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公開番号
2025102415
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-07-08
出願番号
2023219851
出願日
2023-12-26
発明の名称
制御装置、制御装置のためのコンピュータプログラム、及び、制御装置によって実行される方法
出願人
ブラザー工業株式会社
代理人
弁理士法人 快友国際特許事務所
主分類
G06Q
20/14 20120101AFI20250701BHJP(計算;計数)
要約
【課題】ユーザの利便性を向上させる技術を開示する。
【解決手段】制御装置は、プリンタに関する所定のサービスがユーザによって利用されているが所定のサービスの利用料がユーザに請求されない所定期間におけるプリンタの印刷履歴情報を利用して、複数個の印刷プランに対応する複数個の印刷コストを算出し、複数個の印刷コストに関連する関連情報を含む選択画面を表示部に表示させる。制御装置は、選択画面において複数個の印刷プランのうちの第1の印刷プランが選択される場合に、算出済みの複数個の印刷コストのうち、第1の印刷プランに対応する第1の印刷コストをユーザに請求するための第1の請求処理を実行する。
【選択図】図5
特許請求の範囲
【請求項1】
制御装置であって、
プリンタに関する所定のサービスがユーザによって利用されているが前記所定のサービスの利用料が前記ユーザに請求されない所定期間における前記プリンタの印刷履歴情報を利用して、複数個の印刷プランに対応する複数個の印刷コストを算出する算出部と、
算出済みの前記複数個の印刷コストに関連する関連情報を含む選択画面であって、前記複数個の印刷プランのうちの1個の印刷プランを選択するための前記選択画面を表示部に表示させる表示制御部と、
前記選択画面において前記複数個の印刷プランのうちの第1の印刷プランが選択される場合に、算出済みの前記複数個の印刷コストのうち、前記第1の印刷プランに対応する第1の印刷コストを前記ユーザに請求するための第1の請求処理を実行する第1の請求処理実行部と、
を備える、制御装置。
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【請求項2】
前記第1の印刷プランでは、単位期間に必要な第1の基本料金と、単位期間内の印刷量に関係する第1の上限値と、前記第1の上限値を超過する場合に必要な第1の超過料金と、が予め決められている、請求項1に記載の制御装置。
【請求項3】
前記複数個の印刷プランは、さらに、第2の印刷プランを含み、
前記第2の印刷プランでは、単位期間に必要な第2の基本料金と、単位期間内の印刷量に関係する第2の上限値と、前記第2の上限値を超過する場合に必要な第2の超過料金と、が予め決められており、
前記第2の基本料金は、前記第1の基本料金とは異なり、
前記第2の上限値は、前記第1の上限値とは異なり、
前記第2の超過料金は、前記第1の超過料金とは異なり、
前記制御装置は、さらに、
前記選択画面において前記第2の印刷プランが選択される場合に、算出済みの前記複数個の印刷コストのうち、前記第2の印刷プランに対応する第2の印刷コストを前記ユーザに請求するための第2の請求処理を実行する第2の請求処理実行部を備える、請求項2に記載の制御装置。
【請求項4】
前記複数個の印刷プランは、さらに、第3の印刷プランを含み、
前記第3の印刷プランでは、単位期間に必要な基本料金と、単位期間内の印刷量に関係する上限値と、前記上限値を超過する場合に必要な超過料金と、が決められておらず、単位印刷量当たりの料金が予め決められており、
前記制御装置は、さらに、
前記選択画面において前記第3の印刷プランが選択される場合に、算出済みの前記複数個の印刷コストのうちの最も安い印刷コストを前記ユーザに請求するための第3の請求処理を実行する第3の請求処理実行部を備える、請求項2に記載の制御装置。
【請求項5】
前記複数個の印刷プランは、さらに、第3の印刷プランを含み、
前記第3の印刷プランでは、単位期間に必要な基本料金と、単位期間内の印刷量に関係する上限値と、前記上限値を超過する場合に必要な超過料金と、が決められておらず、単位印刷量当たりの料金が予め決められており、
前記選択画面において前記第3の印刷プランが選択される場合に、前記所定期間の印刷コストが前記ユーザに請求されない、請求項2に記載の制御装置。
【請求項6】
前記複数個の印刷プランは、さらに、第3の印刷プランを含み、
前記第3の印刷プランでは、単位期間に必要な基本料金と、単位期間内の印刷量に関係する上限値と、前記上限値を超過する場合に必要な超過料金と、が決められておらず、単位印刷量当たりの料金が予め決められており、
前記制御装置は、さらに、
