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公開番号2025102016
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-07-08
出願番号2023219172
出願日2023-12-26
発明の名称点灯装置及び照明装置
出願人東芝ライテック株式会社
代理人個人,個人
主分類H05B 47/16 20200101AFI20250701BHJP(他に分類されない電気技術)
要約【課題】使用者に与える違和感をより抑制したフェード動作を行うことができる点灯装置及び照明装置を提供する。
【解決手段】供給された電力を光源に対応した電力に変換して光源に供給する変換回路と、入力された外部信号に基づいて変換回路の動作を制御し、光源に供給する電力を変化させることにより、光源から照射される光の明るさを変化させる制御回路と、を備え、制御回路は、変換回路から光源に供給する電力の変化の傾きを設定する傾き設定部を有し、傾き設定部は、目標値と現在値との偏差を演算し、偏差が所定値未満の第1範囲においては目標値到達時間が所定の範囲内となるように傾きを設定し、偏差が所定値以上の第2範囲においては傾きが所定の範囲内となるように傾きを設定することを特徴とする点灯装置が提供される。
【選択図】図1

特許請求の範囲【請求項1】
供給された電力を光源に対応した電力に変換し、変換後の電力を前記光源に供給することにより、前記光源から光を照射させる変換回路と、
外部信号の入力を受け、入力された前記外部信号に基づいて前記変換回路の動作を制御し、前記光源に供給する電力を変化させることにより、前記光源から照射される光の明るさを変化させる制御回路と、
を備え、
前記外部信号は、前記光源から照射される光の明るさを表す明るさ情報を含み、前記明るさ情報の表す光の明るさを不連続に変化させ、
前記制御回路は、
入力された前記外部信号に含まれる前記明るさ情報の表す明るさを、前記変換回路から前記光源に供給する電力の目標値に変換する調光設定部と、
前記調光設定部によって変換された目標値と、前記変換回路から前記光源に供給する電力の現在値と、を基に、入力された前記外部信号に含まれる前記明るさ情報の表す明るさが変化した際に、目標とする明るさに向けて前記光源から照射される光の明るさを徐々に変化させるように、前記変換回路から前記光源に供給する電力の変化の傾きを設定する傾き設定部と、
前記傾き設定部の設定した傾きを基に、前記変換回路から前記光源に供給する電力の出力値を設定し、前記出力値に応じた電力を出力させるように前記変換回路の動作を制御する出力設定部と、
を有し、
前記傾き設定部は、前記目標値と前記現在値との偏差を演算し、前記偏差が所定値未満の第1範囲においては、前記偏差の増加に応じて前記傾きを増加させ、前記変換回路から前記光源に供給する電力が前記目標値に到達するまでの目標値到達時間が所定の範囲内となるように、前記偏差に応じて傾きを設定し、前記偏差が前記所定値以上の第2範囲においては、前記偏差の増加にともなう前記傾きの増加を前記第1範囲よりも小さくし、前記傾きが所定の範囲内となるように、前記偏差に応じて傾きを設定することを特徴とする点灯装置。
続きを表示(約 420 文字)【請求項2】
前記傾き設定部は、前記第1範囲においては、前記偏差の増加に応じて前記傾きを増加させ、前記目標値到達時間が一定となるように、前記偏差に応じて前記傾きを設定することを特徴とする請求項1記載の点灯装置。
【請求項3】
前記傾き設定部は、前記第2範囲においては、前記偏差の増加に従わずに前記傾きを一定とするように、前記偏差に応じて傾きを設定することを特徴とする請求項1記載の点灯装置。
【請求項4】
前記傾き設定部は、前記偏差が前記所定値よりも低い下限値未満の前記偏差の範囲の前記傾きを0に設定することを特徴とする請求項1記載の点灯装置。
【請求項5】
前記傾き設定部は、前記偏差が0の時の前記傾きを所定の大きさに設定することを特徴とする請求項1記載の点灯装置。
【請求項6】
光源と、
請求項1~5のいずれか1つに記載の点灯装置と、
を備えた照明装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明の実施形態は、点灯装置及び照明装置に関する。
続きを表示(約 1,400 文字)【背景技術】
【0002】
光源と、光源を点灯させるための点灯装置と、を備えた照明装置がある。点灯装置は、電源から供給された電力を光源に対応した電力に変換し、変換後の電力を光源に供給することにより、光源を点灯させる。
【0003】
また、点灯装置は、外部の機器から外部信号の入力を受け、入力された外部信号に基づいて光源に供給する電力を変化させることにより、光源から照射される光の明るさを変化させる。
【0004】
外部信号は、例えば、シリアル信号やPWM(Pulse Width Modulation)信号などである。外部信号は、光源から照射される光の明るさを表す明るさ情報を含み、一定の間隔を空けて定期的に明るさ情報を点灯装置に入力する。この場合、点灯装置に入力される明るさ情報の表す光の明るさの変化は、連続的な変化ではなく、明るさ情報の入力間隔に応じた不連続(離散的)な変化となる。
【0005】
このように、点灯装置に入力される明るさ情報の表す光の明るさが不連続に変化する場合に、明るさ情報の入力に応じて即座に光源から照射される光の明るさを変化させると、光源から照射される光の明るさが段階的に変化し、使用者に違和感を与えてしまう可能性がある。このため、点灯装置では、明るさ情報の表す光の明るさが変化した際に、目標とする明るさに向けて光源から照射される光の明るさを徐々に変化させる、いわゆるフェード動作を行っている。
【0006】
点灯装置は、例えば、明るさ情報の入力に応じて、光源から照射される光の明るさを一定の傾きで変化させる。しかしながら、光源から照射される光の明るさの変化の傾きを一定とする方法では、明るさ情報が入力される毎に目標とする明るさが変化する場合に、光源から照射される光の明るさの変化が段階的になり、使用者にチラツキやカタツキとなって見えてしまう可能性がある。
【0007】
また、例えば、明るさ情報の入力に応じて、光源から照射される光の明るさを一定の時間で変化させる方法もある。例えば、明るさ情報の入力間隔に応じて、光源から照射される光の明るさの変化の時間を設定する。この方法では、明るさ情報が入力される毎に目標とする明るさが変化する場合にも、光源から照射される光の明るさが連続的に変化するように見せることができる。一方で、光源から照射される光の明るさの変化の時間を一定とする方法では、目標とする明るさが大きく変化した場合に、光源から照射される光の明るさが急激に変化し、使用者に違和感を与えてしまうことが懸念される。
【0008】
このため、点灯装置及び照明装置では、点灯装置に入力される明るさ情報の表す光の明るさが不連続に変化する場合においても、使用者に与える違和感をより抑制したフェード動作が望まれる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0009】
特開2017-84726号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0010】
使用者に与える違和感をより抑制したフェード動作を行うことができる点灯装置及び照明装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
(【0011】以降は省略されています)

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