が始まってゲート・ソース間電圧V
GS
が上昇しだすが、この電圧V
GS
が動作スレッショルド電圧(ゲートしきい値電圧)となるまでは電流が流れず、その時間が無駄時間となる。そして、その間もフィードバック制御が行われるので、無駄時間が長くならざるを得ず、LEDの点灯応答性に大きな悪影響を及ぼす。
【0008】
本発明はこのような問題に鑑みてなされたものであり、射出される光の強さを精度よくコントロールできる電流制御方式でありながら、ストロボ発光等にも用いることができる高速応答性を実現すべく図ったものである。
【課題を解決するための手段】
【0009】
すなわち本発明に係る光射出装置は、
1または複数のLEDが接続されたLED回路と、
前記LED回路に流れる電流を測定する電流測定回路と、
この電流測定回路による測定電流の値を示す測定信号と予め設定された目標電流の値を示す目標信号とを受け付け、それら測定電流値と目標電流値との比較結果を示す比較信号を出力する比較回路と、
前記比較信号を受け付けて、前記測定電流値と目標電流値との偏差が0に近づくようにLED回路に流れる電流を制御する電流制御素子とを備え、
前記目標電流値として0が設定された場合に、前記比較回路に対し、前記測定信号に代えて負の値を示すプレドライブ信号を出力するプレドライブ回路をさらに備え、
前記プレドライブ信号によって前記比較回路および電流制御素子が駆動され、前記LED回路に流れる電流の値が、前記LEDの点灯を視認できない範囲に設定されていることを特徴とする。
【発明の効果】
【0010】
このように構成した本発明によれば、LEDに対する発光指令の直前までプレドライブ信号によって、電流制御素子がLEDの点灯を視認できない程度に駆動されているので、電流制御素子を全く駆動していない状態から起ち上げるのと比べ、短時間で立ち上げることができ、LEDの点灯応答性を向上させることができる。特に、電流フィードバック制御をしているため、この時間短縮は、応答性の改善に大きく寄与する。
【図面の簡単な説明】
(【0011】以降は省略されています)

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