前記選択画面において前記第3の印刷プランが選択される場合に、算出済みの前記複数個の印刷コストのうち、前記第3の印刷プランに対応する第3の印刷コストを前記ユーザに請求するための第4の請求処理を実行する第4の請求処理実行部を備える、請求項2に記載の制御装置。
【請求項7】
前記複数個の印刷履歴情報のそれぞれは、前記プリンタによって単位期間内に印刷された印刷媒体の枚数である印刷枚数である、請求項1に記載の制御装置。
【請求項8】
前記関連情報は、前記複数個の印刷コストを含む、請求項1に記載の制御装置。
【請求項9】
前記関連情報は、前記複数個の印刷プランのうち、最も安い印刷コストに対応する印刷プランの利用を前記ユーザに勧めるメッセージを含む、請求項1に記載の制御装置。
【請求項10】
前記制御装置は、前記プリンタとは別体に構成されているサーバである、請求項1に記載の制御装置。
(【請求項11】以降は省略されています)
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本明細書は、プリンタに関する処理を実行可能な制御装置に関する技術を開示する。
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【背景技術】
【0002】
特許文献1には、画像処理装置によって実行された画像処理のログ情報を利用して、複数の料金プランに対応する複数の料金を算出し、最も安い料金プランをユーザに提示する技術が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2011-035779号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
本明細書では、ユーザの利便性を向上させる技術を開示する。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本明細書によって開示される制御装置は、プリンタに関する所定のサービスがユーザによって利用されているが前記所定のサービスの利用料が前記ユーザに請求されない所定期間における前記プリンタの印刷履歴情報を利用して、複数個の印刷プランに対応する複数個の印刷コストを算出する算出部と、算出済みの前記複数個の印刷コストに関連する関連情報を含む選択画面であって、前記複数個の印刷プランのうちの1個の印刷プランを選択するための前記選択画面を表示部に表示させる表示制御部と、前記選択画面において前記複数個の印刷プランのうちの第1の印刷プランが選択される場合に、算出済みの前記複数個の印刷コストのうち、前記第1の印刷プランに対応する第1の印刷コストを前記ユーザに請求するための第1の請求処理を実行する第1の請求処理実行部と、を備えてもよい。
【0006】
上記の構成によると、ユーザは、上記の所定期間、即ち、いわゆるお試し期間において、利用料が請求されない状態でプリンタに関する所定のサービスを利用することができる。このために、ユーザの利便性を向上させることができる。
【0007】
上記の制御装置を実現するためのコンピュータプログラム、及び、当該コンピュータプログラムを格納するコンピュータ読取可能記録媒体も新規で有用である。また、上記の制御装置によって実行される方法も新規で有用である。また、上記の制御装置と他のデバイス(例えばプリンタ、端末装置等)とを含む通信システムも新規で有用である。
【図面の簡単な説明】
【0008】
通信システムの構成を示す。
各テーブルの一例を示す。
各デバイスによって実行される各処理のシーケンス図を示す。
印刷コストの算出方法を説明するための図を示す。
結果画面を示す。
【発明を実施するための形態】
【0009】
(第1実施例)
(通信システム2の構成:図1)
図1に示されるように、通信システム2は、プリンタ10と端末装置50とサービス提供サーバ100とを備える。プリンタ10及び端末装置50は、Local Area Network(LAN)4に接続されており、LAN4を介して相互に通信可能である。端末装置50は、携帯電話(例えばスマートフォン)、PDA、ノートPC、タブレットPC等の可搬型の端末装置であってもよいし、デスクトップPC等の据置型の端末装置であってもよい。LAN4は、インターネット6に接続されている。サービス提供サーバ100は、インターネット6に接続されている。以下では、サービス提供サーバ100のことを「Service Providing(SP)サーバ」と記載する。
【0010】
(プリンタ10の構成)
プリンタ10は、印刷機能を実行可能な周辺装置(即ち端末装置50等の周辺装置)である。プリンタ10は、印刷機能に加えて、スキャン機能、FAX機能等を実行可能な多機能機であってもよい。プリンタ10は、シリアル番号「SN1」を有する。シリアル番号は、プリンタの製造時に割り当てられる識別番号である。
(【0011】以降は省略されています)
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